歌丸さんを聞きたくて

先週,数年ぶりに落語を聞いたワタシ。楽太郎改め円楽さん,小遊三さん,たい平さんと聞いたら,ぜひ歌丸さんも聞きたいな~
と思っていたら,船橋のホールで歌丸さんと小遊三さんの2人会があるという情報が。こりゃー行くしかないでしょう!
というわけで,はるばると船橋市民文化ホールまで落語を聞きに行ってきました。

船橋市民文化ホール

船橋市民文化ホールはJR船橋駅南口からメインストリートをまっすぐ5分ほど歩いたところにあります。
開場20分前の午後1時過ぎにホールに着いて当日券を買おうとしたら,「お席はどこがいいですか?」と聞かれました。
シートマップを見せてもらうと…9割方埋まってます!!さすがは笑点メンバーですねぇ。
かろうじて空いていた,2階席前方の端っこをアサインしてチケットをお買いあげ。お昼がまだだったので,ホール向かいの吉野屋で「牛鍋丼」をいただきます。「牛鍋丼」を食べるのは初めてだったのですが,意外に美味しいのにビックリ。口の悪い人は「肉の代わりに豆腐とシラタキじゃ悲しすぎる。」なんて言っていますが,もともと牛丼の肉なんざ有り難がってたべるようなシロモノじゃないし,むしろ豆腐とシラタキの方がヘルシーなのでは?とも思っちゃいます。これで安けりゃ願ったり叶ったりってもんでしょう♪

演目

さて,本日の演目はこちらのとおり。
まずは前座の春風亭昇吉さんで「タケノコ」。
前座同士で比べるなら,こないだの三遊亭楽大さんの方が上かな。マクラの語りでは自分の声量とマイクとのバランスを失して耳が痛くなる場面があったり,ときどき言葉に詰まってハラハラさせられちゃいました。でも,いざネタに入っていくとがぜん滑らかな進行に。このあたりは修行の成果が出ていますね。東大出身のインテリさんということで,将来は楽太郎改め6代目圓楽さんの向こうを張るような噺家さんになって欲しいものです。
続いては三遊亭小遊三さんの「大工調べ」。
今回は下ネタはほとんど無く,歌丸さんいじりネタから大師匠の最後の様子をマクラで語っていました。もちろん,小遊三さん独特の毒が満載の語りで笑いっぱなしでしたが。
「大工調べ」はサゲまで行かずに大家と棟梁の大げんかの場面まで。先ほど調べたら御白州まで語ると少々冗長になるのでここで打ち切るパターンもあるみたいですね。実際,小遊三さん演じる棟梁の啖呵は見事でした。あまりに早口で少々聞き取りづらい部分もありましたが,その分その後に続く与太さんの啖呵(…になってないけど。)とのギャップが見事に表現できてました。さすが師匠!
トリは桂歌丸さんの「竹の水仙」。
これはマクラから本ネタまで「見事」の一言。
語りの聞き取りやすさ,テンポ,そして笑わせるところでは笑わせ,聴かせるところでは聴かせて…と計算し尽くされたような高座でした。まさに芸術作品ですね。それだけに,マナー違反の客がサゲ近くで携帯電話を思いっきり鳴らしてくれたのがホントに腹が立ちます!!まったく…
あっという間の1時間半。堪能しました!

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