TR-DF003 続報

先日,アマゾンで購入した中華ライト「TR-DF003」。今回の沖縄旅行にももちろん連れて行きました。そこでいろいろとご報告した方が良い問題点が出てきましたので記事にしておきます。

 まず最初に,いつの間にか「調光」機能が喪失しました。本来は”Hi”,”Mid”,”Low”,”点滅”,”SOS”の5モード+OFFの切り替えができるはずなのですが,陸上で乾燥させた状態でも”Hi”と”OFF”しか選べなくなっています。また,水中ではまったく操作不能となりました。
 続いて水中での漏電ですが,これは水中で”Hi”点灯状態では発生しないことが分かりました。どうやら,”Hi”モードでの点灯に必要な電力との差額分が漏電というカタチで逃げていたようですね。

 というわけで現在のこのライトですが,①使用直前に”Hi”モード点灯(Hi以外選べない。)させ,②そのまま潜行して水中で使用(水中では”OFF”も含め一切の操作を受け付けてくれません。点けっぱなしです。),③浮上後にスイッチOFFという使い方のみとなっています。なお使用後も濡れた状態では完全にOFFとはならずなぜかLowや点滅状態で点灯した状態が続き,かつ漏電が発生します。完全に乾燥するか,バッテリを使い切ると漏電もおさまってOFF状態になります。
 点灯させない状態で水中に持ち込むと,Lowや点滅状態などの状態(どうなるかはランダム。)で点灯し,かつ漏電が起こって尾部から細かい泡が発生します。おそらく,尾部のアルミニウムが漏電により腐食しているのだと思われます。(ガイドさんがライトの水没と勘違いして「このままだと破裂しますよ。」びっくりしてました。)
 なお水中での”Hi”モードでの連続点灯時間は満充電状態でだいたい70分程度。それが尽きると当然ながらブチッと突然消えます。

 というわけでカタログ品質とはエライ違いのTR-DF003なのですが,まあそれが「中華ライト」というものなのでしょう。一方でめっちゃ明るいのは確かだしそれが70分持続するという利点もあるわけで,そういう意味では一昔前のライトキャノンがちょっと小さくなってなおかつ経済的な充電池式になったようなもので,それが1万円ちょっとで買えるのはかなり「お買い得」と言えるわけです。実際,今回の沖縄でのケイブ内やナイトダイビングでこの明るさはとても頼もしさを感じましたしね。
 ただ上記のようにカタログとはエライ違いの「実態」ですので,購入前には十分ご注意を。

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