東北乗り鉄旅行~その3

JR左沢線 普通 山形(15:26)→左沢(16:06)
列車番号339D 101形気動車

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待っていたのは「フルーツライン」の愛称が付けられた左沢線の101形気動車です。この101形はJR東日本の非電化ローカル線の主力である100形や110形気動車の姉妹車で左沢線専用の型番となっています。
 あ,そうそう,左沢は「あてらざわ」って読みます。

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車内はこんな感じ。オールロングシートでトイレもありません。車内放送でも「トイレは駅でお済ませの上ご乗車ください。」というアナウンスが何度も流れていました。ま,距離も短いし,できるだけコストを抑えないと廃線になりかねないという事情もあるのでしょうね。
 ただ,運転席との仕切が無いので眺めはとっても良かったです。

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車内にあった左沢線の案内図。意外と見所もあるんですね。

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さて,車内はそこそこ満席状態になって山形駅を出発。しばらくは見渡す限りの田んぼが続きます。
 寒河江駅を出たあたりからちょっと険しくなってきました。

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やがて,最上川がおおきく湾曲するポイントへ。このあとすぐに終点の左沢駅に到着です。

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知らなきゃゼッタイに読めない「左沢」駅。折り返しの発車までちょっと駅の回りをお散歩しましょう。

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駅舎はこんな感じ。駅の中にはミニ郷土資料館のようなものも併設されています。

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ホームは1つだけ。もう一つの線路は引き込み線でしょうか?ホーム上には私と同じ匂いのする「鉄っちゃん」らしきヒトがそこかしこにおりました。
 すぐに発車時間になり,同じ匂いのヒトと共に折り返し列車にそのまま乗り込みます。

JR左沢線 普通 左沢(16:15)→山形(17:00)
列車番号344D 101形気動車

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単純なピストン乗車なので帰り道は爆睡。目が覚めると田んぼの向こうに山形市街が見えてきました。

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やがて奥羽本線との接続駅である北山形駅に到着。正面に見えるカーブしたホームが左沢線。そしてその向こう左側に見えているのが奥羽本線のホームです。

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奥羽本線の羽前千歳駅と山形駅の間は,一件写真のように複線に見えますが実は単線区間なんです。私の走っている右側の線路は在来線用の線路幅(狭軌)。先ほど乗ってきた仙山線も同じ右側の線路を走ります。そして左側が山形新幹線用の線路幅(標準軌)なんですね。ちなみに,福島=新庄間の普通電車も左側の標準軌の線路を走ります。

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というわけで,無事に左沢線ピストンも終了。ここから米沢駅までは時間の都合で山形新幹線を使います。

JR奥羽本線 山形新幹線 つばさ154号
 山形
(17:05)→米沢(17:41)
列車番号154M E3系1000番台電車

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山形駅での乗り継ぎ時間はわずか5分。なので左沢線乗車前に山形駅でキップを買っておいたわけです。
 自動改札に18きっぷは使えないので,有人の新幹線改札口で入鋏してもらい発車間際の電車に飛び乗ります。
 お盆の終わりの土曜日,しかも夕方ということで車内は満席に近い状態。でも何とか窓側の空席を見つけました。

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やまがたディスティネーションキャンペーンをやっているせいか,車内のLED案内板でも沿線風景や見所などの案内が流れていました。車窓には,山の斜面に設けられたブドウのビニールハウスが一面に広がってます。山梨と違って山形のワイナリーってあんまり聞いたことないけどあるんですかね?

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やがて市街地が見えてきました。上山ですね。
 高校生の頃はときどきここまで出かけて30円の公衆浴場(もちろん温泉♪)に入りに来たものですが,今はさすがに値上がりしてるんだろうな。

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かみのやま温泉駅から米沢駅まではあっという間です。
 ここから私は普通電車に乗り換え。ついでに有名な駅弁「牛肉どまんなか」をgetして…と思っていたのですが,残念ながら売り切れ!悲しすぎます…

JR奥羽本線 普通 米沢(17:45)→福島(18:30)
列車番号1444M 719系5000番台電車

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待っていたのは719系5000番台電車。山形新幹線は福島~新庄間の在来線(奥羽本線)を新幹線用の標準軌に改軌し若干の線形改良を施したものですが,同じ線路を普通電車も走らないといけないので719系0番台(午前中に岩切駅から乗った電車ね。)を標準軌用に改造したのがこの車輌です。

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奥羽本線の米沢=福島間は思いっきり山岳地帯を走ります。その峠越えの「てっぺん」にあるのがこの文字通りの峠駅。

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峠駅の名物が,この「力餅」の立ち売り。この区間の普通列車は本当に本数が少ないのですが,細々と今でも続いています。1分弱の停車時間しかないのですが,ダッシュでgetしちゃいました。
 やがて,電車は福島駅に到着。ここからはひらすら東北本線で南下してお家に向かいます。

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さて,本当なら福島駅からの車内で「牛肉どまんなか」弁当の夕食となるはずだったのですが,買い損ねたので代わりに「峠の力餅」で夕食代わりのおやつをいただきます。
 これがその「峠の力餅」。このパッケージを見て「あれ?ちょっと違うぞ?」と思われた方はきっと新幹線の車内で買われたことのある方でしょうね。
 新幹線の車内販売で売られているのは,峠駅で売っているお店からのれん分けしてもらったお店だそうです。つまり,峠駅で売っているこちらが「本家」というわけですね。

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で,中身がこちら。とっても柔らかくて美味しい大福餅です♪ごちそうさまでした!

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