金環日食!

今日は金環日食で一日が始まりました。

 先月あたりから日本のかなりの範囲で見られるということで大盛り上がりしていて,先週くらいからはネットでもテレビでもその話題ばかり。職場の同僚も「こんどの月曜,日食だよね。私ぜったい見るんだ!」と張り切っておりました。
 かくいう私はというと,その日(つまり今日ね。)たまたま一日休暇。もっとも日食などとは全く関係なく,前日(20日)が葉山ダイブ&OYAJIES取材の予定だったことから,ホントにたまたま翌日を片づけのためにお休みさせてもらうことにしたものでして…週間天気予報じゃ「観測は厳しそうです。」という文字が並んでいたこともあってテンションはイマイチ。先ほどのやる気満々な同僚発言にも「わたしゃ,たぶん前日の疲れで寝てるね,その時間は。」とつれない返事をしていたのでした。

 そんな感じで前日を迎えたわけですが,そうは言っても25年ぶりの金環日食だし,次はウン百年後だというし,天気さえ良ければ見てもいいかな~と,目覚まし時計を5時半にセットして昨夜は就寝。

んでもって,翌朝。

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なんとまぁ,絶好の日食日和じゃないですか♪

 時間が時間だけに太陽はまだ低く東京あたりじゃ「観測できる場所を探すことから始めましょう。」なんて言われているようでしたが,そこは土地だけは余っている北関東。自転車で5分も走れば広大な田んぼのド真ん中。ゆうゆうと自転車を止めてカメラを構えます。

 そうそう,観測場所には事欠かない北関東ですが,日食の盛り上がりは今ひとつ。東京じゃ日食を見ようとマンションのベランダに出たら両隣も上下の部屋も同じように人が出てきてた…なんて光景が見られたようですが,この日私の周りで観測している人は皆無。そう言う土地柄だからか一昨日数件回ったスーパーやホームセンターのどこも日食グラスは売ってませんでした。そんなわけで,今回はガラス板(去年買ったダイビングマスクの交換して要らなくなった度無しレンズね。)にローソク(←本来はドライスーツのファスナー用のものです。)でススをたっぷり付けたもの。赤外線は透過されてしまうことから「絶対禁止」と言われているシロモノですが,それは肉眼観測する場合の話。私の場合はこれをコンデジのレンズに重ねて撮影&モニター越しに観察するので日食網膜症の危険はありません。それに,スス付きガラスの場合はススが不均等に付着することから日食の経過に併せてフィルターの強さを調節できて便利でした。

 さて,日食ですが,一応欠け始めから欠け終わりまでは2時間以上もかかる長丁場。さすがに全部観測するつもりもないので,欠け始めの午前6時半過ぎにちょこっと「証拠写真」を撮ってからは一旦帰ってお洗濯(笑)。ピークのちょっと前くらいから改めて観測を再開。金環日食が終了してちょっとしたら観測も終わりにしちゃいました。

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欠け始めはこんな感じ。
 色の濃さの違いは付着しているススのむらによるものです。

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食が進むにつれて,フィルターの薄いところじゃないと見えなくなってきます。左上には雲まで一緒に写ってますね。

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食が進んで,ついにリング状になってきました。いよいよ金環日食の始まりです。

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ワタシの住む町は中心線をややずれているため完全なゴールドリングにはならず最大でもこんな感じ。

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金環日食の最中,偶然雲がかかっちゃいました。薄雲なので観測には影響ありませんが,日食と相まってホントに涼しくなりましたね。

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日食の最中は太陽の光が実に弱くなります。ISOを800まで上げてもシャッタースピードをあまり稼げず,一脚代わりに自転車のサドルを使っていたのですが手ぶれを防ぐのが大変!でもここまで弱くなったおかげでフィルターの端を利用して雲と一緒に撮ることもできました。

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金環日食は5分ほどで終了。徐々に太陽が顔を出して来るにつれて周りが明るくなってくるのを感じました。

  こんな具合で今回の金環日食は終了。ちなみに皆既日食は23年後の2035年9月2日に北陸や北関東などで見られるみたいです。この日も晴れるといいですねー!

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