週末の湯治旅(前編)

 新年度が始まって半月。
 けっこう疲れもたまってきていたので、湯治に出かけることにしました。

 折悪しく、コロナの第四波で東京近郊はいわゆるマン防が発令。北関東はそこまでではないもののじりじりと感染者が増加傾向・・・となると、電車で遠くに行くのは躊躇われます。

 マイカーで行くとなるとお手頃なのは日光か鬼怒川。日光の硫黄泉は湯上りの始末が面倒だから鬼怒川のほうがいいなぁ~などとじゃらんを眺めてたら、ホテルハーヴェスト鬼怒川で霧降高原牛のフルコース付き1泊2食付きで28,000円というプランを見つけました。しかも、じゃらんだと1,000円分のボーナスポイントが使えるのに加えて積算されるポイントも10倍サービスとかで、実質25,000円を切るお値段でした。東急系列のホテルなら間違いもあるまいとポチッとしたのが先週末のこと。

 そして当日。
 折から前線や低気圧の通過で空は荒れ模様でしたが、マイカーならノープロブレム。急ぐ必要もないので、のんびりと国道4号から119号へと車を走らせること約2時間ほどで鬼怒川のホテルに到着です。

 アサインされたのは、7階のツインルーム。
 部屋に入ったら、その広さにびっくりでした。こないだ泊まったサンシャインプリンスの倍以上はありそうな広さです。

 トイレはもちろんウォシュレット付き。

 いわゆるユニットバスですが、バスタブもウチのマンションのより広いです。温泉大浴場があるので利用しませんでしたけどね。

 このホテルハーヴェストは普通のホテルではなく、会員制のホテルです。会員たちの間で建物と敷地利用権を共有して維持費や固定資産税を分担する代わりに、会員は年間決められた回数の範囲内で施設を利用できるというもの。会員なら1泊1室素泊まりであれば¥5,000ちょっとで泊まれるらしいです。もちろん、会員だけじゃ空室が出るので、その分を今回のワタシのようにビジターが利用できるという仕組みみたいですね。
 会員権のお値段は当然数百万円~1,000万円オーバーですし年間のランニングコストも十万円前後するみたいですが・・・世の中、けっこうお金持ちっているんですねぇ。1泊あたりのビジターとの差額はせいぜい1万円程度みたいですが、モトをとるには隔週で利用するとしても何年かかるのかしらん。まあ正月やGWといった繁忙期でも優先的に同じ値段で泊まれるという特権はあるみたいですけどね。

 さて、一息ついてからお楽しみの温泉へ。
 1階に降りていくと、そこには男女別の大浴場と室内プールがありまして、どちらもかなりの混雑ぶり。こないだ泊まったお宿では閑古鳥が啼いてましたが、このホテルはほぼ満室みたいでした。まあ↑のようにお高いお値段を支払った会員様としては、使わなきゃもったいないということなのでしょうかね。
 大浴場は内湯・露天風呂に加えてジャグジーや寝湯、ミスト&ドライサウナ付きという豪華さ。洗い場のシャワーもお湯の出はよくて古さを感じさせませんでした。滞在中、いつお風呂に行っても十人以上の人がいましたけど、浴場もかなり広々としているのでゆったりと温泉を楽しめます。ただ、時節柄なのかちょっと塩素臭さは感じましたが。

 夕食はちょっと早めの5時半から。
 レストランに行くと、こちらも満席。コロナの外出自粛はどこへやらって感じですねー。

 パンとともに出てきた前菜の1皿目は那須野ヶ原和牛のスービードカルパッチョ仕立て。白ワインがすすむ逸品です。そして2皿目は春野菜のペペロンチーノ。トマトやパプリカなどを使用した冷製パスタです。
 スープは那須野ヶ原和牛とトマトのスープ。そして魚料理はメバルのポワレ・クスクスのサラダ添え。ここまでで白ワイン2杯がカラになりました。
 ピンクグレープフルーツのグラニテで口直ししたところで、メインのとちぎ霧降高原牛のフィレステーキ赤ワインソースが登場。なぜか焼き加減は聞かれなかったのですが、ワタシ好みのミディアムレア。とっても柔らかくて美味しゅうございました。これ一皿で赤ワイン1杯あけたもんね。
 デザートはマンゴームースのマンゴーアイス添え。もちろん食後のコーヒーも付いてます。
 これでもか!とばかりに豪華なフルコースディナー。ごちそうさまでした♪

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