磐梯熱海にて1(前編)

 世間は相変わらずのコロナ一色。
 そんな中、職場のボスから今月中の休暇取得を厳命されちゃいました。なんでも、夏季の休暇取得ノルマにあと2日足りないんだとか。
 ホントならシルバーウイークの谷間にお休みしたいところでしたが、仕事のスケジュールの都合で断念。3連休の直前2日で休暇消化することになったのですが・・・

 ひたすら一週間近く自宅警備員ってのもねぇ~
 近場でのんびりさせてくれるお宿はないかしらと「じゃらん」を見ると、そこはコロナ禍とは言えシルバーウイーク。GWやお盆並みのお値段がずらーっと並んでまして、しかもかなり埋まってきている様子です。オリパラを開催しておいて国民に自粛を要請しても、聞く耳なんかもってもらえるわけないですよねー。

 そうは言ってもコロナにかかりたくはありませんから、交通手段はマイカー限定。できれば片道3時間程度で行ける範囲でのんびりできそうな温泉宿は・・・と探していたら、お隣の福島県に良さそうなお宿を発見。さっそくポチッと予約しちゃいました。

 お昼ちょっと前にお家を出て国道4号を北上。喜連川から国道294号線に移って白河へ。再び国道4号に戻って郡山を目指します。途中、鏡石から安積あたりは若干混雑していたものの、渋滞らしい渋滞はほとんどなくノンストップで郡山に到着。郡山バイパスから国道49号に移って、お宿のある磐梯熱海に到着したのはチェックインが始まる午後3時前でした。

(この写真はじゃらんのホームページから拝借。)

 今回予約したのは「萩姫の湯 栄楽館」さん。
 磐梯熱海駅から徒歩3分と温泉街の入口に立つ典型的な和風の温泉宿なのですが、ホームページによると最近一部客室を「和モダン客室」にリニューアルしたとのこと。リニューアルしたてならキレイでしょうし、1泊2食で2万円程度とこの時期にしては割安な価格だったこともあって予約してみました。

 チェックインを済ませて4階のお部屋へ。
 お部屋に入ってツインルームだったことにまずビックリ。予約したのはシングルだったのですが、どうやらアップグレードしてくれたみたいです。

 客室の片隅には机と椅子がありまして、机には電源コンセントと有線LANモジュールがありました。ホームページによると今はやりの「ワーケーション」客も当て込んでいるみたいです。

 部屋の片隅には無料のミニバーに・・・

 お菓子と軽食のセットもありました。
 一緒に置かれていたのは連泊客向けの清掃時間のお尋ねボード。記入後は客室ドアに吊るしておけばいいみたいです。

 洗面所とトイレ、シャワーブースがそれぞれ独立しているのもポイント高いです。リニューアルしたてなのでとてもキレイでした。

 客室に浴槽はなくシャワーブースのみ。
 お部屋によっては温泉の露天風呂付き客室もあるそうなのですが、大浴場があるのでシャワーで十分です。っていうか、滞在中はシャワーすら使わなかったな。

 トイレはもちろんウォシュレット付き。とても清潔です。

 客室の大きな窓のところには「ごろ寝ソファ」が置かれてまして、文字どおりごろ寝しながら読書するには最高のスペースです。寝るとき以外はほとんどココでごろごろしてました♪

 窓の外は磐越西線と山々のみ。もちろん窓には遮光カーテンがあるのですが、まあ外からの目を気にする必要はなさそうですね。

 しばしお部屋でのんびりしてから大浴場へ。
 男女別の大浴場は内湯と露天とが1つずつ。サウナもあるようでしたがコロナ対策で使用不可になっていました。男湯と女湯は夜と朝とで入れ替え制になってます。浴場入口にあるロビーには紙コップ式の冷水機があってもちろん無料。湯上りに冷たい水をいただけるのってホントにありがたいです。
 浴室はと言えば、50室ある中規模旅館だけにとても広々しています。洗い場にも仕切りがあってコロナ対策は万全といった感じ。もっとも、一度だけ2日目の夕方6時前に10人くらいの先客がいて引き返したことがありましたが、それ以外は先客がせいぜい2人いるかいないか。貸し切り状態も数回ありました♪

 そうそう、チェックインのときにこんなコインをもらいまして・・・

 コイン片手にフロント脇のロビーへ。1杯¥500の生ビールサービスで使えます♪
 ついでにコーヒーも無料にしてくれるとありがたいんですけどねー。

 ビールサーバーの脇にはところてんの無料サービスも。こちらはお部屋でいただきました。

 夕食は夜7時からお食事処でいただきます。畳敷きの大広間にテーブルとイスを置いてありまして、コロナ対策ということでテーブルごとに仕切りで仕切ってありました。
 テーブルの上には前菜と食前酒が用意されています。

 和食なのでお酒は日本酒で♪
 郡山は渡辺酒造さんの大吟醸です。すっきりとした味わいでした。

 前菜は合鴨茜煮、白身魚の杉板焼き、衣かつぎ、秋茄子クリーム焼き、胡麻豆腐に海老トンボ、秋鮭ムースに法蓮草白和え。まあお酒のツマミにはぴったりの品々でして、見た目も華やかです。
 椀代りは茶碗蒸しべっ甲餡、お造りは特に案内はなかったけど鮪赤身にサーモン、白身は鯛かしら。
 煮物は銀たら炊合せ、油物は秋野菜の天麩羅。
 ここで「奏」と称して福島牛のステーキが登場。ここだけ洋食風ですが文句はまったくありません。とろけるようなお肉で美味しかったー!
 台物はきのこ鍋。そして鰻飯と香の物、赤出汁でシメ。
 デザートは果物と芋豆腐。果物の本場福島だけに、美味しかったです♪

 本来はこんな順番のはずなんだけど、人手不足なのか料理が出てくる順番とタイミングがけっこう滅茶苦茶でしてねぇ。まず、スタートと同時に鍋に火が入れられちゃいました。最初になぜかお造りが登場。続いて椀代りの茶碗蒸しと煮物。しばらくしてから天麩羅。この頃にはお鍋の火が消えちゃっていますので、いきなり鍋をいただく羽目になりまして。
 ずいぶん経ってからステーキが来たんだけど、お皿が冷たかったせいか少々冷め気味。美味しいことは美味しかったけど・・・
 味も見た目もなかなか豪華な夕食だったけど、料理提供の順番&タイミングは何とかしてほしかったなぁ~
 それと、食べ終わったお皿もなかなか下げてくれないのもちょっとねぇ。一人だからスペースは十分にあるんだけど、この点もちょいマイナスでした。2泊目の夕食のときはこまめに片づけてくれましたけどね。

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