勝浦にて13

 2019年9月8日日曜日に関東を直撃した台風15号。三浦半島と房総半島に甚大な被害をもたらしました。
 特に送電網を寸断された千葉市南部から内房、房総半島南部の被害は大きく一週間経ったこの週末でも未だ停電している地区も多々あるのですが、幸いにも外房方面は比較的被害は軽めで5日後の13日金曜日からは外房線が全線で運転再開。勝浦や鴨川地区でもスーパーは翌日から翌々日には普通に営業再開し食料品も豊富に販売していたそうです。と言っても、局所的には電柱が倒れたり被害を受けてるところもあるようですが・・・
 こういうとき、ついつい何でも「自粛」しちゃうのが日本人の悪い癖ですが、逆にこういう時だからこそ観光に出かける方が地元のためになるんですよね。千葉市長も「自粛はご遠慮ください。」って言ってたし。
 というわけで、特急「わかしお」号が運転再開してくれた翌日、さっそく潜りに行ってきました。

 意外にも、わかしお1号は満員御礼の混雑ぶり。いつもなら茂原駅あたりで大半の客はいなくなるのですが、車内で宴会を繰り広げていたグループ(めっちゃうるさくてメイワクでした・・・)も終点まで乗ってました。

Point:鵜原・イソムラ、志村ビーチ

2019年09月14日  気温28℃ 水温24℃ 透明度3~5m

 一昨日までは真っ青な黒潮が入っていたらしいのですが、今日は逆潮で勝浦らしいモスグリーン。台風の影響か巻き上がりも多く、透視度はサイアクです・・・(涙)

 根の上にはイサキが群れ群れ!
 なのですが、何しろこの透視度。ちょっと離れると群れの存在すらわかりません~

 実は、JAL修行とかの影響で8か月ぶりのダイビング。なので、ゆっくりとカンを取り戻します。
 しかも、最近はリゾートが多くあまり内地で潜ることが無いワタシ。シラコダイさんなんかもちょっと珍しく感じちゃいます(笑)

 どこにでもいるキンギョハナダイさん。
 こんな子を追い回しながら、サカナの撮り方のリハビリをしました(爆)

 1cmサイズのソラスズメダイさん。このくらいの子は色が濃くてきれいです。

 ラストは勝浦らしいチシオコケギンポさん。

 2本目は志村ビーチへ。
 こっちもボートと似たような透明度。砂地のビーチだけに砂の巻き上がりがひどく、カメラのオートフォーカスがまったく効かない状況。写真はほぼ絶望的な海況です。

 まずは拳サイズのイシダタミヤドカリさん。

 さて、今日の一番の目的はこの子を撮ること。ネコザメさんの卵です。夏に産卵した卵がもうちょっとするとハッチアウトするというタイミング。

 ちょっと失礼して中を覗いてみると、まだ体長10cmにも満たない胎児が元気に動いてました。

 まだ大きな卵黄がありますね。Wikipediaの記事によれば、ネコザメさんは1年ほどタマゴの中で過ごして、約18cmくらいで産まれてくるんだとか。でも、無事に産まれてくるまでにはいろいろとハードルがあるようで、この手前にあったタマゴの中の胎児はお亡くなりになってました。台風の前までは元気だったようですから、うねりにやられちゃったんですかね・・・

 さてさて、帰り道の途中でみかけた空き瓶で子育て中のニジギンポさん。中を撮らせてもらおうとあれこれ粘ったのですが、お母ちゃんはしっかりと入り口をふさいで中を見せてはくれませんでした。

 らぶらぶなアオウミウシさん。
 あ、コレはガイドさんのヤラセです~(爆)

 ラストはこの子。
 ジボガウミウシさんだと思うんだけど、ビミョーに触覚の色と形がヘンなんだよね・・・

 ダイビング後は、毎度おなじみ「こだま」でランチ♪「勝浦タンタンメン」をいただくのも勝浦ダイビングのお楽しみです☆
 幸いにも「こだま」さんは台風の停電はまったくなかったそうで、台風の翌朝月曜日から通常営業していたんだとか。でも、数軒先では未だに停電もしているようです・・・鵜原は停電しなかった世帯が多いだけに、ピンポイントで停電しててもなかなか修理に来てもらえないんですかね。ひどい話です。

 帰りは茂原から追いついてきた「新宿わかしお号」に乗っちゃいました。登場したときは鮮烈なデザインでびっくりした房総特急専用車両の255系。でも、もう製造から25年以上経つんですね。いつまで走ってくれますかね~

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