えきねっとリニューアル

 今朝、JR東日本のネット予約サイト「えきねっと」がリニューアルされました。
 今回のリニューアルでワタシが最も注目したのは、ポイントの統合です。
 一昔前、JR東日本が提供するポイントは、

●クレジットカードの利用ポイント「ビューサンクスポイント」
●Suicaの利用でたまる「Suicaポイント」
●「えきねっと」での予約でたまる「えきねっとポイント」

の3つに分かれていました。
 それぞれポイント交換できるようにはなっていましたけど、同じ会社なのになんで?ってずいぶん不便を感じていたものです。
 さすがにJR東日本もそれは感じていたのか、2016年に「JREポイント」というものを新設。当初は駅ビルごとのポイントカード統合を目的としていたようですが、2018年にビューサンクスポイントとSuicaポイントをJREポイントに統合。そして今回、ようやくえきねっとポイントもJREポイントに統合されました。
 いちいちポイント交換する必要がなくなったのはいいことだけど、えきねっと利用によるポイント付与は渋くなりましたね。以前は指定席だと自動的に30えきねっとポイント(≒30JREポイント)もらえていたので指定席料金が¥310とか¥510の「越のShu*Kura」なんかだとボロ儲けできていたのですが、今度はチケットレスで2%,従来型の駅で紙きっぷ受け取りだと0.5%(指定席券だと1~2ポイントのみ。)となりまして。まあViewカードによるポイントと合算すると3.5~5%付与(→JALマイルへ交換すると×2/3となる。)だから換算率的にはかなり良い方なんだろうけど。さらに「えきねっと入会月&誕生月ボーナス」も廃止されてますし、全体的には改悪なのかな。

 ちょっと面白いなと思ったのが、新設されたJREポイント特典の「アップグレード」。新幹線チケットレスサービス利用を前提にJREポイントの特典として普通席からグリーン車やグランクラスへのアップグレードができるというもので、飛行機のマイル特典のアップグレードみたいなものですね。
 交換レートを見てみると、距離にかかわらず列車ごとにレートが決まっていて、例えば「はやて」「かがやき」などの普通席→グリーンは3,000ポイント,一方「はやぶさ」だと3,500ポイントとなっています。東京=新函館北斗の「はやぶさ」で普通席からグランクラス(軽食あり。)にアップグレードすると8,500ポイントだそうでして。JREポイントは1ポイント1円相当(Suicaチャージのレート。)であるところ、まともに買うとグランクラス料金は¥16,420ですから約2倍の交換価値ですね。この点、東京=仙台のグリーン料金は¥4,190ですから、あまりレートがいいとは言えないみたいです。
 併せて、今年7月からはViewカードのポイント付与も改訂されます。Suicaチャージへのポイントは従来どおり(1.5%)ですが、上記えきねっと利用でのポイント付与についてゴールドカードとそれ以外とが差別化されました。もっともポイントなんて微々たるものですので、よっぽど利用する人でもなければゴールドカードとの年会費差額分(およそ1万円)を回収するのは難しそうですけどね。しかもオイラは新幹線なんてそんなに乗らないし。

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