逗子にて１（その１）

いつも使っている葉山のダイビングショップでは，逗子でのボートダイビングガイドも行っています。以前から誘われていたのですが，ワタシの家からだと始発電車を乗り継いでもJR逗子駅7:45という集合時間に間に合わないので諦めていました。
　ところが前回の葉山ダイビングのときに，「逗子なら-20mくらいでサクラダイを見られるよ～♪」と聞いてこれは行かねばなるまい！と目覚めてしまったワタシ。ホンキになって逗子までのルートを調べてみると，JR小山駅近くに一日\600の格安駐車場を発見。ここからJR東北本線の始発電車を乗り継げば何とか7:47には逗子駅に着けるみたいでした。
　というわけで，足さえ確保できれば後はサクラダイさんに会いに行くだけとなったわけです。

（上の写真は帰り際に撮影。）
　前日までの天気予報だと「曇時々雨」の予報だったのですが，フタを開けてみるとそこそこ晴れてました。
　おまけに，本日の逗子ボートダイブの参加者はワタシ一人。２回連続でマンツーマンという幸運に恵まれました。

（上の写真は帰り際に撮影。）
　さて，逗子は初めてのワタシですが，ここのダイビングサービスはなかなかキレイで快適です。ダイビングから戻ってきたら暖かい部屋の中でゆっくりとくつろげるのがいいですね～。しかも，１本目と２本目の合間にはおいしいスープをふるまってくれてました♪

（上の写真は帰り際に撮影。）
　ボートはこちらから出航します。漁船に毛が生えたようなコンパクトなボート。でも，狭いながらもキャビンがあって風を避けることはできました。
　のんびりと準備をしたら，いよいよ出航です。

Point：オオタカ根，ツブ根（逗子小坪沖）

１本目はオオタカ根。ダイビングサービスのホワイトボードには「大鷹根」と漢字表記をしているのも見かけましたが，どちらかというとカタカナ表記の方がよく見かけます。
　昨日までは透明度が15m overだったようですが，今日は浮遊物が多く白く濁ってました。ちょっと残念。
　エントリーして驚いたのは，ものすごい数のネンブツダイとキンギョハナダイの群れ！「逗子は魚影が濃い！」とは聞いていましたが，これほどとはビックリです。

ムチカラマツには定番のガラスハゼが付いていました。ここんとこ，たっぷりと見ていたので証拠写真程度にパチリ。

ワタシは初見のクリアイロウミウシさん。とっても綺麗なウミウシです。でも，二次鰓が出てないのが残念…

岩壁についていたのはイガグリウミウシさん。イガの先がピンクになっていないバージョンです。（←昔は「ニセイガグリウミウシ」といって「Theイガグリウミウシ」と区別していましたが，今ではカラーバリエーションにすぎないとされているようです。）けっこう大きかったな。やや白トビ気味なのはご容赦を。

-35m付近の砂地に先日オキトラギスさんが出たというので，ガイドは目を皿のようにして探し始めました。
　んでもって，ワタシはその間こちらのオトメハゼさん（←後日注：よーく見たら，ホシノハゼさんでしたね。この手のハゼはイマイチ同定がムズカシイ！）と遊んでました♪もうちょっとヒレを広げてくれないかなーと脅かしてみたら，バフッと砂に隠れちゃって…
　なお，オキトラギスさんはお出かけ中で行方不明でした(涙)

ここんとこ，葉山では大増殖中のメバルさん。逗子でもちらほらと見かけました。胸びれの軟条を数える気はしないけど，たぶんアカメバルじゃないかな。

-20mくらいの岩陰で乱舞していたのが，今回のお目当てだったサクラダイさん。ホントにきれいなハナダイです。シアワセ…
　こちらはメス。背びれの黒い斑点が特徴です。

　さて，オスはこちら。体色はメスより濃い赤色に白い斑点が桜の花びらのように散っています。が，残念ながら撮れたのは後ろ姿だけでした…orz

忘れちゃいけないのが，去年から開催中の「おさかなラリー」ネタ探し。葉山では見かけないシラコダイさんもちゃんと証拠写真は撮っておかないとね。

　ガイドが見つけてくれたのは，アカホシカクレエビさん。こないだ久米島で「ニセアカホシカクレエビ」さんを見かけたばかりですが，こちらが本家です。
　目と目の間が白い線でつながっているのが特徴ですな。
　さて，この子を撮り終えてふと上を見ると，同じ船に乗り合わせた方々はみなさん安全停止を始めてました。お待たせするのも心苦しいので，ゆっくりと浮上を開始してエキジット。