十和田にて1(後編)

 翌朝。
 ひと風呂浴びてから朝日を眺めにホテルのプライベートガーデンへ。広々とした芝生の庭の向こうは十和田湖。思ったより寒くなく、短時間なら厚手のジャケットだけで十分でした。

 ロビーラウンジ。朝日がたっぷりと差し込んでます。普段は喫茶やバーになるそうなのですが、コロナで休業。その代わり、昼から夜にかけて無料でいただけるコーヒーサーバーが置かれていたほか、ラウンジのすみにはワーケーションスペースも設けられてました。コーヒー好きのワタシには無料でコーヒー飲み放題のほうがありがたいかも(笑)

 朝食。写真の「定食」のほか、サラダやフルーツ、パンにドリンク類がビュッフェコーナーに置かれていてセルフサービスになってます。あと、ごはんとせんべい汁はお代わりもいただけるそう。サーヴされた写真のだけで十分だったけど。

 お部屋でコーヒーミルをカリカリしてモーニングコーヒーをいただいてから、帰りのバスの時間まで再び外へ。
 客室数は66室とかなりこぢんまりとしています。なので、お風呂はいつ行っても混雑することはなかったですね。

 紅葉が残っている木もありました。時間があればのんびり湖畔をお散歩してみたかったなぁ。

 帰りのバスも乗客はワタシだけ。ひと眠りしている間に八戸駅に戻りました。
 駅のホームにはカシオペアが停車してました。あれで北海道に行ってみたいなぁ~

青い森鉄道線 普通
  八戸
(12:10)→三沢(12:29)

列車番号577M 703系電車(青い森12編成)

 帰りはマイル消化のため三沢空港からのJAL便を利用します。八戸から三沢空港まではリムジンバスもあるのですが、起点は八戸中心部なので八戸駅からはバスを乗り継ぐ必要がある上にお値段も合計2千円ちょっととお高いです。そこで、八戸駅から空港最寄りの三沢駅までは元東北本線の青い森鉄道線を利用することにしました。こちらも三沢駅まで¥580となかなかのお値段でしたが・・・
 青い森鉄道は使用車両は大半が悪評高い701系なのですが、今回は幸運にも2編成だけある703系でした。JR東日本721系と同系列の青い森703系は、701系と異なりクロスシートが設置されていて乗り心地はバツグンなんです♪

 20分弱で三沢駅に到着。
 ここからは空港バスを利用してもいいのですが、ちょうどタイミングよくコミュニティバスがやってきました。

 空港バスだと¥400のところ、コミュニティバスは¥150と半額以下。その分所要時間は10分ほど余計にかかるほか空港手前で降ろされちゃいますけど、バス停から空港ターミナルまでは徒歩3分なのでノープロブレムです。

 駅から30分ほどで空港に到着。地方空港らしいこぢんまりした建物です。

 お昼時なので、まずはレストランへ。
 さくらラウンジなんてないので、有料の(笑)ビールをいただきます。

 三沢名物というバラ焼き定食。牛肉よりもタマネギの量のほうがすごかったような。でもビールとの相性はピッタリ♪

 この空港、屋上の展望デッキはなんと有料なので、ヒコーキを眺めるならレストランからがお勧めです。
 レストランのグラスウォールの向こうはボーディングブリッジとエプロン、そしてエプロンから滑走路に向かう誘導路にはゲートがあります。一般の民生用空港ではまずない、軍民共用空港特有の設備ですね。

JAL156便 三沢(MSJ)(15:30)→東京/羽田(HND)(16:55)
使用機材 エンブラエルERJ-190-100(JA243J)

 保安検査場を抜けて搭乗口へ。三沢空港から羽田へは毎日4便飛んでいますが、午後の2便はいずれも満席みたいです。

 やってきたのは大阪からのJL2163便。使用機材はエンブラエルE190。95人乗りの小型機です。
 三沢空港は青森県のいわゆる南部地域の玄関口でもともとは300人乗りのエアバスA300などが使用されていたのですが、東北新幹線が盛岡から八戸まで延伸してからは当然そちらへ客を奪われて使用機材も小型化されました。羽田=三沢間は飛行時間こそ1時間半弱ですけど、八戸市街と三沢空港は1時間ほどかかりますし羽田空港から都心までも30分かかりますから、新幹線のほうが利便性は高いんでしょうね。

 ヒコーキは軍民境界のゲートを通過すると、いかにも軍用空港らしい設備が並ぶタクシーウェイを滑走路の西端まで進みます。満席だけに10分ほど遅延して、ようやくRWY10からテイクオフ。
 眼下には三沢港と隣の三沢ビードルビーチが見えますね。ちなみにコミュニティバスの名前にもなっている「ビードル」とは、日本とアメリカとの間を初めて無着陸飛行したミス・ビードル号に由来します。このときの日本の離陸地点が三沢市だったんだとか。

 夕方まで好天に恵まれました。八戸市街を流れる馬淵川を眼下に夕日を眺めながらヒコーキは高度を上げていきます。
 そして、すぐに雲の上へ。
 この日、関東地方は前線や低気圧の影響で一日中雨。そのため、飛行時間の後半はベルトサインがつきっぱなしでした・・・

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