JAL修行 その1(中編)

(10)JTA351便 沖縄/那覇(OKA)(07:25)→宮古(MMY)(08:15)
使用機材 ボーイング737-800(JA07RK)
 翌朝も元気に空港へ。そうそう、ホテルは朝食付きで予約しちゃったんですが、朝食の営業開始は6時半。とても始発便に間に合わないのでいただくことはできませんでした。もったいなかったなー。

さて、2日目はまずJTAのジェット機でブンッと宮古島へ向かいます。いい具合に虹の輪ができていて、良い一日になりそうです♪

 宮古島北西端の西平安名崎と池間島が見えてきました。
 宮古島上空でぐるっと旋回。今度は伊良部島&下地島が見えます。真下に見えるのは伊良部大橋。2015年に開通したばかりの橋ですね。やがてRWY04にタッチダウン。
 宮古島を訪れたのは初めてですが、空港が想像以上に大きいのでビックリでした。空港内には沖縄県内で有名なハンバーガーチェーンA&Wも入ってましたよ。
 次の便までちょっと時間があるので、空港の安全を見守る「まもる君」にご挨拶してから外へ向かいましょう。
 空港前の交差点。なかなか立派な通りですねー。奥になにやらドーム球場みたいなモノが見えますな。
 JTAドーム宮古島という巨大な体育館みたいなもの。閉まってましたが窓から中を覗くと人工芝が一面敷き詰められてました。イベントなどでも活用されてるみたいですねー。

さて、空港に戻ったら、チェックインカウンターで今日のチケット発券をお願いしました。ところが、これがなかなか難航しまして・・・
まず、一応ルールでは向こう3便分しか発券できないことになっているとのこと。昨日の那覇空港の扱いは「特別」だったんですね。
もう一つネックだったのが、予約の入れ方です。今回のルートのうち、「宮古=多良間」と「石垣=与那国」は先得割引の設定がないため、それ以外のルートを先行して先得割引で購入し、この2つの区間は別途発売日(先得割引は数ヶ月前の一斉発売なのに対し、その設定がない区間は搭乗日の2か月前からの発売となる。)に購入していました。そのため、乗り継ぎ区間が予約情報上は分断されているため、乗り継ぎ便の設定も訳が分からない状態みたいです。次回(←あるかどうか分からないけど。)はその辺も考慮に入れて予約した方が良さそうですね。

 さてさて、空港に戻って旅を続けます。ここから先は最終便までずっと同じ機材となりまーす。

ちなみに、昨日も今日も「同一機材を乗り続ける。」形のスケジュールとなっています。
このメリットとしては、例えどこかで遅延や欠航が生じても影響が少ないことが挙げられます。遅延なら「同一機材」なのでその後の便がすべて遅延するだけですから乗り遅れる心配は皆無ですし、欠航したとしても乗るべき飛行機はそこにあるので「取り残される」危険はありません(機材故障の場合はそれ以降すべての便に影響しますが。)。なので、タイトなスケジュールを組んでもリスクは最小限と言えます。
一方で、デメリットとしては、当然ながら航空会社は効率最優先で運用するのでメシを食うヒマも無いほどタイトになること、そして乗務員も同一となるので「顔見知りになること」が挙げられます。実際、昨日も今日もCAさんにはたっぷり弄られました・・・

(11)RAC891便 宮古(MMY)(09:30)→多良間(TRA)(09:55)

(12)RAC892便 多良間(TRA)(10:25)→宮古(MMY)(10:45)

(13)RAC833便 宮古(MMY)(11:30)→石垣(ISG)(12:05)

(14)RAC743便 石垣(ISG)(12:30)→与那国(OGN)(13:05)

(15)RAC744便 与那国(OGN)(13:35)→石垣(ISG)(14:05)

(16)RAC834便 石垣(ISG)(14:35)→宮古(MMY)(15:05)

(17)RAC897便 宮古(MMY)(15:30)→多良間(TRA)(15:55)

(18)RAC898便 多良間(TRA)(16:25)→宮古(MMY)(16:45)

(19)RAC837便 宮古(MMY)(17:10)→石垣(ISG)(17:45)

(20)RAC838便 石垣(ISG)(18:30)→宮古(MMY)(19:00)

(21)RAC804便 宮古(MMY)(19:30)→沖縄/那覇(OKA)(20:15)

以上11便の使用機材 ボンバルディアDHC-Q400CC(JA83RC)

 今日一日お世話になる機材がこちら。なお、この機材は、ワタシが乗った1便あとの那覇→宮古便として宮古空港に到着します。なので、この便を利用すれば丸一日完全にこの機材ということになります。
那覇空港でゆっくりするならそれもアリですが、ワタシは初めて訪れる宮古空港で少し時間をとりたかったので始発便を利用しました。

