ダイビングライト Trustfire TR-DF003

画像

いつぞやの久米島で水没昇天させて以来,しばらく持ってなかったダイビングライト。だけど,にごにごで暗~い海となることが多い葉山ではやっぱ必要だよねってことで買っちゃいました。

 ダイビングライトって,Amazonとかであれこれ調べたところ,大きく次の4種類があると思います。

 まず,「懐中電灯」タイプ。
 これ,電球はハロゲン電球かクリプトン電球を使用していてボディはプラスチック。バッテリーは乾電池…とまるっきり「懐中電灯」。これの開口部にOリングを施して耐水性を持たせたモノです。
 前に使っていたのも8年くらい前にAOW講習のナイトダイブのために買ったものでこのタイプ。お値段もお手軽で\5,000くらいなので万一の水没でも精神的フトコロ的ダメージは軽くてすむけど,その分海で使うには暗すぎます…

 お次はフォーカスライトタイプ。INONなんかが最近売り出したもので,電球はLEDを使用していて金属製のボディはペンライトのような形状をしています。電池は乾電池(ただしINONはエネループを推奨)なので使い勝手は良さそう。
 小型で明るさは数百ルーメン程度なので,カメラ撮影時のフォーカスライトに特化したものと言えます。お値段は1万円から。

 お次は小型LEDタイプ。FisheyeのFixLED1500などがこのカテゴリ。
 専用の充電池や1,000ルーメンを超える高輝度LEDを使用し,バッテリー部と本体部をセパレートして万一の水没時のダメージも最小限に抑えると共に最近ウルサイ航空輸送事情も考慮。そして極力小型化を図りカメラアームへ取り付けてのフォーカスライトとしての使用にも対応してます。
 これ以上ないくらいフォトダイバーにとっては理想なライトですが,その分お値段も最新機種だと5万円オーバー。サイフに痛すぎます…

 で,最後は大型ライト。ダークバスターシリーズなんかがこのタイプ。
 たいてい電球にはHID(クルマのヘッドライトなんかで使われてるやつ)を使っていて明るさは2,000ルーメン超えと桁違い。その分電力も使用するのでバッテリーも大きいのでボディも大型。一昔前は単一電池6本とかでしたね。
 この大きさになるとさすがにフォーカスライトとしての使用はムリ。生物探索やビデオライト,撮影者のライティング補助やナイトダイブといった用途になるでしょうか。お値段は小型LEDと同じくらいかな。

……というわけで,どれも一長一短。ワタシの乏しいサイフ事情と用途とを天秤にかけながら検討したのですが悩みは深まるばかり。
 だったのですが,Amazonを見ていくうちにこれらとはまったく別のものがあることに気がつきました。それがいわゆる中華ライトというカテゴリ。TrustFireやUltraFireなど中華メーカーのものは,特に1,000ルーメンクラスの小型LEDライトの分野でもお値段は7千円前後と格安。というわけで,試しにお買い上げしたのが↑のライトです。
 明るさは公称3,000ルーメンと大型ライトクラス。取扱店のHPでは「爆光」という表現を使っていましたが,その名に恥じない明るさです。大きさは30cm×6cmくらいなので小型LEDライトと大型ライトの中間といったところでしょうか。重さはバッテリ(海外一般規格のリチウムイオン電池)込みで800gくらいあるのでかなり重いです。その分,最大光量でも2時間程度使えるんだとか。これで送料込み12,000円弱なのですから信じられない安さです。
 耐水深100mということで,ボディの接続部にはそれぞれ4本ずつのOリングが填められています。ただし,後ろのバッテリ挿入口はスイッチも兼ねている(ボトムキャップをひねることでON, OFFや明るさモード調整を行う。)のがちょっと問題。スイッチのボトムキャップをひねるのってけっこう力が要りますし,ひねった瞬間に浸水しそうでコワイです(そのために4重のOリングを設けたのでしょうが。)。まあ,中華品質なのですべては自己責任で,ということですな。

 進水式は6月1日の予定。使用後のレビューはそのときのPhotoダイビング記事でご報告します。

This entry was posted in ダイビング. Bookmark the permalink.

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)