JR乗りつぶし旅行~鶴見線~

JR鶴見線 鶴見(17:00)→扇町(17:17)
列車番号1703 205系1100番台電車

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鶴見線は,営業キロが10kmにも満たない短距離路線。しかも,都心のすぐそばを走っています。でも,用のないヒトにはまるで縁のない路線でもあるんですね。
もちろん,ワタシもその一人。だからこそ,近郊路線でいままで未乗だったわけなんですが。
そんなわけで,乗りつぶしのためにいざいざと鶴見駅へやってきました。
京浜東北線のホームを降りてエスカレーターで橋の上に上がると,2階のホームに停車中の鶴見線の電車が見えました。
かつてはチョコレート色のクモハ12形が日本で唯一現役だったりした時代もあったようですが,現在ではアルミ車体の205形が運用されています。

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鶴見線に乗るには,京浜東北線のホームから構内のもう一つの改札口を通過しないといけません。
なぜなら,鶴見線内は鶴見駅以外,すべて無人駅になっちゃってるからなんですね。

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今回は青春18きっぷを使用しての旅。したがって,自動改札は使えません。
そういうヒトのために,こういう裏通路(?)が用意されています。
なんか,関所みたい。

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ガタゴトと3両編成の電車に揺られること17分で終点の扇町へ到着。折り返し電車で戻るわけですが,10分ちょっとあるので駅を探検してみましょう。
ホームに降りて,ちょっと違和感のある看板を発見。

何が変かって?
「神奈川県川崎市」なのに「浜」とあります。時刻表を見ると,確かに「横浜市内の駅(川崎駅,尻手駅,八丁畷駅,川崎新町駅及び鶴見線内各駅を含む。)」とありますね。
……川崎市,これを許していいのか?なんちゃって。

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扇町駅のホームはこんな感じ。

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18きっぷなので途中下車は自由。
なので,駅の外から駅舎を見ると,こんな感じでした。ゲートが洒落てる,かな?

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駅前の踏切を渡ったところ。赤丸のところがホームですね。

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ホーム側から見た駅舎はこんな感じ。正面がトイレです。なお,男女兼用で臭いです。

JR鶴見線 扇町(17:30)→浅野(17:39)
列車番号1702 205系1100番台電車

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10分もたたずに,海芝浦支線との分岐駅である浅野駅に到着。
「浅野」というのは地名ではなく,鶴見線の前身である鶴見臨港鉄道の創業者である浅野総一郎さんにちなむんだとか。

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次の電車まで10分ほどあるので外に出てみるとこんな感じ。
右側が本線の島式ホームです。
左側が駅舎の建物。ここは男女別のトイレでした。入ってないので臭いかどうかは分かりません。

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そして,海芝浦支線のホームはこんな感じ。

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駅舎のそばの植え込みには黒猫ちゃんが。
とっても人なつっこいネコで,ワタシが近寄るとダッコをせがんできました。さすがに雨上がりで湿っぽいのでナデナデでカンベンしてもらいましたが。

JR鶴見線(大川支線) 浅野(17:52)→大川(17:58)
列車番号1703B 205系1100番台電車

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浅野駅から5分ちょっとで大川支線の終点,大川駅に到着です。
ここでは折り返しの停車時間が3分なので,大急ぎで見て回りましょう。

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駅舎はこんな感じ。木枠の改札口が何ともレトロですね。
トイレはざっと見回したところ見あたりませんでした。

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ホームから改札口を望むとこんな感じ。レトロな木枠の改札口の横っちょにちょこんと置いてある簡易Suica改札機がビミョーです。

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この駅の特徴を一目で表しているのがこの時刻表。
休日は1日に3本!しか電車がありません。つまり,これから乗ろうとしている電車が終電☆なんです。

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そんなわけで,自動券売機は早くも「準備中」に。

JR鶴見線(大川支線) 大川(18:01)→国道(18:12)
列車番号1808 205系1100番台電車

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さて,終電(笑)に揺られて次に途中下車したのは「国道」駅です。

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この駅は,高架駅。一見,なかなかご立派な感じです。
次の電車までやはり10分ちょっとありますので,ゆっくり見て回りましょう。

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外に出ると,こんな感じ。左側は文字通りの「国道」15号線,第一京浜ですね。

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なんか,映画のロケにでも使えそうな鶴見線のガード。このガードを進むと旧東海道に出ます。つまり,先日ワタシが歩いたところですね。

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そして,こちらが改札口。大川駅にもあったレトロな木枠の改札口がありますが,前にも書いたようにここも無人駅なんです。

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さて,そろそろ電車が来るのでホームに戻りましょう。
ふとフェンスを見るとこんな看板が…

JR鶴見線(海芝浦支線) 国道(18:25)→海芝浦(18:34)
列車番号1807 205系1100番台電車

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さて,最後に乗ったのが海芝浦支線。
終点の海芝浦駅に到着です。

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こちらが出口のようです。車掌さんについて駅の外に出てみましょう。

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ところが……
なんと,この駅は外に出られないんです!!

駅の出口にあるのは「東芝京浜事業所」。駅自体が東芝の敷地内だったんです。

実はこの駅,「降りられない駅」として有名なんです。もっとも,ちゃんと駅には簡易側Suica改札機があるので,形式的に「降りる」ことは可能なんですが。

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ちなみに,改札口(?)の反対側はこんな感じ。
ホームのすぐ外は海,なんです。ホームから釣りができそう(笑)

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降りられない駅なのに,壁には「関東の駅100選」の金看板。
何がウリなんでしょうか?

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この駅のウリはこれ。降りられない代わりに,電車待ちのための「公園」があるんです。

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園内はこんな感じ。もちろん,先ほどのゲート以外に出入り口はありません。

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そして,園内から見える夜景が素晴らしいんです。
真正面には鶴見つばさ橋。これがこの駅最大のウリ,なんですね。

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この夜景目当てにやってくるヒトも多いとか。

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終電近くまで開園してます。仕事が終わった後でも,十分間に合いますね。
ただし,この日もそうでしたが,潮風がけっこう寒いので防寒対策はしっかりと,ね。

JR鶴見線(海芝浦支線) 海芝浦(18:50)→鶴見(19:02)
列車番号1806B 205系1100番台電車

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さて,海芝公園でくつろいでいた車掌さんも電車に戻ったようです。
ワタシもそろそろ帰りましょう。

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