宮古島から多良間島まではほんのひとっ飛び、20分のフライトです。それこそあっという間に多良間空港に到着。

 多良間空港は、離島空港にありがちな、なんともこぢんまりとした空港です。狭いバゲージクレームを抜けると、これまたこぢんまりとしたロビーとチェックインカウンターがありました。
 空港正面はこんな感じ。なんとものどかな雰囲気です。
 島全体が自然公園というこの島。確かに、あまり人の手が入った感じが無いです。海の中も手付かずなんだろうな~いちど潜ってみたいですね。

のんびりと空港周辺を眺めてから、保安検査場を抜けて再び機内へ。

 離陸後、多良間島の周りを旋回したのでパチリ。ほとんどがサトウキビ畑みたいですね。
 宮古空港に着陸後、そのまま次便の搭乗口へ戻り、再び機内へ。今度は石垣島に向かいます。
離陸後、ちょっと晴れ間が覗いて宮古島北部がとっても美しい景色を見せてくれました。
 石垣島上空に到着。美しい珊瑚礁が見えます。

石垣島は10年以上前に2度ほど潜りに来たことがあります。そのころはまだ空港も旧石垣空港の時代。香港と並んで「世界一急ブレーキをかける空港」として有名でした。滑走路は、ジェット機(小型のB737)が離着陸できるギリギリの長さしか無かったんですね。
その後、様々な紆余曲折があり、当初予定されていた珊瑚礁の埋立ても撤回されて現在の中型機が安全に離発着できる大きな空港が完成。様々なしこりは残ったのかも知れませんが、貴重な自然と必要とされる利便性との調和をどう図るか、とことん議論して結論を出したこの空港はひとつのモデルケースとなりうるのではないかと思います。

 石垣空港に到着。乗り継ぎ時間が短いので、またもや搭乗口へ直接戻ります。その際、搭乗ゲートの地上係員(GH)さんに、与那国便の発券&チェックインが未了であることを伝えたら、既に宮古空港から連絡があったらしくスムーズに発券してくれました。このあたりの連携はとってもありがたいです。
 石垣島から与那国島へのフライトは、完全な雲中飛行となりました。揺れる機内で過ごすこと30分ほどで、日本最西端の西崎(「いりざき」と読みます。)が見えてきました。ちなみに手前の港は久部良港。与那国島の海の玄関口となる日本最西端の港です。日本最西端の集落なので、ここにある小学校と中学校もモチロン日本で最も西にある学校ですね。
 与那国空港に到着。風が強いです~
 空港の正面玄関。こぢんまりとしてます。

ところで、この折り返し便となる石垣行きは超満員。空港は空席待ちの人でごったがえしてました。原因は、一日1往復だけある那覇便が機材故障で欠航したこと。そのため、那覇便からの振り替え客がたくさんいたんですね。閑古鳥が鳴いてる空港をたくさん見てきただけに、なんか新鮮な感じがしました。

 さて、満員の客を乗せて再び石垣島に向かいます。離陸してすぐ、与那国島最東端の東崎(「あがりざき」と読みます。)が見えました。このあたりに天然記念物の与那国馬が放牧されているらしいですが、さすがに機窓からじゃ見えません。
 やがて見えてきたのは黒島。石垣島と西表島の間にある島で、別名「ハートアイランド」。確かに逆ハートの形に見えないこともありませんね。

さて、石垣空港に着いたら再び宮古→多良間→宮古→石垣と飛び続けるのですが、ここで乗務員は交代してました。さすがにぶっ通しの勤務は無理ですものね。
宮古から多良間へ向かう便では、中学生っぽい子供たちがどやどやと乗ってきて大賑わい。離島の人にとっては、飛行機って我々が都心へ買い物に行くときに乗る電車みたいな感覚なのかもしれませんね。離島割引なんてのもあるし。
多良間から宮古へ戻ったら、再び石垣島へ向けて出発です。

 再び石垣空港に到着。ここでちょっと乗り継ぎ時間に余裕があるので、保安エリアを出てみます。
旧石垣空港はL字型の小さな建物でしたが、見違えるほど大きく立派になりましたねー。

さて、空港の1階にあるフードコートで沖縄そばの夕食。のんびり食べるほどは時間がないので、保安検査を急かす案内放送にせき立てられながら食べ終えると、再び搭乗口へ。
「夕食は召し上がったんですか?」というCAさんの出迎えに苦笑しながら(ちなみに、多良間から宮古への便に乗るときに「最終の那覇行きまで乗り続けます。」とカミングアウトしてました。)機内へ。何度目か分からない宮古島へと向かいます。

 夕闇迫る宮古空港に着くと、呆れ顔のGHさんに迎えられながら搭乗待合室へ直行。ようやく、本日最後の便になりました・・・

基本的にRAC便はキャンディサービスのみでドリンクサービスをやっていないのですが、例外的にある程度の飛行時間がある便ではペットボトルのさんぴん茶をサービスしてくれます。冷たいさんぴん茶で疲れを洗い流しながら、ようやく12便目の搭乗を終えました・・・

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