客寄せはトイレから?

GW中のお話。
新宿にお出かけしたときにトイレに行きたくなりました。
そこで向かった先は京王百貨店。ココのトイレ,数日前のNHKニュースで取り上げられていたので一度行ってみようと思っていたのです。
ニュースの内容はというと,京王百貨店のトイレを最近リニューアルしたところ,客足がグンと伸びたというもの。ただ,あまりに「快適」にし過ぎたせいか,「用」を足したあとも個室に居座ってケータイいじりをするヒトが後を絶たず,少々問題になっているとのことでした。
そんなわけで一度行ってみようと思っていた京王百貨店のトイレ。
混雑する1階を避けて3階のトイレに行ってみると,確かにホテルのトイレと見紛うほど綺麗です。個室の方も,ウォシュレット付き便座が置かれ,広くてとても清潔。「無駄に長居」したくなる気持ちも分かります。
以前は「暗い・キタナイ」の代名詞だった公衆トイレ。
昔の駅のトイレのひどさは筆舌に尽くしがたいものがありましたが,お腹が非常に弱いワタシは子供の頃から利用せざるを得ない場面が多く,その度に不快な思いをさせられていました。都心の大学に通っていた頃は通学ルート沿線の駅のトイレをほぼ制覇して「トイレランキング」を作成。いざお腹が痛くなるとランキングと現在位置を比較して「少しでもマシなトイレ」に駆け込んだものでございます。中でも当時の通勤通学時間帯の新宿は「トイレ砂漠」と呼ばれ(←呼んだのはワタシだけかも。),デパート開店前で利用可能なトイレは東口の有料トイレくらいという悲惨さでした。
ところが,現代では様相が一変。
東京メトロやJRの駅のトイレは常にそこそこの清潔感を保っており,電車内のトイレも常に利用可能なレベルを保っています(通勤で車内トイレはしょっちゅう利用しております。)。デパートのトイレに至ってはウォシュレット付きが当たり前にまでなってきました。
そしてさらに,トイレをゴージャスにして宣伝に利用する!なんて時代になってきたんですねー。
そういえば,羽田空港ANAラウンジ内のトイレなんて個室がべらぼうに広くてビックリするほどだし,飛行機内のトイレもスーパーシートと普通席じゃぜんぜん違います。そうやって,トイレで差別化を図っているのかな?
ゴージャスかつ清潔になってきた公衆トイレ。
もう,いつお腹が痛くなっても大丈夫。胃腸虚弱なワタシには実にいい時代になったものです。

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