携行品損害保険

 こないだ乗ったLH737便の機内で壊した電子書籍リーダー。シートを倒してうたた寝中に電動シートの隙間に落ちちゃって、気付かずにそのまま電動シートに巻き込まれて動かなくなっちゃいました。
 毎日使ってるモノだけに無いと困っちゃうので、すかさず同じものをAmazonでお買い上げしました。

 さて、そこでふと思い出したのが、ダイビング保険。「ダイビング中に水没したカメラ機材を補償しますよ。」という売り文句のこの保険、要は損害賠償責任保険に携行品損害保険や救援者費用保険などをプラスしたものなのですが、この「携行品損害保険」ってのは別にダイビングに限られたものではありません。なので、コレで買替費用(¥26,000ちょっと。)を賄えないかなーと思いついた次第です。せっかく毎年¥7,000弱の保険料を払ってるのだから、使えるなら使わないともったいないですもんね。
 というわけで保険会社に保険料請求をしてみたら、折り返し送られてきた案内には「修理費用の見積書」または「修理不能証明書」を添付しろと書かれていました。

 まあ、当たり前ですよね。あくまでも「損害」を補償するのが保険ですから、「損害」が証明されていないと話になりません。起きたかどうか分からないものに保険金なんか払えるわけがありませんよね。
 ところがね、普通だったらメーカーに修理依頼をして修理代の見積もりか修理不能の回答をもらうところなのですが、今回の損害品は中国のメーカーのもの。日本に代理店なんかありませんし、直接メーカーのある中国に送ろうとしても中国語か英語でやりとりしないといけない。モノリンガルのワタシには、まずムリです。
 実際、ネットで調べたら、この「修理不能証明書」を入手できずに断念したという話がわんさか転がってました。

 でも、諦めるのはまだ早い。よーするに「損害の発生」と「損害額」を明らかにすればいいんでしょ。
 というわけで、とりあえずネットで見つけた町のタブレット修理業者に持ち込んで見てもらいました。あれこれいじってもらった結果、部品交換すれば直るかもだけど、保証はできないとのこと。ちなみにここまではサービス(=タダ)で見てくれました。ホントならそのあたりの見立てを文書でもらいたかったのですが、タダで見てくれたのにそこまで頼むわけにはいきません。
 で、修理業者とのやりとりをこちらで文書にまとめ、Amazonのサイトからプリントアウトした損害品および買替品それぞれの領収書や損害品の写真とともに保険金請求書を保険会社に送付してみました。もちろん「ダメ元」の試みだったのですが・・・
 そしたら、2週間もかからず、買替費用全額の保険金が支払われました☆

 ダメ元が功を奏した今回のケース。すべてのケースで、請求者が作成した文書が使えるものではないのでしょうが、諦める前に試してみる価値はありそうですね。

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