銚子でお散歩

　「週末パス」で昨日ゆざわShu*kuraに乗ってきたワタシ。例によって週末パスはもう１日分残っているので、ビンボー症のワタシはそれを無駄にできるわけもなく、とりあえず上野・東京ラインに乗って東京駅へ。そこから高速バスで銚子へと向かいました。

　学生時代にはちょっとヒマができるとお散歩がてらよく行っていた銚子ですが、社会人になってからはずいぶんとご無沙汰。特急「しおさい」や「あやめ」「すいごう」が激減してしまったことも一因ですね。普通列車だと東京駅から３時間以上かかりますし・・・
　列車ではとっても不便な銚子ですが、高速バスだと意外なほど近いです。東京駅から２時間半程度で犬吠崎まで直行できるのはホント便利♪しかも１時間に１本と高頻度で出てますしね～

　というわけで、犬吠崎灯台に着いたのは午後２時過ぎ。お家を出た時は曇りがちだったお空もいい具合に晴れてきてくれました♪

　灯台から見た君ヶ浜。海は大しけですね・・・

　ここからのんびりと君ヶ浜公園をお散歩します。

　銚子へよく通っていた学生時代には、銚子へ着くとまず向かったのがこちらの海鹿島海水浴場にある岩山。当時は何もなかったのですが、今はこの岩山の麓になんと民家ができてました。そのため当時利用していた岩山への道が使えなくなってしまっているのですが、反対側から（少々キツイですが）何とか登ることはできます。

　岩山からの眺めはなかなかgoodです。遠くに見えるのは、先ほど見てきた犬吠岬灯台。ここまではのんびり歩いて20分といったところでしょうか。

　岩山からちょっと坂を登ったところにあるのが銚子電鉄の海鹿島駅。銚子電鉄は有人駅が多いのですが、この駅は数少ない無人駅です。

　ホームにはこんな看板が。
　この日は季節はずれの暖かさだったせいか、ホームに蚊が多くて困りました。

　時刻表。
　以前も決して本数は多くありませんでしたが、経営危機のせいかますます減ったような気がします・・・

　２０分ほど待って、ようやく外川行きの列車がやってきました。
　以前は木の床と吊り掛け駆動独特のモーター音が何ともレトロなデハ８００形が闊歩していたのですが、現在の主力はこちらのデハ2000形。元々は京王線の2500系だそうです。
　乗りこむと、女性の車掌さんが車内を駆けめぐって切符を販売していました。そしてしばらくすると・・・

　なんと、車窓には大きな二重の虹が。車掌さんも嬉しそうに目を輝かせて「ただ今、列車の左手に大きな虹が見えております！」とアナウンス。

　10分ほどで終点の外川駅に到着。まだ虹が消えずに残ってくれてました。

　一大観光地の犬吠から１駅なのですが、外川は昔ながらの風情が残る港町。そして、初日の出で有名な犬吠と逆に美しい日没を拝むことができるポイントでもあります。
　外川駅からまっすぐ伸びる坂道を降りると、漁港の向こう側に美しい夕日がお出迎えしてくれました。

　ちょうど良いタイミングで漁港に到着。海も少々落ち着きを取り戻してきたので、堤防を超えてのんびりと日没を待つことにしました。

　やがて、ゆっくりとお日様は海の向こう側へ。
　この辺は成田空港を離発着する飛行機の飛行コースにもなっているようでちょくちょく飛行機も見えたのですが、さすがに写真には撮れませんね・・・

　日暮れ時の外川漁港。
　この昔ながらの鄙びた雰囲気が大好きです♪

　駅へ向かう坂道から港を振り返ると、空が真っ赤に焼けてました。

　外川駅に戻って列車に乗っても良かったのですが、次の列車まで40分以上あったので隣の犬吠駅まで歩くことにしました。20分ほど歩いて無事に犬吠駅へ到着♪

　お目当てはこちらの「ぬれ煎餅」。
　銚子電鉄が経営危機のときに「煎餅を売って、電車の修理代を稼がないといけないんです。」というキャッチコピー（←というより、悲鳴！）で一気に全国区の人気となった品。お土産に買いたかったのですが、駅売りをしているのは銚子駅とこの犬吠駅の２駅だけなのです。
　着いた時には危うく売店が閉まりかけていましたが、気のいいおばちゃんのおかげで何とか無事get。

　帰りの列車を待つ犬吠駅のホーム。外川駅の鄙びた雰囲気とは正反対に、リゾート感が漂う景色です。これはこれでgoodですねー。