JR乗りつぶし旅行~函館本線~ Part2(後編)

函館本線 普通  函館(10:53)→新函館北斗(11:21)
列車番号4833D キハ40形気動車(キハ40-835+1811)

 翌朝。のんびり朝寝坊してから朝食をいただき、函館駅へ。待っていたのは、昨日の森行きで乗ったのと同じディーゼルカーです♪
 倒木の影響がまだ続いているのか、5分ほど遅れて函館駅を発車しました。

 函館駅から30分弱で新函館北斗駅に到着です。
 西口には、真新しい駅舎とロータリーができていますね。

 予定では午後1時過ぎの新幹線に乗るつもりだったのですが、早めに到着したので窓口で1本早めてもらいました。ちなみに、えきねっと発券でも発券後は1回限り無手数料で変更ができます。

 西口は色んな施設があって賑やかなのですが、東口に回ってみると、だだっ広い階段には誰もいません・・・

 小さなロータリーの周りは畑だけです。

 この駅、新駅じゃなくて元々あった「渡島大野駅」を改称・改築した駅です。なのに、この寂れようって・・・新幹線が札幌まで延伸して「途中駅」になっちゃったらどうなるんでしょうね?

 発車時刻が近づいてきたので、新幹線ホームへ。
 反対側のホームには、下りの到着列車が停車しています。

 ホームの端っこに行ってみると、遠くに車止めが見えます。この先、国内最長の陸上トンネルとなる予定の渡島トンネル(予定では32,675m。中央線だと新宿駅から豊田駅くらいまでの距離。)が建設される予定。まあ、スケールのでっかい話です。

北海道新幹線 はやぶさ28号
  新函館北斗
(12:48)→仙台(15:29)

列車番号3028B H5系電車(H3編成)

 やってきた列車を見て、思わず小躍りしちゃいました☆
 使用車両は、JR北海道のH5系電車。
 JR東日本のE5系とほぼ同じなのですが、微妙に内外装に違いがあります。そして、E5系が現在44編成あるのに対し、H5系はたったの4編成。これに出会うのはめっちゃレアなんです♪

 側面のロゴマークも、E5系(上の写真を見てね。)と違って北海道をアレンジしたデザインになってます。そして車体の帯もE5系の「はやてピンク」に代わってラベンダーなどを意識した「彩香パープル」です。
 ではでは、いよいよグランクラスに乗車してみましょう♪

 乗車口。扉の色も紫系を使用しています。

 グランクラスのキャビン。
 カーペットがH5系独自の雪の結晶をデザインしたものになっています。

 シートはE5系と同じ。

 足を延ばしても届きません。広い!
 アメニティとしてスリッパがあるほか、アテンダントさんにお願いすれば毛布やアイマスクなどもあるようです。
 ただ、スリッパに靴ベラが付いていないのが面倒くさいですね。アテンダントさんに頼めば使い捨てのを持ってきてくれるらしいですが、スリッパの袋に入れておいてほしいです。

 サービスメニューがこちら。
 軽食や茶菓のが提供されるほか、アルコールも含むドリンクサービスもあるみたい。もちろん、タダです。
 現在、北海道新幹線区間(新函館北斗駅~新青森駅)では車内販売が無いのですが、グランクラスのサービスはこの区間内でも提供されます。

 新函館北斗駅を出発してしばらくすると、アテンダントさんが各席を回っておしぼりを配りながら軽食などを希望するかどうか尋ねていました。

 しばらくしてやってきたのがこちらの軽食。ドリンクはスパークリングワイン(白ワインが無いので。)をチョイスしました。

 お品書き。

 JRらしく、地元の食材にこだわっているのがよく分かります。
 お酒と合う、美味しいお弁当でしたよ。

 食後のデザート&コーヒー。
 今は車内販売のコーヒーも無くなっちゃったので、グランクラスでなければ落としたてのコーヒーを飲めなくなっちゃいました。

 航空機のファーストクラスを意識して導入されたというグランクラス。
 確かにシートなどのハード面はJALの国内線ファーストクラスないしはANAのプレミアムクラス並みなのですが、ソフト面はというとまだまだ航空機の上位クラスとは程遠い印象を受けました。
 ドリンクメニューの種類も少ない(例えば、ワインは赤とスパークリングの各1種類だけ。)し、軽食も冷たいお弁当だけ。何よりも、車内アナウンスが普通席と共通なのが雰囲気ぶち壊しです。航空機と違って途中駅の乗降があること、それに伴って始発駅出発時にも利用客数が定まらないことなど条件面でのハードルが高いのは分かるのですが、もうちょっと工夫の余地があるんじゃないかな、と感じました。

東北新幹線 やまびこ166号
  仙台
(15:38)→宇都宮(16:52)

列車番号9166B E5系電車(U18編成)

 2時間半ほどで、仙台駅に到着。
 往路と同様にここからやまびこ号に乗り換えます。やってきたのは、当然ながらノーマルのE5系。

 こちらが、E5系のグランクラス乗車口。H5系と異なり扉の内装はワインレッドです。

 キャビンのカーペットもワインレッドの無地のもの。国会の赤絨毯みたいです。やっぱり、H5系の方が好きだなぁ。トイレのウォシュレットもH5系の方が新しいタイプ(壁に操作パネルがあるタイプ。E5系のは便座の横にボタンがあるタイプでした。)だし。
 ちなみに、このやまびこ号のグランクラスは仙台から郡山まで乗客はワタシだけ。貸し切りでした!臨時便だったからかなぁ。


 乗車してしばらくすると、前の便と同様にアテンダントさんが回ってきて軽食を食べるか尋ねられました。グランクラスを乗り継ぐ場合、軽食などのサービスは両方の列車でフルにいただけるようです。
 新函館北斗駅出発便と盛岡駅出発便とでは内容が異なるらしくとても気になったのですが、朝が遅かったせいで食べられず・・・がっかりです。朝食を抜いたほうが良かったかも。
 結局、あっさりとハーブティーをいただくことに。このハーブティー、美味しかったですよ♪

 仙台からは1時間半弱で宇都宮に到着。
 到着前に、アテンダントさんが声かけに回ってきてくれました。これがあるなら、わざわざ車掌のだみ声アナウンスを流す必要もなさそうですけどね。

 初日の荒天&ダイヤの大混乱はどうなることやらと慌てましたが、予定どおりにいかないのも旅の醍醐味。あれこれ打開策を考えるのも楽しかったし、特急料金払い戻しのおかげでちょびっと安くなったし、結果オーライでした。
 そんなわけで、ワタシらしからぬとってもリッチな2泊3日の函館旅行。とっても快適な3日間でした♪

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