八丈島にて22(その1)

ワタシが潜った海のうち,約3分の1が八丈島です。2006年から2008年まで,多いときはほぼ毎月のように通っていました。休みを取らずに土日で透明度30m overの海に最大5本も潜れる,しかも温帯種から亜熱帯の珊瑚礁の生物まで勢揃いしており大物もしばしば出現,ついでにウミガメ遭遇率は9割以上…こんな魅力的な海はそうそうありません。
ところが,2008年の年末に当時通っていたダイビングショップが突然店じまい。そしてほぼそれと時を同じくしてワタシの方もダイビング資金が底をつき,転勤やらなにやらで忙しくなり…2年ほど,八丈島からはご無沙汰していました。
だけど,やっぱりあの魅力的な海は忘れられず…ひさしぶりに行ってみようかと,このたび重い腰を上げたわけでございます。

画像

今回は,幸いにして金曜日に休暇が取れたので,ちょっとゼイタクに金曜から日曜までの2泊3日。金曜日に,当時よく乗った早朝のリムジンバスで羽田を目指します。東北道を抜けて首都高に入った頃から空が明るくなってきました。
中央環状線を走るバスの窓からは,建設中の東京スカイツリーがよく見えます。

画像

空港に着いて,手荷物を預けようとカウンターに行ったら,操作がうまくいかないらしくGHさんがとまどっています。
「お客様,チェックインはされましたか?」
「いや,Skipなんでチェックインは不要のはずだけど。」
とケータイのメールをGHさんに見せたところ,「ちょっとお待ちください。」と言い残して上役らしいヒトに聞きに行っちゃいました。やがてそのヒトもやってきて,あれこれと調べだしています。ワタシはふと思いついて,
「ひょっとして,天候調査でチェックインができなくなっていませんか?」
ときいてみました。以前にも2度ほど,チェックインすらさせてもらえないことがあったのです。GHさんが確認したところ,どうやら大当たり。
「申し訳ありません。現在八丈島空港強風のため,天候調査を行っており搭乗手続を中断しております。」
だって。やっぱり。
結局,7時過ぎにようやく条件付きでの就航が決定。手荷物を預けて保安検査場を抜け,本館中央のANA Loungeであわただしく食事を済ませて出発です。

ANA821便
 東京/羽田(HND)
(07:35)→八丈島(HAC)(08:30)
使用機材 エアバスA320

プッシュバックが終わってからタキシングが長いな…と思っていたら,シップは桟橋を渡り始めました。どうやら,できたばかりのD滑走路に向かっているみたい。らっき~☆
そして,無事にRWY05からテイクオフしました。
羽田では雨は上がって地平線に晴れ間も覗いてきていたのですが,八丈島では厚い雲の中。しかも風が強いらしく,
「風が弱まるまで上空で待機します。10分から15分ほど待機して降りられなければ羽田に引き返します。」
との機長アナウンス。結局,2回ほど旋回した後,
「何とか風が規制値に収まったので着陸します。」
と機長からCAさんに連絡され(←CA向けコールのはずが間違えてキャビンに放送されちゃっていました。),言葉どおりに無事RWY08に着陸です。キャビンではまばらに拍手が上がっていました…

画像

(上の写真:24日の帰りのときに撮影)

荷物をピックアップして外に出ると,とんでもない風!飛行機に乗っていると分かりませんが,よくこんな風の中降りてきたなぁと感心するくらいです。ダイビングショップの車でいったんお店に行って準備をし,いざいざと海へ向かいました。

This entry was posted in ヒコーキ搭乗, 旅行<東北・関東甲信越・東京離島>. Bookmark the permalink.

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)