北村薫「飲めば都」(新潮文庫)

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 先日、親戚が亡くなったとの急報を受けて駆けつけた病院の売店で見つけた本がこれ。そのときは当然のことながら本どころではなくチラ見しただけだったのですが、納骨を終えて一息ついたところでふと思い出し,Amazonでお買い上げしちゃいました。

 前にもココで何度か書いたとおり、ワタシは北村薫さんの大ファン。急がない、丁寧な語り口。そして美しくウィットに富んだ文章。遅筆かつ寡作なのが玉に瑕といったところでしょうか。
 今回の新作「飲めば都」は若いお酒大好きな女性編集者の日常(特にお酒の失敗談が中心。)を描いた連作短編集なのですが、そういった内容ゆえに北村さんらしい余談蛇足満載の文章になっております。ワタシは主に電車の中で読んでいたのですが、何度も吹き出しては周囲の乗客の奇異の視線を浴びておりました。

 飲み会のお供にはとってもオススメでございます。

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