八丈島にて22(その2)

Point:八重根(八丈島)×3
2010年10月22日  気温21℃ 水温26℃ 透明度20~30m

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久しぶりの八丈の海は何と言っても透明度が高くて気持ちいい!小雨交じりの曇天なので陸ではちょっと肌寒いですが,海の中はまだまだウェットスーツで十分いけます。
さて,まずは八重根の浅場でマクロ遊び。ガイドさんがさっそくベニヤカタをもってきてくれました。貝付きウミウシといえばコンシボリやベニシボリ,ミスガイが有名ですが,ベニヤカタはかなりの珍種。ウミウシ天国八丈島ならではのウミウシともいえます。

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岩穴からはシズミイソコケギンポが顔を覗かせています。

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岩陰ではタコが昼寝中。タコの同定はかなり困難ですが,八丈島にいるのは大抵ワモンダコだと言われています。

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棚下に降りて行くと,現れたのはアカカマスの群れ。ほかにムロアジなんかも群れていました。
最近は八重根にバラクーダ(=オニカマス)の群れが定着しているとのウワサもあって期待していたのですが,結局2日間ともバラクーダは現れませんでした(涙)

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岩陰に行くと,特大のクロユリハゼさんのペアが。ノーマルサイズの2倍くらいの大きさです。今日はとってもご機嫌で,かなり寄っても引っ込まずにいてくれました♪

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ガイドさんが呼ばれて行ってみると,そこにいたのはゾウリエビくん。美味しそう…じゅるっ

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八丈島はウミガメの島。ワタシが初めて八丈島に行ったキッカケも「ウミガメを見たい!」でした。
そんなわけで,今回もしっかりと岩陰でお休み中のカメ発見。別のチームとも合流して取り囲んじゃったので,どこに逃げようかまごまごしています。

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穴の中から顔を出して様子を見ているテンクロスジギンポさん。ニヤリと笑ったような顔が何ともニクイです。

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そのすぐわきにいたホシゴンベさん。けっこうシャイな子で,ちょっと近づくとすぐにサンゴの陰に逃げちゃいます。

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ガイドが最近ハマっているらしいのがこのマルスズメダイさん。3cmにも満たない小さな子ですが,写真で拡大して見るととってもカワイイ!
ただし,撮るのは至難の業。30枚近く撮ったけど,ピントが合っていたのはこの1枚だけでした…

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毎度おなじみイソギンチャクエビさん。今年は八丈島の水温が高すぎてイソギンチャクは壊滅状態。クマノミさんやエビさんといったイソギンチャクを住まいにしている方々は困り果てている様子でした。

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以前から,八重根には人なつっこいハマフエフキさんがいます。エントリー口からずーっとダイバーをストーカーしてくるんですよね…

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たまーに,ダイバーが大好物のガンガゼをほじくり出してくれるのを期待してるみたい。ダイバーを悩ますガンガゼの鋭いトゲも意に介さず,ばりばりと食べちゃいました。

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マクロネタの定番,キンチャクガニさん。チアガールよろしくキンチャクガニイソギンチャクをフリフリしている姿は何度見てもカワイイ♪

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八重根はウミウシの宝庫でもあります。岩壁では子供の握り拳くらいあるパイナップルウミウシのペアがデート中でした。

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ガイドが見つけてくれたアンナウミウシさん。よく見ると青地に黒い転々があるんですね。

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こちらはセンテンイロウミウシさん。蛍光色たっぷりで,何ともド派手なカラーバリエーションです。

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ウミウシ好きには超人気のあるコンシボリさん。じっくりと撮りたかったのですが,この子のいた場所がガンガゼだらけの岩場でして…これが精一杯!(涙)

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ミカドウミウシの子供。子供はかわいいんだけどね…

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ミカドウミウシのオトナもいました。オトナは手のひらよりも大きくて少々ブキミ。
相方が一生懸命岩からひっぺがそうとしていました(笑)。この子,”Spanish Dancer”の異名のとおり泳ぐウミウシとしても有名なのですが,今日は岩にしがみついて泳いでくれませんでした…

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砂の上ではハナミノカサゴの子供がうろうろ。

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「おさかな」コーナー用に,ソラスズメダイも撮っておきました。伊豆でも猫またぎなくらい普通種だけど,よく見るとすごくキレイ。
大満足で本日のダイビングは終了。明日も潜るので簡単に後かたづけを済ませ,今宵の宿へと向かいます。

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