葉山にて12

8月の久米島以来1か月ほど海から遠ざかっていたワタシ。
 そろそろ塩分が不足してきたし,親知らず騒動も一段落したので葉山へモグリに行くことにしました。

Point:葉山・芝崎×2

2011年09月10日  気温31℃ 水温27℃ 透明度5~10m

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今年,夏の葉山に潜るのは初めて。7月にモグリに行く予定が親知らず騒動で吹っ飛んじゃいましたからね。
 エントリーしてみると,まず迎えてくれたのはナガサキスズメダイさん。けっこう大きい(7cmくらい。)子でした。

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浅場でのんびりとひなたぼっこしていたのはオハグロベラさんです。ベラさんなのに,カサゴさん並みに動きがにぶいのよね…この子。

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にょろにょろと浅場を元気に泳ぎ回っているのはテンクロスジギンポさん。
 親戚(?)のミナミギンポさんもみかけましたよ。

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岩陰で元気に成長しているクロユリハゼさん。でも,八丈島や沖縄とちがって,葉山じゃオトナにはなれないんだよね…

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今回のワタシのお目当てはこのハナハゼさんでした。一緒に潜っていた体験ダイビングチームのヒトたちも魅了されていたほど美しいハゼさんなんだけど…透明度も悪く浮遊物も多い葉山の海で撮るのは一苦労。ご覧のとおり,ハレーションがとんでもないことになっています…(涙)

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オーナーガイドが「個人的に」大好きというテヅルモヅルさん。一見ウミシダそっくりですが,ウミシダさんの属するウミユリ綱ではなくクモヒトデ綱の動物です。ま,同じ棘皮動物門なんだけど…

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この時期,あちこちで見かけるコロダイさんの幼魚。オレンジ色のカラダがとっても目立ちます。

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葉山名物のチャガラさん。ハレーションがなければとってもキレイに撮れたのに…

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こちらも葉山名物のムカデミノウミウシさん。この時期はまだ子供なので白いカラダをしています。あと3か月もすると,葉山の海底を埋め尽くすのですが…
 マクロなら透明度や浮遊物に左右されず,キレイに撮れますね。

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この日最大のヒットだったのが,この子。ガイドが1本目エキジット間際に見つけて「謎のウミウシ」と紹介してくれました。
 ログ付けの時には

「ヤグルマウミウシかなぁ。でも突起が大きいし…」
「トゲトゲウミウシっぽいけど,二次鰓があるのはおかしいよね。」
「ヤグルマとトゲトゲのハイブリッド?亜目違いで交接するかなぁ?」
などと大盛り上がりでした。
 この翌日,ウミウシ大好きな方がこの子をバッチリ撮って専門家に同定をお願いしたところ,「イバラウミウシ属の一種」ということが判明。慶良間と大瀬崎でしか発見情報がないという超レアモノだったようです。うーん,凄すぎる…

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1本目のエキジット風景。この日は大潮だったので,めっちゃ潮が引いてます…

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2本目。
 ちょっと距離が空くとハレーションが凄すぎるので自然光での撮影を試みてみました。
 テストの被写体は毎度おなじみミノカサゴさん。
 やっぱり,青かぶりがひどいですね…

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かと言って,ストロボを使うとこうなります。
 おめーが砂を巻き上げるからだ!
ってツッコミは却下しますので!

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ウミウチワの上で休憩中のメバルさん。なかなか良いコラボですね。
……ハレーションさえなければ。

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権太郎岩沖の砂地で大発生中のセスジミノウミウシさん。
 こーゆーキレイな子たちはいくら増えても大歓迎です♪

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この写真,ナニを撮ったか分かりますか?

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正解はこちら。ヒラメさんです♪
 自然光だと擬態を見破るのもタイヘンです…

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皆さんがサキシマミノウミウシさんをケンブツしている間,ワタシはハナハゼさんに刺さってました。自然光でもチャレンジしてみましたが…うーん,イマイチ。

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空き缶のプルトップが抜けなくなっちゃったキュウセンさん。かわいそう…

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2本目を終えた後の芝崎海岸。1本目のときが嘘のように潮が満ちてました。

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