鬼怒川へ1(後編)

 翌朝。
 地震の影響はまったくなくお風呂も普通に使えました。食事処に行っても地震の話は一切なし。ま、被害がないならいいけど。

 朝食のおかずがお弁当スタイルになってました。もちろん湯豆腐と焼魚は卓上コンロで熱々をいただけましたよ。

 チェックアウトして駅に行くと、次の電車まで30分以上ありました。なので、のんびりとお隣の鬼怒川温泉駅までお散歩することに。
 途中の道沿いはぽつぽつ旅館もあるのですが、潰れて廃墟になってるのも多かったですねぇ。もともと鬼怒川温泉って団体向けの大型旅館が多く、バブル前の社員旅行や接待旅行が華やかなりし時代は良かったのでしょうが、個人旅行中心の今の時代には合わないんでしょうね。温泉の泉質は良いし東京とのアクセスもバツグンなのだから、日光のように個人客向けの観光地に生まれ変わってほしいものです。

 鬼怒川公園駅に到着。東武線に地震の影響はなさそうですね。
 ホームに降りると、ちょうどSL大樹が入線してくるところでした。
 大樹は東武鬼怒川線内を走るSL列車。下今市駅から鬼怒川温泉駅までの12.4kmを30分かけて走行します。先頭のC11型蒸気機関車の後ろに国鉄14系客車3両が連結され、最後尾にはDE10型ディーゼル機関車が補機として連結されています。鬼怒川線内は勾配が厳しいのと、万一SLが故障したときに単線上で立ち往生して長時間運休となることを避けるためでしょうね。見栄えとしては当然真岡鉄道の「SLもおか」や秩父鉄道の「パレオエクスプレス」のようにSL単独牽引の方が良いのですが、東武鬼怒川線は東京と直結するドル箱路線でもあるわけで「万一」を考えないわけにはいかなかったのでしょうかね。

 のんびり見物しているうちに、下今市行きの普通列車の発車時刻。帰りものんびりと鈍行で帰りました。

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