鹿児島乗り鉄 Part 2 中編

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駅構内の踏切をわたって隣のホームへ。ホームの入り口にはこんな看板が。

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人吉から吉松までの列車はこちら。

肥薩線 普通「いさぶろう3号」  人吉(13:21)→吉松(14:47)
列車番号1255D キハ40形気動車(140-2125+47-9082)

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普通列車用のキハ40系を「いさぶろう・しんぺい」専用に改造したこの車両。車内はレトロな木目調に改造してなかなかの雰囲気です。

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車両中央はスタンディングカウンターが設けられており、この部分だけ天井近くまで窓が設けられて車窓を存分に楽しめるようになっています。

 この「いさぶろう・しんぺい」は普通列車ながら運転席後方のわずかな部分を除きすべて指定席となっています。しかも、ワタシが切符を買った時点ですでに満席!だったのですが、ダメ元で人吉駅のみどりの窓口に行ってみると通路側の席をgetできました。
 で、発車後にふと隣のボックス(それも眺めの良い進行方向左側☆)を見るとなぜか空っぽ。車掌さんに聞いてみると空席っぽいので、お向かいの席のお姉さんと二人して移っちゃいました♪

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「いさぶろう・しんぺい」号は人吉=吉松間の途中4駅すべてに停車する「普通列車」です。そして各駅には比較的長時間停車し、それぞれの駅周辺を散策できるようになっています。
 まずは人吉駅のお隣である大畑駅に到着。

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駅舎はこんな感じ。あらゆる場所になぜか名刺が貼られてます。「ここに名刺を貼ると出世する。」なんて伝説があるとか。

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普通列車でワンマン運転ながらこの列車には客室乗務員(アテンダント)が乗務しており、沿線の解説などをしてくれるほか記念撮影の手伝いもしてくれます。

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さて、この大畑駅は国見山地越えのループ線の途中に設けられたスイッチバック設定駅でもあります。上の写真の左側が人吉駅からの線路,そして右側が吉松駅方面に向かう線路です。ちなみにループ線の途中にスイッチバックを設けてるのは全国でもこの大畑ループ線だけだとか。

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ループ線を登り切ると,人吉市街地が望めます。「いさぶろう」はこういった絶景ポイントごとに速度を落としたり停車したりしてくれます。

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線路脇には撮り鉄の方々が。ちゃんと手を振ってくれましたよ♪

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ループ線の後、トンネルを4つ超えると肥薩線で最も標高の高い矢岳駅にとうちゃく。

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矢岳駅は肥薩線建設時に最難所となった矢岳第一トンネルの入り口に設けられた駅です。一昔前は駅弁売りなどもあったそうですが、今はもちろん無人駅。

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矢岳駅のお隣にはこんな建物が。

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中にはSLの代表格と言われるD51が。運転台にも入れますよ。子供達で大にぎわいでした!

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矢岳駅を出るとすぐに肥薩線最長の矢岳第一トンネルへ。ちなみにこのトンネルの入り口と出口にはそれぞれ当時の逓信大臣だった山縣伊三郎(ちなみに山縣有朋の養子ね。)及び開業当時の鉄道員総裁後藤新平が揮毫した扁額があるんだとか。

 で、それを抜けると日本三大車窓の一つに数えられる絶景が広がります。もちろん「いさぶろう」も数分停車。

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今日はちょっと曇ってますが、空気の澄んだ日には遠く桜島を望める日もあるそうです。

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列車はゆっくりと麓へ降りていきます。最後のスイッチバックで折り返しを待っていると、眼下に真幸駅が見えてきました。

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真幸駅は字面がとっても縁起の良い駅。なのでこの駅の入場券をお守りにしている人が多いとか。ただし、ここは無人駅なので入場券は人吉と吉松で売ってるんだそうです。

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真幸駅は肥薩線唯一の宮崎県内の駅。ちなみにワタシが宮崎県を訪れたのもこれが最初です♪

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たぶん駅名にちなんでなんでしょうが、駅のホームには「幸せの鐘」なるものがありました。「ちょっと幸せな方は一回,もっと幸せを願う方は二回,いっぱい幸せの方は三回鳴らしてください。」だそうですので、もちろん2回鳴らしました♪

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ホームと駅舎の間ではご近所(といっても周囲に人家はあまり無さそう・・・わざわざ集まったボランティアってことでしょうね。)の方々がバザーをやってくれていました。せっかくなので、みかんの袋詰めをお買い上げ。美味しかった!

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んでもって終点の吉松駅に到着。ここで降りる人に混じってワタシも駅の外へ。

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