沖縄にて11

 一昨年くらいから話題になっている恩納村ホーシュー北のカマストガリザメさん。
 断崖絶壁の名勝「万座毛」の南側あたりに高確率で出現しダイバーを喜ばせているそうなのです。当然、サメ好きなワタシもちょくちょく訪れているのですが・・・
  去年の9月・・・台風で行けず。
  去年の11月・・・シケのため行けず。
  去年の12月~1月の年末年始・・・シケで行けず。
と近寄ることさえ出来ません。何しろ、このポイントは外洋に突き出た断崖絶壁の岬。よほど凪な海況でなければビーチからのエントリーは不可能だし,ボートから行く場合もちょっと風が吹くと荒れてしまう場所なのです。
 「今日も見られたよ~♪」というダイビングショップのブログを指をくわえて眺めつつ、再度のチャレンジのタイミングをはかる日々。そして、満を持して今回土日の弾丸ツアーを敢行したのでした。

ANA993便 東京/羽田(HND)(06:55)→沖縄/那覇(OKA)(09:30)
使用機材 ボーイング767-300ER(JA609A)

 今回は土日の弾丸ツアー。潜れるのは到着日の土曜日だけなので飛行機は当然早朝便となります。お家を出たのは3時前ですが、空港へ向かう高速バスや機内で爆睡すればノープロブレム。午前10時前には沖縄に到着しちゃいました。

 空港からはダイビングショップの迎えの車で恩納村のホーシューへ。過去3回フラれたポイントですが、今日は風も弱く天気もピーカン。エントリーには問題ありません。さっさとセッティングを済ませて、いざいざ海へ・・・

 と行きたいところでしたが、エントリー直後にカメラが故障。陸でのカメラテストを怠ったのが失敗でした。いったんエキジットして、崖をよじ登っていったんクルマへ。セッティングを修正してから再びエントリーと相成りました・・・

Point:ホーシュー(ビーチ)

2018年05月19日  気温31℃ 水温26℃ 透明度20m

  沖縄の海は年末年始以来の約半年ぶり。5mmワンピースのみでもちっとも寒くない、青くてどこまでも見通せるという海は潜るだけでもメッチャ気持ちよいものですねー。

 ホーシュー独特の豪快なドロップオフを泳ぐこと5分ほどで、水深20mほどの「サメ待ちポイント」へ到着。ちょうど、ベンチのように腰掛けられる岩穴があって、そこでのんびりとサメがやってくるのを待てるようになっています。この日は、上半身ハダカの米兵さんたちがちょくちょくやってきたものの、ほぼ我々の貸し切りでした♪

 この岩穴に座っていると、最初は我々に警戒気味だったおサカナさんたちも次第に警戒を解いてきます。そうなると、普段はなかなか撮りづらいスミレヤッコさんなんかも撮り放題になるワケでして・・・なんてゼイタクな!

 サメさん、なかなかやってきてくれません。
 そんなわけで、ちらちらと沖に目をやりつつもニシキヤッコさんに浮気してみたり。

 結局、1本目はハズレ。
 浅場に戻って、安全停止をしつつシマタレクチベラさんなぞを撮ってました。

 ガイドのI川さんの「今日は全然気配がないなぁ。」というフキツな言葉を耳にしながら、お昼ご飯休憩を挟んで2本目へ。

 ウミウシ大好きなI川さんだけに、道中はシラナミイロウミウシさんや・・・

 特大のメレンゲウミウシさんを紹介してくれました。

 2本目もまったく出会える気配無し。
 しびれを切らして、ちょっと周辺をお散歩することに。水面を見上げるとカメさんが。

 岩陰にはヘコアユさんの群れが。

 岩のてっぺんのソフトコーラルベッドでうたたね中のサザナミフグさん。気持ちよさそう~♪

 再びサメ待ちポイントへ戻ります。
 岩穴の奥ではカサゴさんがラブラブ中☆

 おなじみのオジサンもやってきました。

 何となくオジサンを観察していたら、数匹のキハッサクさんとともに大きなワモンダコさんを攻撃し始めました。大きさでは勝るワモンダコさんも、さすがにキハッサク&オジサンの連合部隊には勝てず、すごすごと岩の隙間へ逃亡。モビングと呼ばれる行動のようですが、理由はよく分かってないみたいです。オジサンやキハッサク、そしてワモンダコさんはそれぞれ食べ物の好みも違うでしょうし・・・

 結局、2本とも坊主。
「ココのカマストガリザメは、今まで外したことはないんだけどねー。1本目の前半であっさりと見れちゃって、さてこの後どうしようか?なんて感じなんだけど。」とはガイドのI川さんの弁。気の毒を通り越して、ワタシのサメ運の無さに呆れ顔をされちゃいました(苦笑)

 安全停止ではブダイ祭り。ナンヨウブダイさんやオニハゲブダイさんがめっちゃ出現していたのですが、どうもワタシのカメラは浅場では青かぶりがひどくてロクに撮れませんでした。

 今宵の宿は旭橋駅前の東急REIホテル。ちょっとオシャレなビジネスホテルです。
 お部屋の広さは普通のシングルと同じくらいですね。

 水回りは、バスタブが無くシャワーブースのみとなっています。ワタシは連泊でもない限り部屋のバスタブは使用しないので、これで十分。

 ココの売りは、朝食で焼きたてのパンを食べられること。種類は少なめですが、サラダや卵料理などもビュッフェスタイルでいただけます。
 焼きたてのクロワッサンはとっても美味しかったですよ♪

 チェックアウト後は空港へ。このホテルはゆいレールの旭橋駅とペデストリアンデッキで直結していることもウリにしているのですが、大荷物を抱えているので旭橋駅前からバスで空港へ向かいました。この方が出発カウンターの目の前まで行ってくれるので楽なんですよね。値段も安いし。

 保安検査を済ませてからラウンジへ。
 ラウンジの窓の外には台湾エバー航空のキティジェットが停まっていました。

ANA994便 沖縄/那覇(OKA)(10:15)→東京/羽田(HND)(12:35)
使用機材 ボーイング767-300ER(JA607A)

 羽田=那覇便は圧倒的にB777による運航が多いのですが、なぜか今回は往復ともB767となりました。プレミアムクラスならともかく普通席の場合は小さい機体の方が詰め込まれ感が少ないのでありがたいです♪
 この日はたまたま障害者の方々による団体旅行と重なり、搭乗開始が10分以上遅れました。まあ仕方ないですね・・・

 とっても気持ちよい青空の中、那覇空港を離陸。旋回すると、たった今離陸した滑走路が見えます。その向こうには、建設中の増設滑走路が。これが完成したら、もうちょっと羽田便も増えてくれるのでしょうか?

 それにしても、このサメ運の無さは何とかならないものですかね~(>_<# 

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