ヴェネツィアにて(その7)

 翌朝。
 6時過ぎにホテルをチェックアウトして、Arsenaleの船着場からVaporettoで空港に向かいます。
 空港に着いたのは8時前ですが、既にエコノミーのチェックインカウンターは長蛇の列でした。幸い☆G特権でビジネスクラスのチェックインカウンターを利用できたので、ノータイムでチェックイン。往路同様に乗継便のチェックインと預託手荷物の処理もお願いしました。

 セキュリティチェックを済ませて、ラウンジへ。受付嬢にANAのSFCラウンジカードを示すとちょっと怪訝な顔をされましたが無事に入場できました。

 残念ながら、ミールはコールドミールのみ。ただ、コーヒーだけはバリスタが手ずから淹れてくれます。さすが、イタリア!

 フライトまで2時間ほどあるので、食後はのんびりとくつろぎます。
 イタリアらしく、とっても洒落たデザインのラウンジです。
 日本からの直行便が無いヴェネツィアですが、ラウンジ内の案内画面で出発便を見ていたらニューヨークやバンクーバー、ロンドンからは直行便があるみたい。日本人に大人気のヴェネツィアだけに、成田からも飛ばしてほしいですねー。

 そろそろ搭乗口へ。
 30分前から大行列ができていましたが、そこは☆G特権を行使してガラガラのPriorityレーンに並びます。ほぼ先頭で搭乗できました。

LH325便 ベニス/マルコポーロ(VCE)(10:35)→フランクフルト(FRA)(12:00)
使用機材 Airbus A320-200(D-AINM)

 使用機材は往路と同じA320NEO。質実剛健で名高いドイツらしい機内です。
 往路と違ってボーディングブリッジを利用しての搭乗でした。

 ほぼ定刻にRWY04Rを離陸。往路と同様にアルプスを越えてフランクフルト空港RWY36に着陸しました。
 こちらは往路と同様に沖止め。バスでターミナルビルに向かいます。往路もそうだったけど、こちらでは沖止めの場合、前後2か所のドアにタラップをつけてくれます。すごく合理的ですね。

 長い通路をひたすらてくてくと歩いて、近距離用のターミナルAからターミナルCへと移動。イミグレでは、イスラムの方らしい女性がちょっと引っ掛かってました。ブルカをかぶってるからか写真判定に代えて指紋認証で本人確認をするっぽいんだけど、それがうまくいかないみたい。ワタシはもちろん、あっさりと通してくれましたよ。

 イミグレを通過した後に向かった先はこちら。ルフトハンザ・セネターラウンジです。
 ルフトハンザ航空のラウンジは到着用のWelcome Lounge、出発用にはFirst-class Lounge、Senator Lounge、Business Loungeの3つがあります。このうち、「上院議員・元老院議員」の名を冠したSenator Loungeの入室資格は当日のFirst-class利用者又はStar Alliance Gold member有資格者のみ。Cクラス利用者は利用できません。そのせいか、ラウンジ内はとっても静かで空いてました。もっとも、往路に利用したBusiness LoungeはEU域内(=ほぼ国内線みたいなもの。)の近距離便が多数行き交うターミナルAだったこともあるでしょうけど。

 ラウンジ内で昼食をいただきます。ドイツらしく、ビールはサーバーから入れる方式。使い方が分からなくて困ってたら、係員が手ずから入れてくれました。ちゃんとソーセージもあって大満足です!
 搭乗時刻が近づいていったん外に出たら、なんと30分の遅延とのこと。再びラウンジに戻り、コーヒー片手にゆっくりとくつろぎました。

 再び搭乗口へ。
 往路のヴェネツィア行きのときはドイツ語&英語のアナウンスのみだったのですが、この便はANAのコードシェアがあるせいか、日本人による日本語アナウンスもありました。

LH736便 フランクフルト(FRA)(14:05)→名古屋/中部(NGO)(08:30+1)
使用機材 Airbus A340-300(D-AIGZ)

 お帰り便はA340-300。往路の-600より全長が10mほど短くF席の設定もない機材です。A340シリーズでは第1世代にあたる古い機材のせいか、化粧室も1つ故障して使えませんでした・・・

 優先搭乗で機内へ。今度はお隣が空席。通路に出やすくなって嬉しいです♪

 ウェルカムドリンクが配られました。往路のシャンパンはイマイチだったので、おとなしくオレンジジュースにしたのですが・・・まさかの、果肉たっぷりのジュース。美味しかったです!

 お楽しみのお食事メニュー。どれにしようかな~♪

 おっ!今度はワインリストも日本語でした!

 いよいよ、ヨーロッパともお別れです。ヒコーキはRWY36から40分遅れで離陸しました。

 帰国便も日本人CAさん3名が乗務していました。Cクラスにはめっちゃキレイなお姉さまが担当♪もっとも、「ルフトハンザはよく利用されるのですか?」などと尋ねられてたじたじでしたが・・・

 離陸後しばらくして最初の食事。一応「夕食」だそうです。前菜はエビのコンフィ。白ワインにメッチャ合います。

 肉料理は往路便で懲りたので、サーモンステーキにしました。これはバターが効いてて美味しかったですよ。
 ごろっとしたジャガイモがやっぱりドイツらしいですね。

 デザートはフルーツ盛り合わせ。食後のコーヒーもセットで。

 さて、食後はさっさと寝ます。フルフラットのシートは心置きなく眠れますねー。


 偏西風が南寄りを通っているのか、復路便は往路便よりもずいぶん南寄りのコースをたどりました。ウクライナ・カザフスタン上空を通過して、目が覚めたのは天津の上空。黄海に差し掛かるころ、朝食が配られました。和食にしようと思っていたら品切れとのこと。洋食でも十分美味しかったけど。

 食後のコーヒーを楽しんでいるうちに、ヒコーキは隠岐上空へ。そのころ、見事なあごひげを蓄えたCPさんがC席のひとりひとりに丁重な挨拶回りをされてました。往路便じゃ無かったなぁ~
 英語だったけど、丁寧さは十分に伝わります。ワタシも”Good Fright, Danke schoen!”と応えましたよ♪

 山陰から能登半島、琵琶湖北部を横切って鈴鹿へ。紀伊半島東側をぐるっと回ってセントレア空港RWY36に30分遅れで到着しました。
 いやー、Cクラスだとゼンゼン疲れがないですねー!快適でした♪

 到着後はいったん荷物をピックアップして、再びANAの国内線カウンターで成田行きのチェックイン&預託手荷物の手続。身軽になってからは空港ターミナルにある銭湯「風の湯」でひとっぷろ浴びてからラウンジへ。ごろごろ過ごしてから帰りました。

This entry was posted in ヒコーキ搭乗, 旅行<海外>, 食べ物. Bookmark the permalink.

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)