沖縄コンビニ事情

 今朝の北関東は晴れ。朝の気温は25℃にわずかに届かず。昨日までより雲が減ったせいですかね。湿気も少し和らいだような気がします。

 日中も昨日より日差しがあって、34℃を超えました。明日は立秋だけど、週末からの3連休は36℃オーバーの予報が出てるし強烈な「夏」が戻ってくるんですかねぇ。

 ところで先週まで行っていた沖縄モグリですが、滞在中の胃袋の半分以上はコンビニのお世話になります。レストランでゆったり食事をしたり自炊したりする時間はなかなかとれませんからね。
 そのコンビニ、沖縄本島も内地とほぼ同様にセブンイレブン、ファミマ、ローソンの3つが展開してまして、今回泊まったホテルの近くにも3ブランドが揃ってました。
 なのですが、このうちセブンイレブンの沖縄法人は完全な自社の子会社ですが、沖縄ファミマは那覇でデパートを経営するリウボウが大株主、そしてローソン沖縄は県内でスーパーを経営するサンエーが大株主でして、そのせいか弁当や総菜などはご当地限定のものが数多くあります。
 その代表格が、ゴーヤーチャンプルー弁当。ご飯の上にゴーヤーチャンプルーをのせただけのシンプルなお弁当なのですが、これがけっこう美味しい。沖縄へ行った時の楽しみになってます。

 ファミマのゴーヤーチャンプルー弁当。お値段は¥420ナリ。脂身の付いた豚肉がたっぷり入っていて、ゴーヤーの苦みをまろやかにしてくれます。やや濃いめの塩味がご飯のお供にピッタリの逸品。

 一方ローソンのゴーヤーチャンプルー弁当はこちら。沖縄らしくお肉はスパムミートがどんと2枚載っていて、鰹節がふりかけてあります。お値段はファミマよりややお安く¥399円でした。

 ゴーヤーチャンプルー弁当のほかに、具材にタコスを使った海苔巻き「タコス巻」も両店舗にありまして、これまた美味しい。
 内地でも売ってくれないかなぁ~

カテゴリー: 日常, 食べ物 | コメントする

¥7,000で沖縄プレミアムクラス往復♪

 今朝の北関東は晴れ。ただ雲が多くてけっこう湿気を感じます。朝の気温は25℃ちょっとと今朝も熱帯夜でした。
 日中は雲が増えてきて夕方からは物凄い豪雨に。そのせいで最高気温は33℃止まり。台風が近づいてきて湿気が増してきてるんですかね。

 ところで先週行ってきた沖縄ですが、往復のヒコーキはANAのプレミアムクラスを利用しました。
 最近、普通席は沖縄線でもけっこう格安運賃が出るのですが、プレミアムクラスでは軒並み5万円オーバー。株主優待運賃でも4万円前後でして、3万円を切ることはほぼありません。この傾向はJALでも同じです。こういうところにも、格差拡大ってのが顕れてますねー。
 長距離線だからいい席に乗りたいけど、往復9万円ってのはチト無理があります。一方で、国際線と違ってマイルの国内線特典航空券は普通席しか予約できず、前日に空席があった場合だけ有償アップグレードが可能というシステム。沖縄線のプレミアムクラスの空席なんて、ほぼ望めません。
 そこでふと思いついたのが、マイルをANAスカイコインという電子金券に替えて、それでチケットを購入するという方法。もともと円高&オリンピックがなければマイルの特典航空券で欧州旅行にでも行こうかと思っていたところなので、マイルは手元にたんまりあります。通常は1マイル=1コイン=1円相当なのですが、ANAカード特典で5万マイルを一気にスカイコインに替えると1マイル=1.6コインとそこそこ美味しいレートが適用されて8万コインに変換できました。あと不足分は現金(クレカ決済)を足せば、実質負担¥7,000弱で沖縄線のプレミアムクラス往復ができちゃいました♪
 ちなみに、この場合は有償搭乗扱いなので特典航空券と違いマイルが通常どおり積算されます。往復で3,400マイルが積算されたので、実質的には¥2,000くらいの負担になったかも。

