翌朝。シャワーカードを手にシャワールームへ行くと、先客が使用中。 |
姫路駅に到着しました。 |
岡山駅に到着。 |
この駅で切り離しを行う「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」。 |
朝6時半の岡山駅。早朝なのに、けっこう人がいますね。 |
吉備線 普通 岡山(06:44)→総社(07:40) |
岡山から新見へは山陽本線で倉敷へ行きそこから伯備線を使うのが通常なのですが、伯備線の総社駅へは岡山駅から吉備線というローカル線が走っています。せっかくなので今回はそちらも乗り潰すことにしました。 吉備線はもともと高梁川から岡山への貨物輸送を目的に敷かれた路線。その後水運自体が廃れ伯備線も高速化されたことから、今は岡山とその郊外との地域輸送に特化しています。 |
吉備線が走る「吉備路」は古墳や遺跡が数多く残る地域。その最たるものがこちらの備中高松でしょう。 |
羽柴秀吉が毛利勢の一角である清水宗治が城主を務める備中高松城を水攻めにしたという故事の舞台がまさにこちら。 |
列車はこの駅で12分停車します。なので、ちょいと途中下車してみましょう。 |
駅前の小さなロータリーにはこんな案内板が。高松城跡は「自転車で4分」のところにあるらしいです。もうちょっと停車時間があったら見に行けたのになぁ~ |
再び列車に揺られて終点の総社駅に到着。 |
伯備線 普通 総社(07:56)→新見(08:55) |
やってきたのは、北関東でも数年前に絶滅した115系電車。車内はJR西日本名物の転換式クロスシートが並んでます。これ、メッチャ快適なのになんで東日本では普及しないんだろ? |
前回ここを通過したときは俊足の「やくも」でさっさと通過しちゃったのですが、今回は鈍行列車なのでのんびりと高梁川沿いの渓谷を走ります。 車内は通学利用の高校生でなかなかの混雑ぶりなのですが、途中の備中高梁駅で皆さん下車。そこからはガラガラになりました。 |
終点の新見市街地が見えてきました。 |
新見駅に到着。前回はすぐに乗り換えちゃいましたが、今回は乗り換え時間が1時間弱あります。せっかくなので、駅の外に出てみました。 |
駅のすぐ脇を流れている高梁川。けっこう上流なんですけど、水量は豊富です。 |
駅に戻ると、ちょうど国鉄色復刻カラーの381系やくもが入線するところでした。この381系も来月には全廃されるみたいです。 |
姫新線 普通 新見(09:46)→津山(11:34) |
やってきたのはJR西日本の閑散路線向け気動車キハ120形の単行。ま、確かにコレで十分って感じの乗客数です。 姫新線はこの新見駅から中国勝山、津山、佐用を経由して姫路に至る中国山地を縦貫する路線。新見から佐用までは姫新線に並行して中国自動車道が走っていて、当然ながらハイウェイ利用のほうが姫新線よりよっぽど所要時間が短いですから、すっかり時代遅れのローカル線となっています。芸備線の廃止問題が落ち着いたら、お次はコッチも廃止の話が持ち上がるんじゃないかしら。 定刻に新見駅を発車した列車は、当初はそこそこ加速したものの、高梁川を渡り終えたところで「必殺徐行」。その後も加速と減速を繰り返しながらトロトロと山間を分け入っていきます。 |
新見駅から1時間ほどで中国勝山駅に到着。岡山県北部最大の面積を誇る真庭市の中心駅です。この駅で津山方面から折り返す列車もけっこうあるようです。 |
中国勝山駅からは列車の席が埋まるくらいに乗客が増えました。 |
新見駅を出発して約2時間。ようやく吉井川を渡って津山市街に入ります。 |
津山駅に到着。 |
時間があったらゆったりと歩きたい美しい町ですが、次の列車までの津山駅での乗り換え時間は45分ほど。その間にどうしても行きたかったのが「津山まなびの鉄道館」でした。 津山駅に隣接しているのですが、ぐるっと線路沿いに歩いて踏切を渡らないといけないので駅から徒歩10分ほどかかります。 入口脇にあるのが、最大の目玉ともいえる転車台と扇形車庫。 |
まずは左から順に、キハ33形、キハ181系、キハ58・28系。 |
キハ28系の隣にあるのがキハ52形。普通列車用気動車として1,100両以上が製造されたベストセラーであるキハ20系のうち、両運転台を備えエンジン2基を搭載した山岳路線用のディーゼルカーです。十数年前までに最後まで残っていた大糸線から引退し、姿を消しました。 |
非電化路線での牽引役として今では主役となっているディーゼル機関車の第1号がこのDF50形です。登場した昭和32年当時は全国各地で主役は蒸気機関車だったのですが、当然ながら排出する煙がアレコレ問題を引き起こしてましてね。その”無煙化”を狙って制作されたのがコレなのですが、出力不足で閑散路線用のSLであるD51の代替にすらなれなかったみたいです。 |
