読書の秋

秋だから,というわけでもないけど,このところ読書のペースが上がっています。
この間まで読んでいたのは,福井晴敏さんの「亡国のイージス」
「川の深さは」「トゥエルブYO」の続編とも言うべきシリーズです。この方の文章,はっきり言って「悪口雑言のデパート」というくらいに口が悪い。何かを批判する場面になると,よくまぁここまでと呆れるくらいに言葉を尽くして批判しまくります。この方の文章を読めば,口げんかには相当強くなるかもね。
今週から読み始めたのは,上橋菜穂子さんの「獣の奏者」
ハードボイルドからファンタジーへと,ガラッと雰囲気が変えてみました。
最近アニメ化されてNHK教育テレビ放送開始50周年記念番組として放送されているからご存じの方も多いのでは?ワタシもこの夏に久米島で台風で閉じこめられたときちょろっと見てみましたが,アニメの方は完全に子供向けといった雰囲気です。
一方,小説の方は作者も言うとおり大人向けのファンタジー。子供に読ませるのはかなり躊躇を感じるような,厳しい内容も含んでいます。ちょうど,宮崎駿さんの「風の谷のナウシカ」の原作とアニメの違いかな。原作はすごく厳しい内容だからね。
全4巻のうち,文庫化されているのは2巻まで。もうすぐ読み終えてしまうので,ハードカバーしかない第3,4巻を買うかどうか迷ってます。ハードカバーとなると通勤途中に読むには不便だし,でも先を読みたいし…うーん。
もひとつ,気になっているのは毎年9月恒例となっている赤川次郎さんの”杉原爽香シリーズ” 最新刊「柿色のベビーベッド」。去年も書いたように,年一度の楽しみです。
これも早く買って読みたい!でも,読んじゃうと翌年まで『お預け』気分になるのがけっこう辛かったりするんだよね。
今年は赤川さんも調子に乗ったのか,これまでのダイジェスト版「夢色のノートブック」 も出ています。わたしゃ全巻読んだし持ってもいるのでダイジェストはどーでもいいんだけど,商売上手の角川書店だけにオリジナルのショートショートが掲載されているとなるとこちらも気になる!

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