極寒の中,落語

昨日は大雪でどうなることかと思いましたが,朝はちょこちょこ晴れ間が覗くなど,北関東は思ったほど大荒れにはなりませんでした。お昼前から小雪が降ったりやんだり。
 そんな中,埼玉県の志木市文化会館で開かれた「桂歌丸独演会」に行ってきました♪

 まずは前座さん。現れたのはこないだ船橋の桂歌丸&三遊亭小遊三の二人会で聴いたばかりの春風亭昇吉さん。そして演目はまたもや「たけのこ」。
 マクラの話からすべてこないだ聴いたそのまんま,でしたが,さすがに4か月の間に成長の跡がうかがえました。語りに詰まってドキドキさせられることもなかったし,マイクの音量がでかすぎて耳が痛くなることもなかった。それどころか,タケノコを巡っての丁々発止のやりとりが実にスムーズで,ネタを知っていてもたっぷり笑えました。

 前座さんの後は歌丸師匠が2席。
 1席目は「質屋倉」。ネタに入る前に長々と笑点ネタやらマクラが語られたのですが,それによれば歌丸師匠は今年で落語家になって60年になるんだとか。うわー!すごい!!そして嬉しいことに,それを記念しての全国興行が予定されているとのことなので,今年はあちこちで聴くことができそう♪楽しみです。
 さて,演目の方ですが,ちょこまかと歌丸さん独特のくすぐり(←笑点ネタも出てきたりする。)が混じりつつも,安定感抜群な語り口。さすがでした。

 中入りのあと,2席目は「鰍沢」。この手の噺は,1席の時間がたっぷりとれる独演会ならではの楽しみですね。
 実はワタクシ,6代目三遊亭圓生が演じた鰍沢のCDを聴いたことがあるのですが,歌丸師匠の鰍沢もマクラからだいたいこれに沿っていました。圓生師匠のマクラは実に丁寧かつ長々と日蓮上人について語られていましたが,歌丸師匠はマクラではざっくりと必要にして十分な説明にとどめ,その分旅人とお熊との会話がとても丁寧に演じていました。前回の二人会で聴いた竹の水仙でもそうでしたが,女房役のセリフを語らせると実にうまいですね。
 堪能させていただきました♪

 さて,お開きの後は帰るだけなのですが,まっすぐ帰っても晩ご飯に困るのが一人暮らしの身。せっかく東京に来ているので,南浦和から京浜東北線で東京駅へ行きました。夕食は駅弁で済ませよう,というコンタンです。
 大宮駅もそうですが,東京駅構内にある「駅弁屋 旨囲門」では全国の有名駅弁がそろっています。ところが,着いたのは三連休真っ最中の夕方。同じコンタンの持ち主で店内はあふれかえり,「牛肉ど真ん中」などの有名どころは影も形もありません…
 仕方がないので,いったん改札を出て(普通のきっぷじゃなく「ホリデーパス」にしておいて正解でした。)隣接する「大丸」地下1階の食料品売り場へ。ここにはいわゆる「デパ地下」系のお店が軒を連ねているのですが,東京駅に隣接しているだけあってお弁当が豊富なんですよね~♪そこでワタシが買ったのは…

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「まかない飯弁当」\890ナリ。マグロの赤身にイクラがたっぷり。その下には煮穴子まで入ってこの値段は格安だと思います。
 これだけだとちょっと寂しいので…

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こんなものも☆広島の地酒「酔心 純米吟醸」のワンカップです。
 最近はいろんな地酒のワンカップ,それも純吟までが出てきていて旅のお供には嬉しいですね。

 そんなわけで,大満足の一日だったのでした。

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