出力不足でSLの代役となれなかったDF50形に代わって登場したのがこのDD51形ディーゼル機関車。十分な出力で幹線でも使用され、全国からSLを一掃することになりました。それゆえに、一部のSLファンからは敵視されたとも。 |
「デゴイチ」の愛称で親しまれSLの代名詞とも言えるD51形蒸気機関車。元々は貨物用として製造されたのですが、その使いやすさからお召列車も含め客車列車でも多用され、国産蒸気機関車としては最多の製造数を誇ります。もちろん定期列車で現存しているものはありませんが、山口線の「SLやまぐち号」の予備機(メインはC57)や上越線・信越本線の「SLぐんま」(C61との共用)で今も雄姿を見ることができます。 |
車庫の裏側には除雪用ディーゼル機関車DD15形に連結されたラッセルヘッドが。数年前まで現役でして、木次線などで活躍してました。 |
転車台の奥には小ぢんまりとした建物がありまして、「まなびの鉄道館」という名前のとおり鉄道にまつわる資料が展示されています。 |
このターンテーブルは今も現役で、ときどき回してくれるみたいです。ターンテーブルの上には車庫内での車両入替専用のディーゼル機関車DD13が。貨物列車華やかなりし時代には車庫や貨物駅、貨物支線での牽引役として400両以上が製造されたそうですが、トラック輸送が主力となりJR発足時にすべて廃車となっちゃったんだとか。 ホントならじっくり時間をかけて眺めていたいところですが、次の列車の発車時刻も迫ってきたので大急ぎで駅に戻ります。 |
姫新線 普通 津山(12:15)→佐用(13:12) |
再び姫新線の旅に戻ります。 |
軽くパン2個の昼食を終えてウトウトとしているうちに列車は東へ。 |
終点の佐用駅に到着。 |
駅で1時間以上ぼーっとしても仕方ないので、外へ。 |
駅から数分歩いたところに佐用川が流れています。関東のニンゲンには馴染みがないですが、佐用川は下流で千種川となり、これから向かう赤穂で瀬戸内海にそそぎます。 |
姫新線 普通 佐用(14:36)→播磨新宮(15:05) |
再び列車の旅に戻ります。 |
ドア横には姫新線のシンボル「赤とんぼ」のイラスト。なんでも童謡「赤とんぼ」の作詞者である三木露風が播磨新宮駅があるたつの市出身なんだそうでして。言われなきゃ「なんでトンボ?」って思っちゃいます。 |
さすがに疲れがでたのか、乗車するなり意識喪失。ふと目を覚ますと終点の播磨新宮駅に着いちゃってました。 |
姫新線 普通 播磨新宮(15:06)→姫路(15:37) |
お向かいのホームに停まっているのは、キハ127系。キハ122系の姉妹車で、単行用の両運転台車が122系、2両編成用の片運転台車が127系となっています。 |
播磨新宮駅を発車してすぐに渡るのが揖保川。そうめんで有名な「揖保乃糸」発祥の地ですね。 |
小ぢんまりとした車庫を過ぎると、「余部」駅。思わず「あまるべ」と読みそうになりますが、「よべ」です。 |
10時間ぶりに姫路駅へ戻ってきました(笑) |
チコッと時間があったので、駅の外へ。大通りの正面に姫路城が見えますが、さすがにお城見学する時間はなさそう。 |
山陽本線、赤穂線 |
姫路からは山陽本線の普通列車で今朝走った山陽本線を西に向かいます。4両編成の列車は超満員です。 |
赤穂線との分岐駅となる相生駅に到着。この列車はそのまま赤穂線に直通するのですが、そのせいかこの駅で一気に列車はガラガラになりました。 |
終点の播州赤穂駅に到着。山陽本線との直通区間はここまでで、ここから先はお向かいに停車中の普通列車に乗り換えです。 |
赤穂線・山陽本線 |
待っていたのは今朝伯備線で乗ったばかりの115系。関東では絶滅した115系ですが、岡山地区ではバリバリの現役です。 |
内陸を走る山陽本線と分かれて海沿いを走る赤穂線ですが、実際に文字通りの「海沿い」を走る区間は日生駅(「ひなせ」と読みます。)付近の僅かな区間だけだったりします。 岡山駅での乗り継ぎ時間は10分もありません。なので大急ぎで新幹線乗り継ぎ改札に向かったのですが、ここで問題勃発。 |
山陽・東海道新幹線 |
乗り継ぎ改札を通過した後、お弁当をお買い上げしてからホームへ。新幹線ホームはとっても混雑してました。 |
やってきたのはN700S系。ウォシュレット付きトイレを備えた最新型車両です♪ |
岡山駅を発車したところで、いそいそとお買い上げしておいたお弁当を紐解きます。 |
お買い上げしたのは岡山の老舗寿司店「吾妻寿司」謹製の「旅の小箱」。もともとは宇野線などを走る観光列車「La Malle de Bois」の車内販売用のお弁当なのですが、岡山駅の新幹線コンコース内でも販売されてました。 |
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