中禅寺金谷ホテル(その3)

 翌朝。今日も奥日光は良い天気です。

 朝風呂を楽しんでから、オープン直後のダイニングへ。
 大きなグラスウォールの向こうにはゴジュウカラが遊びに来ていました。
 ウェイターさんに尋ねると、冬の時期だけ餌やりをしているんだとか。夏場は餌が豊富なので近寄ってこないそうですが、今の時期だけは餌を置いておくと食べに来てくれるそうです。
 食事中も、次々に小鳥がやってきて目を楽しませてくれました。

 最近は高級ホテルでも朝食はブッフェスタイルが多いですが、金谷ホテルの朝食はきちんとウェイターがサーヴしてくれます。メニューはEnglish BreakfastかContinetal Breakfastのどちらか。当然ワタシはEnglishを選択します。
 ジュースは数種類から選択、それと別にハーブウォーターも提供されます。そしてまずサラダ(フレンチドレッシング)が並びます。

 続いてパン(トーストとバターロール,ジャムとバターも付いています。)に卵料理(オムレツかフライドエッグ、スクランブルエッグ、ゆで卵から選択。)とソーセージ(ほかにハム、ベーコンなどが選べます。)のワンプレート。なぜかサツマイモも付いてました。それに食後のコーヒーでひととおり。
 さすが高級ホテルのオムレツは絶品でしたねぇ~

 チェックアウトは11時なのでのんびりしたかったのですが、天気予報によればお昼過ぎから雪になるらしく。振り出す前に帰宅したかったので、泣く泣く8時50分発のバスで帰ることにしました。

 送迎バスのタイムテーブルでは東武日光駅到着が9時40分となっているのですが、道路がガラガラだったためかそれより6分ほど早く9時34分に到着。ダッシュでJR日光駅に向かうと、予定より1本早い電車に間に合いました。

JR日光線 普通
  日光
(09:38)→宇都宮(10:20)

列車番号838M 205系600番台(Y3いろは編成)

 ホームに行くと、そこで発車待ちしていたのはなんと観光列車「いろは」でした。
 「いろは」は、往路に乗車した車両と同様に元々は1989年に京葉線向けに制作された205系0番台なのですが、それが2012年にいったん往路に乗車した600番台へ改造され、さらに2018年の栃木ディスティネーションキャンペーンに合わせてジョイフルトレイン「いろは」として再改造された車両です。もっとも、臨時の観光列車専用として運転されることが多い他のジョイフルトレインと違って、この「いろは」は定期運行される普通列車の一部に運用されており普通乗車券や定期券のみで乗車できます。

 車内はこんな感じ。
 片側4ドアのうち中間の2ドアを潰して2ドアにしたほか、座席の半分以上を片側4人掛け、片側2人掛けのクロスシートにした上でさらに東北新幹線のE5系にあるような大型の荷物置き場も備え付けてあります。東武の普通列車が2ドアクロスシートの車両を4ドアロングシートに置き換えているのと真逆ですね。もっともクロスシートの設置の都合なのかシート部分の床に微妙な段差ができてしまい、つまづいている方もけっこういらっしゃいました。
 残念ながらこの「いろは」は今年3月のダイヤ改正で他の205系600番台ともども姿を消します。なんかもったいない気もしますけど仕方ないんでしょうね。
 この「いろは」、観光列車ではあるのですがそれ以前に「定期普通列車」なので車内サービスは特に何もなく、淡々と終点の宇都宮に到着。何とか雪が降りだす前にお家に帰れました。

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