北海道乗り鉄旅行~後編~

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列車を降りると,ちょうど反対側のホームに小樽からの普通列車が到着するところでした。当初の予定ではワタシが乗るはずだった列車ですね。こちらはキハ150形での運行。多雪山岳地帯向けに開発された車輌です。

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さて,乗り継ぎ時間が50分ほどあるのでいったん外に出てみます。
 駅から5分も歩くと内浦湾沿いに走る国道37号線に出ます。が,何もないのでふたたび駅前へ戻りました。

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ここ長万部の名物といえば,蟹飯。駅にもこんなポスターがありました。

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特急北斗では長万部到着の1時間前までに売り子さんに注文しておけば長万部駅で蟹飯を積み込んで売ってくれるというサービスがあるのですが,その蟹飯の仕入れ先がここ「かにめし本舗」です。ワタシもおやつ代わりに1個お買い上げしました。

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近くのセブンイレブン(なぜか野菜などの生鮮食品も売ってました。スーパーみたいなものなのかしら。)で烏龍茶を買って駅に戻って列車を待ちます。

函館本線 普通  長万部(16:08)→函館(19:24)
列車番号2846D キハ40形1700番台気動車

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この季節,午後4時を回るともう暗くなってきます。
 夕闇迫るホームに待っていたのは,先ほどと同じキハ40形1700番台。同じ車輌かと思ったのですが,番号が違っていました。

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座席に落ち着くと,さっそく蟹飯をいただきます。
 ほぐした蟹の身がびっしりと敷き詰められたご飯はひたすら美味でございました♪付け合わせの奈良漬けも嬉しいですね!

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お腹がふくれると眠くなるのが人の常。うとうととまどろんでいる間にもトコトコと列車は南に進んでいきます。長万部から90分ほどで森駅に到着。渡島砂原(「おしまさわら」と読みます。)回りの旧線と大沼公園回りの新線との分岐駅です。
 まだ6時前なのに,外はすっかり真っ暗です…

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この駅では寝台特急トワイライトエクスプレスなどの通過待ちのために30分以上停車します。とりあえず駅の外に出てみましたが,何もないし雨も降っているので再び駅の中へ。
 森駅の名物は「いかめし」なのですが,蟹飯を食べたばかりだし函館での夕食も楽しみなのでパスしました。

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駅構内の跨線橋で見つけた看板。
 「節電に貢献できます。」ってのがいかにもって感じですね。

 ガタゴトと通過するトワイライトエクスプレスを見送ったら,普通列車は再び函館を目指して発車します。
 特急などはすべて大沼公園回りの新線を通るのですが,普通列車は大半が渡島砂原回りの旧線を通ります。海沿いを走るので日中ならさぞかし景色を楽しめるのでしょうが,この時間では窓の外はひたすら真っ暗。ワタシはすぐに夢の中へ…

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長万部から3時間ほどで終点の函館に到着!あー疲れた…

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さすがに函館は北海道の玄関口の駅だけに大きい!いくつもホームがあって,列車が並んでます。

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函館に前回訪れたのは15年以上前のことですが,駅舎がすっかりキレイに建て替えられていてびっくりです。

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駅舎の外観はこんな感じ(翌朝撮影)。新しくてピカピカです。
 2015年に新幹線が函館までやってくるそうですが,駅ができるのはここじゃなくて数キロ北の七飯なんだとか。そしたら一気にここは寂れちゃうのかな…と余計なことまで考えちゃいました。

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さて,雨も降っているのでまずはホテルへ行って荷物を置いてくることにしましょう。
 今宵の宿はこちら,「ラビスタ函館ベイ」です(写真は翌朝撮影)。

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館内はなかなかシックな感じ。「レトロ」がテーマだそうです。

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部屋は4階のツインのシングルユースでした。もちろん有線LANが使えます。

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もちろんトイレはウォシュレット付き♪

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バスは無く代わりにシャワールームがあります。
 このホテル,最上階の13階に温泉の大浴場があるのでバスは不要ってことでしょう。ワタシもお風呂には3回も行っちゃいました。

 ちなみに,部屋着とは別にパジャマ風の館内着が備え付けられていて,朝食の食堂と大浴場,12階にあるバーへはそれを着て行けることになっています。ご丁寧にバスタオルとハンドタオルが入った「湯かご」もあって,至れり尽くせりって感じでした。

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ちょっと嬉しいサービスがもうひとつ。
 部屋の備品としてコーヒー豆(2杯分)とハンドミルなどのセットが置いてありました。挽きたてのコーヒーを部屋で好きなときに飲めるわけですね。チェックアウトもデフォルトが11時と遅めなので,翌朝ゆったりとくつろげます。

 さて,それじゃあ夕食を食べに行きましょうか。

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今宵の夕食は「うに むらかみ」。場所は東横インの近くです。
 まずは,ホットペッパーのクーポンを使って半額のビールをいただきます。長旅の後のビールは旨い!

