沖縄にて2(その3)

Point:古宇利島(エモンズ×2)

2013年8月1日  気温34℃ 水温29℃ 透明度30m

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翌朝。今日も気持ちの良い快晴!
 さて,迎えの車に乗ったら延々と北に向かいます。沖縄道の終点からさらに走ること1時間ちょっと,向かったのはこの橋の向こう側にある古宇利島です。

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古宇利島の小さな漁港に到着。ここでセッティングをしてこちらの船でポイントに向かいます。

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エントリーするとそこに広がるのは真っ青な海。ロープ伝いにひたすら下へ下へと潜ります。-25mくらいで朧な船体が見えてきました。

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水底に横たわっていたのは第二次世界大戦で自沈したアメリカ海軍の駆逐艦エモンズです!
 1945年4月,日本軍の特攻に遭い航行不能となったエモンズは4月7日に機密保持のため自沈。そして2000年9月に海上保安庁の調査で発見されるまで半世紀以上の眠りについていました。

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船体に取り付けられたプレート。二次大戦で死亡・行方不明となった乗組員の名が刻まれています。
 ここはダイビングポイントであると同時に巨大な戦没者慰霊碑でもあるんですね。実際,発見されて以降は毎年4月にここへ手を合わせに潜られる遺族もいらっしゃるんだとか。

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そんな人間の歴史をよそに,今は魚たちの楽園となっているエモンズ。沖縄ではレアなスジハナダイさんがたっぷり群れてました。

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巨大な主砲。
 ところで,ここは水深が深い(一番浅い部分でも34m,ボトムは40m以上あります。なので万一に備えて-5mに減圧用予備タンクをぶら下げてました。)上に潮流も激しいことが多いそうですが,この日はほとんど流れもなく透明度はバツグン。ガイドさんも「今までで一番のグッドコンディション」と喜んでいました。

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2本目は後部へ。そこにはヒトよりはるかに巨大なスクリューが。

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キビナゴの群れを追いかけてやって来たのはイソマグロさんの群れ!

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後部主砲の基部かしら?砲身は朽ちて失われてましたが。

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20mm機銃。かつては空を飛び交う特攻機を打ち落としたこの銃も,今はダイバーたちを静かに見守っています。

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深場のダイビングなので今日は2本でおしまい。ですが,今日のお楽しみはまだ続きます。

 さて,古宇利島と言えば名物なのが島ウニ!というわけでお待ちかねのウニ丼をいただくはずだったのですが…
 悲しいコトに,今年は早々と漁を終えてしまってました。資源保護のためには仕方ないですね。

 なので,名護市まで戻って向かった先は「ゆきの」という定食屋さん。ここも地元では「安くて旨い」ので有名なお店だそうです♪
 ワタシが頂いたのは白身魚のハーブ焼き。確かに旨かったです☆

 この後,近くの「ひがし食堂」でデザートに沖縄ぜんざい(要するにかき氷)までいただきまして…なんかグルメツアーになっちゃいました!

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