鹿児島乗り鉄旅行♪(中編)

なぜか,2分も停車するという西大山駅。

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その理由はこちら。「JRの日本最南端の駅」だからなんですね。記念写真を撮りたいお客さんのための配慮ってわけです。この駅には一日に上り,下りとも6本ずつしか列車が来ません。ひどいときは5時間以上待たされます。だから,こーゆー配慮をしてくれないと写真が撮れないんですね。
 ちなみに,Wiki先生によると以前はこの看板は単に「日本最南端の駅」となっていたそうです。その後沖縄のゆいレールが開業して日本最南端の駅は赤峰駅となり,「本土最南端」と名称変更。ところが「沖縄は本土じゃないのか!」とのクレームが付いて「JR」の2文字が加わったらしい。ややこしい話ですな。

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駅にはこんな看板も。これを見て4つ全部制覇しようって思ったヒトも多そうですね。
 ワタシはまだここが1つ目ですけど。

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寄せ書きノートのお隣には,この駅をこよなく愛する方がボランティアで「おもてなし」をしてくださっているようです。

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さて,ワタシはこの駅で途中下車。
 駅からちょっと歩くと,一面の畑道です。

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畑の彼方にはうっすらと開聞岳が見えます。
 天気が良ければキレイだろうな~

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西大山駅は,「距離的には」九州最南端である長崎鼻への最寄り駅。でも,駅前にはタクシーも滅多にないし,もちろんバスの便も無し。なので,ここから長崎鼻へ行くためには親からもらった2本のアンヨがたよりです。
 ちなみに,歩きたくない方は鹿児島中央駅や指宿駅,開聞駅からバスも出てますのでご心配なく。
 40分ほど歩いたところでようやく長崎鼻灯台が見えてきました。

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道路はバス停のところで車両進入禁止。有料駐車場が軒を連ねており,そのどこかにとめろってことですね。
 そこから先は土産物屋のオンパレード。それを抜けた先に,お目当ての長崎鼻灯台がありました。

 

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灯台の手前はこんな感じ。よく2時間サスペンスドラマのラストで犯人が取り囲まれて独白するシーンに使われてそうな場所です。

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灯台よりさらに先の磯にも降りることができます。ただし,ご覧のとおりの足場なので,トレッキングブーツかスニーカーは必須。

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もともとは灯台からさらにコンクリートの歩道が延びていたようですが…かなり,崩れています。
 どうしても先に行きたいヒトのみ,自己責任で!ってことですね。

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晴れていれば,ここから見る開聞岳と夕日は素晴らしいんでしょうけど…かすかなシルエットしか見えません。

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突端はこんな感じ。けっこう波しぶきが飛んできます。

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灯台からちょっと引き返したところには砂浜が。ここはウミガメの産卵場となっているそうです。

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砂浜の反対側には神社が。

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名前は「龍宮神社」っていうそうです。ウミガメが来るから,なんでしょうね。

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お帰りは往きと別の道を歩いてみました。
 南国らしく,道ばたはお花畑になってます。北関東は桜の散り始めですが,こちらではすでにツツジのシーズンになってました。
 住宅街を歩くと,おばあちゃんや高校生から気持ちのいい挨拶の声をかけられました。もっとも,高校生のヒトはワタシを「地元のオジサン」と勘違いしたのかも。

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駅に戻ると,駅前に観光バスが停まっていました。
 ここは駅というより観光スポットなんですね~

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来たときには気付かなかったのですが,ご丁寧に「鐘」まで吊してありました。
 列車を待つ間も,入れ替わり立ち替わり観光バスや観光タクシーで観光客がやってきて,なぜかワタシにも話しかけてきます。そんなに駅で列車を待つヒトが珍しいのかしらん?

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観光タクシーの運転手さんが記念写真を撮ってました。この駅で列車入りの記念写真を撮るのって,ある意味貴重かも。

指宿枕崎線 普通 西大山(16:45)→指宿(17:01)
列車番号5336D  キハ47型気動車

 さて,ワタシはやってきた列車に乗りこみ30分ほどで指宿駅に到着しました。
 指宿駅から30分ほど歩いて,今夜のお宿へ向かいます。

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