奄美大島にて1(前編)

 今年の10月は、新天皇の即位の礼のおかげで急遽22日がお休みになりました。となると、前日の21日月曜日を休めば4連休!コレを逃す手はありませんねー。しかも、休日になることが決まったのが最近なので、通常の連休よりも航空券がお安いのもウレシイ。

 さて、どこに行こうかなーと悩んでいたのが9月の初めのこと。いつものオキナワでも良いのですが、せっかくならば行ったことがないトコに行きたい。ついでに、JALの修行にも絡めたい・・・
 あれこれ悩んでいたら、奄美大島のダイビングショップ「ネバーランド」のホームページ上にて「日本で一番ニシキテグリが見やすい」なるコピーを発見しました。
 ニシキテグリさんと言えば、ここ数年、ひそかにリベンジを誓っている撮影対象でございます。沖縄本島北部のどろどろの湾内で1時間潜って全く会えなかったり、台風真っ最中の那覇の公園で2日間×2本ひたすらサンゴの前で座禅を組んだけどボツ写真しか撮れなかったり・・・という、ワタシには因縁のお相手。
 今度こそ、まともな写真を撮れるかな~と期待しつつ、奄美大島へ向かうことにしたのでした。

 出発日当日の朝は雨。早めにお家を出て羽田に向かったのですが、列車に乗って2駅ほど過ぎたところでストロボの光ケーブルを忘れたことに気付いてUターン!
 お家に引き返して忘れ物を回収してから再び駅へ。在来線じゃもう間に合わないので真っ直ぐ新幹線で東京駅へ。そこから上野東京ライン&京急と乗り継いで羽田に着いたのは出発の1時間前。いやー新幹線って偉大です!

 空港では飛び石4連休ゆえにカウンターは長蛇の列。でも、幸い、往路だけクラスJにしておいたので、JMBクリスタル特権でJGCカウンターが利用できます。一般カウンターの長蛇の列を尻目にさっさと荷物を預けてから保安検査場を抜けてさくらラウンジへ。そうそう、JMBクリスタルでは預託手荷物の優待が+10kgしかないので手数料を取られるか不安(微妙に2kgくらいオーバーしてたので。)だったのですが、問題なく預かってくれました。やっぱり、上級会員特権って素敵ですね♪
 ラウンジで無料のビールをいただきたいところですが、この後のモグリがあるのでカフェラテで我慢。ブランチのサンドイッチを平らげたところでそろそろ搭乗時刻です。

(49)JAL659便 東京/羽田(HND)(12:05)→奄美大島(ASJ)(14:00)
使用機材 ボーイング737-800(JA335J)
※便名の前のかっこ書きは、今年のJAL便の通算搭乗回数です。

 奄美便はまさかの沖止めでした。満席なのにねぇ~
 まだ優先搭乗はできないので、逆に一番最後にバス搭乗。ドア付近に立てばタラップでは真っ先に乗れますからね。

 さっきも書いたけど、往路はクラスJ席。別にゼイタクしたいとかじゃなくて、なぜか予約したときに普通席は満席だったんです。まあ、このクラスJ席になったおかげでJGCカウンターが使えた(JMBクリスタルだと普通席ではJGCカウンターを使えないんです。)のだから、ホントにラッキーでした。

 いくら定員が少ないB737でも満員の客をバス搭乗させていたら遅延は当然ですよね。結局20分ほど遅延して、桟橋滑走路RWY05から離陸。

 出発から忘れ物回収やらなにやらで疲れていたのか、上空に上がったら一瞬で意識を喪失し、気が付いたら喜界島が見えていました。

 いつも那覇便で通過してばかりの奄美大島。こうして間近に見るのは初めてです。日本の離島では沖縄本島、佐渡に次いで5番目の大きさだそうですが、確かに大きいですねー。それに、思った以上に山がちです。

 ヒコーキは海岸でぐるっと旋回して、奄美空港RWY03に着陸しました。

 タラップで降りるのかと思ったら、ちゃんとボーディングブリッジを付けてくれました。一昨年、バニラエアが身障者の搭乗を拒否したって事件があったからPBBは無いと思ってました。単に使ってなかっただけなのね。

 手荷物を引き取って到着ロビーに出ると、ダイビングショップのスタッフさんが迎えに来てくれてました。妙に打ち解けたような口ぶりなので「?」と思ってたら、どうやら常連さんと思い込んでいたらしいデス。「えっ?奄美は初めてなんですか?」と事態が判明したとたん、お互い爆笑でした!まあ、ワタシもあっちこっちを潜り歩いてるから一見さんっぽさは皆無なんだろうけどねー。
 そのままショップに向かうのかと思ったら、ダイビングの時間まで3時間くらいあるからとそのままホテルへ。こちらもカメラのセッティングがあるので助かります。

 今回滞在したのはこちら。「ホテルカレッタ」です。

 中庭にはプールまである、ワタシにはまったく似つかわしくないリゾートホテル。

 お部屋はこちら。野郎1匹の宿には広すぎるくらいです。
 ユニットバスでトイレはウォシュレット付きと、やや古めかしいながらも申し分ない設備。1階の隅っこですが、別に眺望を期待してるわけではないのでノープロブレム。むしろ、荷物の移動が短くて助かります。
 窓の外は中庭。子供たちがプールで遊んでる声が響いてきてました。もう10月ですが、奄美はまだまだ夏みたいです。

 ホテルの駐車場脇にあるヤギ小屋。2匹のヤギさんがくつろいでました。子供たちには大人気みたいでして、親がフロントでチェックアウトしてる間も「ヤギさん見てくるー」って子供が外へ遊びに行ってました。

 ホテル前の道路。ハイビスカスがあちこちで咲いてます。南国らしい光景ですねー。

 どことなく、八丈島の風景に似ています。山がちで、のんびりしているからかな。さすがに、サトウキビ畑は八丈島には無いけど。

 ホテル回りを散歩していたらショップの車がやってきたので、いざいざダイビングへと向かいます。

Point:ピアテグリ

2019年10月19日  気温24℃ 水温26℃ 透明度–m(Night)

 連れていかれたのは、入り江沿いの道端。狭い道の退避スペースに車をとめて、道端で着替え&セッティング。なんか、沖縄本島の石切みたいですね。まさかいきなり、こんなワイルドなダイビングだとは予想してなかったです。
 セッティングを終えたら、道端の階段(←階段があるだけ石切よりはマシです。)を降りて浜辺へ。そこから文字どおりの「ビーチ」エントリー。

 -7mくらいのところに、ユビエダハマサンゴの群生があって、あとはそこでひたすらニシキテグリさんの登場を待つのですが・・・
 この子、光がとっても苦手なので、頼りになるのはガイドのかっちゃんが照らす赤いライトの光のみ。それらしいのが見えたら急いでAFを合わせてシャッターを切るのですが、あまりの暗さにAFのスピードも遅いし・・・と大苦戦でした。

 そうこうしているうちに、海の中は真っ暗に。するとガイドのかっちゃんがライトを通常の白色光に切り替えて何やら探し始めました。
 手招きに従ってサンゴの茂みをのぞき込むと、そこには小指の先くらい小さなニシキテグリさんが爆睡中。かっちゃん、グッジョブです!

 さてさて、そろそろお時間なので帰りましょうか~と泳ぎ始めたら、かっちゃんが何やら見つけました。
 ウミシダに寄り添うように漂っているのは爆睡中のニシキフウライウオさん。しかも子持ちです♪

 たぶん10年以上ぶりのナイトダイビング(←建前は「サンセット」なんだけど。)でしたが、大満足でしたー。

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