みーつけたっ♪

プール帰りに本屋に立ち寄った。
夏休みだけに,各出版社はブックフェアを開催中。
ワゴンに平積みされた文庫本を眺めていると,ふと1冊の本が目にとまった。
「救命センター部長ファイル」(浜辺祐一著 集英社文庫)
浜辺祐一さんといえば,都立墨東病院救命救急センターの医師を務める傍ら,「こちら救急センター」など救命センターネタのエッセーを数多く手がけている。軽妙な語り口ながら,臨場感あふれる描写や現場の医師ならではの悩みを分かりやすく語りかけてくる彼の本は前から好きだったのだが,ここ数年,新刊が途絶えていた。
まあ,超多忙の代名詞のようになっている本業ゆえ,もう終わりなのかなとも思っていたところだった。
そんなわけで,大喜びでお買い上げとなったのはもちろんである。
彼の本はワタシの知る限り4冊出ているが,最初の「こちら救命センター」が出たのは1992年(なお,収録元の雑誌掲載は1990年)。
そして,今回の本は2008年。
16年もの年月が経っている。
これらの本を読み比べてみると,著者の考え方や姿勢に微妙な変化があったり,あるいは変わらない視点もあったりして面白い。
これからも益々多忙となるだろうが,次回作が出るのを楽しみにしたい。

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