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本日の刺身盛り合わせ1人前。うにの専門店らしく,時期はずれとは言え十分に美味しいウニが出てきました。
 お酒もビールから冷酒にして,ゆったりくつろぎながらいただきました。

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シメは「三色丼」。ウニ,帆立,いくらがドッカンと乗っかった丼は絶品でございました。
 なお,魚のだしがたっぷり出ているみそ汁はお代わり自由とのこと。嬉しいですね~♪

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翌朝。天気予報では曇時々雪だったのですが,嬉しいことに見事に外れて天気は快晴!部屋の窓からは正面に函館山がそびえています。

 朝風呂を楽しんだ後,朝食をいただきます。
 バイキング形式なのですが,その量が凄い!鮭や野菜の網焼き,今朝捕れたばかりのイカや鮪,いくらを乗せ放題の丼,肉じゃがなどの煮物,三平汁,フルーツにケーキなどのスイーツ…ととても食べきれないほどの種類がありました。もちろんコーヒーなどのドリンクも。
 ワタシはイクラを食べ過ぎて少々お腹が痛くなっちゃいました…(苦笑)

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大満足のホテルを後にして,朝市へ。実家の親から「カニ送れ」との指令が出ていたので,特大の毛ガニとホタテを送りました。その後はすぐに空港へ。

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お帰りの便はお昼過ぎなのですが,予約段階ですでにかなり混雑しておりアサインできたのは最後部の席。でも,昨夜ネットで調べてみるとプレミアムクラスはけっこう空席があるようだったので,アップグレードを狙って早めに空港に行くことにしたのです。
 カウンターに行ってみると,狙いどおりプレミアムクラスはガラガラ。SFC特典のアップグレードポイントであっさりと窓側の席をgetできました♪

 アップグレードの手続きを終えるとカードラウンジへ。
 函館空港にはANAのラウンジはなく唯一カードラウンジだけがあるのですが,このラウンジ,ワタシの訪れた中では最低ランクのラウンジでした。窓は無い上に飲み物は献血センターにあるような紙コップの自販機。取り柄はトイレがウォシュレット付きできれいなことくらいです。
 メールチェックを済ませたら(さすがにM-ZONEは使えました。)さっさとラウンジを出て,売店で職場バラマキ用の「白い恋人」をお買い上げして搭乗口に向かいました。そうそう,ANA-FESTAでANAカードを使ったのですが「白い恋人」には割引不可でした。以前,女満別空港のBlueSkyでJALカードを使ったときはちゃんと割引してくれたのに…

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端っこの搭乗口にはJALグループを追い出されたHACの奥尻便が表示されてました。いつの間にかHACのマークも新しくなったんですね。

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窓の外には千歳行きのボンバルディアがとまっています。

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んでもって,ワタシが乗るのがこちら。この搭乗口の前だけはとんでもない混雑でした。

ANA854便 函館(HKD)(12:35)→東京/羽田(HND)(14:05)
使用機材 ボーイング777-200

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使用機材はワタシの大っ嫌いなB777-200。こういうワイドボディ機の普通席って人を貨物扱いしているようで耐えられません!ま,今回はプレミアムクラスなんで問題ナッシングですけどね。

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プレミアムクラスの様子はこんな感じ。普通席は満席のようでしたが,こちらはけっこう空席があります。ワタシの隣も空席でしたしね。

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今回は昼食付きの便でしたが,お弁当はこんな感じ。ドリンクは白ワインにしました。北海道らしい鯡の甘露煮が美味しかったです。

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食後のコーヒーをのんびり楽しんでいたら,窓の外には手賀沼が見えてきました。やがて高度を落とし,RWY34Rにランディング。

 今回はワタシらしからぬグルメ旅行になっちゃいました♪ま,たまにはこういう旅もいいですね。

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