珈琲店タレーランの事件簿

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今朝…と言っていいのか分からないが…目が覚めたらお昼をとっくに過ぎていて自分でもびっくり。ざっと半日以上寝ていた計算。うーん,どうしたんだろ?

 それはさておき,先日ブックオフで「珈琲店タレーランの事件簿」を見つけて買っちゃいました。
 表紙のイラストは「ビブリア古書堂の事件簿」の雰囲気にそっくり。そしてビブリア同様に「本屋大賞」出身(タレーランの方は大賞ではなく「隠し玉」だったそうですが。)であることや,美人の店主の探偵役と二枚目のワトソン役の主人公とが日常的な謎に挑むという似たような作風であることもこれまたそっくりなわけでして…本屋によっては並べて売られていたりもするみたいです。

 そんなビブリアの二匹目ドジョウの印象がぬぐえない「タレーラン」でしたが,ブックオフで手に取ってみたら冒頭に
「良いコーヒーとは,悪魔のように黒く,地獄のように熱く,天使のように純粋で,そして恋のように甘い。」
というエピグラフが。これ,大好きな内田幹樹さんの「査察機長」でベテラン機長が引用してるセリフじゃない!と引用元が分かったことにちょっと嬉しくなって即お買い上げしちゃいました。
 で,実際に読んでみた感想ですが…第1巻を読んでみると「やっぱ,ウナギじゃなくてアナゴだな。」という感じです。文章自体もビブリアよりはかなり劣るし,主人公の決めぜりふもなんか唐突。そして,伏線の張り方もフェアじゃないし…
 とまあ,ぶつぶつ文句を言いながらも謎や登場人物のキャラクター,そしてストーリー自体はそこそこ面白かったので近所のツタヤへ行って先月発売されたばかりの2巻をTポイントでお買い上げ。そしたら2巻の方は文章がだいぶ良くなっててビックリ。これでずいぶん読みやすくなったし,ストーリーに入り込みやすくなりました。第1巻では文章のぎこちなさやテンポの悪さが気になって仕方がなかったのですが,2巻では自然にストーリーに没入できましたからね。
 この分だと,タレーランもビブリアと共に先々楽しめそうです。

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