久米島にて３（その２）

Point:親子岩，トリノクチ，ナングチモドキ
2009年12月31日　　天候：曇時々晴，気温：15℃，水温：23℃，透明度：20～25m

久米島３日目。ようやく体調が回復しました。大晦日の潜り納めくらいはビシッと決めないとね。
というわけで，いざいざと海へ出発です！
この日はちょいと北風が強く，南側のポイントオンリーとなりました。

１本目は「親子岩」。文字どおり，大小の岩がニョキッと突き出たポイントです。

せっかく久米島に来たのに，ワタシったらいきなりマクロ。
ニセアカホシカクレエビさんです。

今年買ったPowershot G10だけど，未だにマクロの撮影が慣れません。
マクロレンズ２枚重ねの方がピントが合いやすいってのは分かってきたんだけど，被写界深度が薄すぎて体長2cmもないエビなのにこんな状況。絞り優先モードにしてMAXのf=8まで絞ったんだけど…。
うーん，どうすりゃいいんだろ？

一方，手頃な大きさのおさかなさんはキレイに撮れますね。G10のサーボAFはかなり強力です。
まずはハマクマノミさんの親子。
気性がとっても荒いハマクマノミさん。左手をイソギンチャクの横に置いたら思いっきりつついてきましたよ。

一方，おとなしい性格のセジロクマノミさん。
イソギンチャクの草原に埋もれながら電車ごっこしてました。

ちょっと寄って撮ってみました。

ここは地形も楽しめるポイントです。
トンネルをくぐった奥で相方とガイドが遊んでました。

２本目はトリノクチ。
その名の通り，「鳥の口」のような妙な形の岩がニョキッとそびえています。

さて，水中はというとここは地形中心のポイント…なんだけど，ワタシは地形そっちのけで生き物にカメラを向けちゃいます。
まずはガイドが紹介していたカスリフサカサゴさん。
この子はいつも撮りにくいポジションに挟まっています。

移動中に中層を漂っていたのはチョウハンさん。
泳ぎながらの撮影なのでピントが大甘なのはご勘弁を。

私の大好きなハナゴイが乱舞していた根があったんだけど，大喜びで写真を撮ろうとしたらみんな逃げちゃいまして…(滝汗)。
仕方がないので，あんまり大逃げしない子供を追い回してました。
ワタシは夢中になっていたので気付かなかったんだけど，バディたちの話では10分以上もこの子に突き刺さっていたとか。
でも，おかげでけっこういい写真が撮れました(喜)！

大満足の帰り道，出くわしたのはパンダみたいなコクテンフグさん。
間抜け顔が何ともカワイイ！

スズメダイ好きのワタシは，こーゆー子を見ると反射的にシャッターを切ってしまうようでして…
このクロメガネスズメダイさん，撮った記憶が全くありません(汗)。

けっこうホンキで撮ったのが，くら～い岩陰が大好きなツバメタナバタウオさん。
去年の冬も会ってるんだけど，そのとき使っていたカメラでは歯が立ちませんでした。
今回のPowershot G10なら暗い岩陰でも何とかピント合わせが可能！ブルーの綺麗なヒレまでちゃんと撮れてます。嬉しい！

お昼ご飯を挟んで，３本目はナングチモドキ。
去年も潜った砂地の癒し系ポイントです。そして，私の大好きなポイントでもありまして…
だって，砂地の上はレアなウミウシがうろちょろするし，点在する根には大好きなスズメダイ系やハナゴイ系のサカナが群れてるし。
というわけで，さっそく手頃な根に貼り付いて写真を撮り始めました。

まずは，こちらのヤライイシモチさん。
伊豆にもいるオオスジイシモチにそっくりだけど，お尻の黒斑が小さくて周りが黄色いのが特徴です。たま～に伊豆にも死滅回遊イシモチとして流れてくるけど基本的には南洋産の子です。

こちらはミスジチョウチョウウオさん。
10cmに満たない個体なので，まだ若魚といったところでしょうか。
それにしても，こういうところの子は全然逃げないのでアリガタイですね～

こちらは毎度お馴染みニセネッタイスズメダイさん。
お尻に黒斑がないから立派な成魚ですね。

砂地で何やらガイド達が見つけたようなので行ってみると，そこにいたのはアミメキセワタさんでした。1cmくらいの小さな子。さっそくマクロレンズ×２を装着して撮り始めました。
その間，ガイド達はとつぜん現れたクロガシラウミヘビさんたちにからかわれていたんだとか。オイラは全然気付かなかったけど…

お次にワタシが突き刺さったのはケラマハナダイさんが乱舞する根。
ここのケラマハナダイさんたち，なぜかタテに泳いでばかりで，なかなかいい写真が撮れない！
そんなわけで，↑のような写真を量産して終わっちゃいました…(涙)
うーん，まだまだ腕が未熟ですな。こんどはタンク１本をこの子に全部捧げて撮ってみたいものです。