ふるさと散歩 ＆ SALT&SUGAR Live 2024

　今朝の北関東は晴れ。このところぐつずいた天気が続いていたので、久しぶりの青空です。朝の気温は-1℃弱と冷え込みましたが、その時間には意識がなかったのでノープロブレム。でも日中も日差しはあるのに10℃に届かず寒い一日でした。
　さっそくシーツを洗濯してベッドマットと共に天日干し。明日はまた天気が崩れるらしいので貴重な晴れ間です。

　午後は東京へお出かけ。昨年のライブでもらったチラシに東久留米で行うライブ告知があったので、行ってみることにした次第です。
　湘南新宿ラインで池袋へ、そこから懐かしの西武線に乗り換えて東久留米駅へ。開場時刻まで1時間以上あったので、駅前に止まっていた懐かしの西武バスに乗り込んで以前実家があったあたりを散歩してみることにしました。
　久しぶりに乗った武21系統のバスはかなりの混雑だったのですが、その乗客の９割がお年寄り･･･西武線沿線の住宅地の高齢化が著しいとは聞いてましたけど、まさかこれほどとはねぇ。
　東久留米市と小平市との境にある「ガスミュージアム入口」バス停で下車すると、以前よく通ったドリアが美味しいレストランはステーキレストランに変わってました。その斜向かいにあった梨園にはなんと「てんや」ができていてビックリ。でも、その北側にある幼少期からお世話になった小児科医院は健在。まあ先生はとっくに代替わりしてるんでしょうけどね。ワタシが子供のころ、既にお年寄りだったし(笑)
　子供のころよく遊んだ雑木林も住宅地に姿を変えていたり、一方でギョーザが美味しかったバス停近くの中華屋さんは健在で、行列が絶えなかった団子屋さんやタコ焼き屋さんは今も変わらず行列ができていたりと、往時の記憶と重ね合わせながらのお散歩はなかなか楽しいものでした。でもやっぱり、昔は危険を感じるほど歩道に溢れていた買い物自転車は今やほとんど見かけず、街を歩く人も減っていてしかもお年寄りばかり。団地センター商店街が閑散としている中、その脇にある病院だけが大きく建て替えられているのが印象的でしたね。

　再びバスに揺られて駅近くにあるホールへ。
　ワタシは知らなかったのですが、Saltさんってお隣小平市のご出身なんですね。もっとも小学校はたしか世田谷だったはず（そこで渡辺美里さんと同級生だったというのは有名な話。）だから、小平にいたのは一瞬だったのでしょうけど。

　この日のセットリストはこちら。
（ワタシも帰りに少し探したものの見つけられなかったのですが、どなたかがツイッターに上げてるのを見つけて拝借しました。）
　基本的にはOldiesのスタンダードナンバーをSaltさんのピアノとSugarさんのヴォーカルのみでっていうスタイルなんですけど、今回は市民会館主催ということで客の大半はそこそこ高齢なイチゲンさんのようでして。それを意識してか、それともたまたま先月16年ぶりの日本公演を行ったからなのか、BILLY JOELの代表曲とも言える”Piano Man”と”New York State of Mind”を演奏してくれましてね。特にPiano Manは鳥肌モノでしたねぇ。Sugarさんらしく歌い出しの”It’s nine o’clock on a Saturday”ってところを、腕時計を指さしながら”It’s five o’clock on a Saturday”って変えてみたりもしてましたが、そんな小細工はともかくSaltさんのピアノ伴奏もSugarさんのヴォーカルも本当に素で素晴らしい。これを聴けただけで、はるばる北関東から来てよかったと思えました。
　夕方4時スタートで子供連れもいたせいか先日のSaltish Nightでは封印していた「コレナンデ商会」の曲も入れてみたり、本編ラストにはなんと「川の流れのように」を演奏するなど洋楽初心者向け？なラインナップも。「川の流れのように」はSalt &Sugarでは初めて聴いたけど、囁くように控えめかつ繊細なSaltさんのピアノ伴奏が印象的でした。
　アンコールでは”All I Wanna Do”で盛り上がってから、↑には書いてないけどKANさんを偲んで「カレーライス」（←コレ、Saltish Nightでも何回か演ってますね。よっぽど気に入ってるのかしらん。）。そしてラストには「イナバウアーの曲」（←Sugarさん・談）でさりげなく能登復興の祈りを込めるあたり、お二人らしいなぁと思いました。