カテゴリー: 日常 | コメントする

ルンバがダウン

 今朝の北関東は曇り。朝の気温は26℃弱とかなり高めでした。
 日中も雲が多く、そのせいか最高気温は33℃ちょっと。日差しもないので比較的凌ぎやすい一日でした。

 毎週月・水・金曜日に自動で掃除してもらっている我が家のルンバなのですが、昨日はなぜか動かず。どうやらバッテリーが充電できなくなっているみたいで、ホームに乗せて充電させてもホームからずれるとすぐにバッテリー上がりになっちゃいます。
 今のバッテリーはちょうど2年前に交換したものなのですが、これくらいが寿命なんですかねぇ?交換前の純正品は7年使えていたのですが・・・
 とりあえず、Amazonで新しいバッテリーを注文しました。

カテゴリー: 日常 | コメントする

北関東はやっぱり暑い!

 今朝の北関東は晴れ。朝の気温は25℃を超えて今朝も熱帯夜。沖縄よりは湿度が低いとはいえ、やっぱり蒸し暑いです。
 日中は昼過ぎに夕立があった影響かギリギリ35℃に届きませんでしたけど、それでも暑いです。沖縄は常に海風が吹いていて日陰に入れば一息つける感じなのですが、北関東は風がほとんどなく日陰に入っても暑い。逃げ場がない感じですね。

 夏休み明けで一週間ぶりの職場では、会う人みんな「黒くなったねぇ」。
 涼しい沖縄ですが、日差しだけは関東とは段違いに強烈。なので滞在中はできる限り日差しを避けてウェットスーツも脱がずにいたのですが、それでも手首から先と首から上は避けようがない。日焼け止めを塗っても潜れば落ちちゃいますしね。おかげで到着後数日は夜になると顔面がヒリヒリしてました。

 週間天気予報を見ると、明日からしばらくは曇りがちで猛暑日はないみたい。一息、つけるのかしら。

カテゴリー: 日常 | コメントする

沖縄にて18(その7)

 翌朝。一晩バルコニーで干してそこそこ乾いた器材をパッキングしてからチェックアウト。宿からゆいレールの壷川駅に行く途中にある那覇中央郵便局で自宅に向けて送っちゃいます。
 けっこう重量制限が厳しくて預けきれない荷物も多数・・・今度はもうひとつ宅配便を使うためのバッグを持ってきたほうがいいかも。

 那覇空港で職場バラマキ用の土産を仕入れたら保安検査場を通過してラウンジへ。那覇空港のANAラウンジは広くなった代わりに窓が一切ないってのがちょっと・・・ファーストラウンジへ入れる身分になってみたいものです(笑)

ANA462便 沖縄/那覇(OKA)(11:00)→東京/羽田(HND)(13:30)
使用機材 ボーイング787-10(JA983a)

 そろそろお時間なので搭乗口へ。帰り道も例によってプレミアムクラス利用です♪

 帰りの使用機材もB787-10。以前はB747やB777の牙城だった東京=沖縄線ですが、徐々にB787が増えてきてますね。B787は機内が加湿されてるので身体に優しいから好きです。

 定刻よりやや遅れてRWY36Rから離陸。機窓からはチービシと慶良間諸島が見えます。

 巡航高度まで上がったところでお楽しみの昼食♪
 今日のメニューはソーミンチャンプルーにグルクンのエスカベッシュ(要するに南蛮漬け)と沖縄らしいメニュー。メインは鶏の塩麹焼きです。相変わらず白ワインがくいくい進むメニューですねー。

 食後のコーヒーをいただきながらウトウトしていたら、眼下に伊豆大島が見えてきました。

 眼下には館山湾と洲崎が。今日は都心上空ルートではなくノーマルなルートになるっぽいです。


 すぐ近くにはD滑走路RWY23に向かうANA便が飛んでます。どこからの便だろ?
 あっちのヒコーキと競争しながら(?)こちらはB滑走路RWY22に着陸。
 あっという間の1週間でした~

カテゴリー: ヒコーキ搭乗, 旅行<沖縄>, 食べ物 | コメントする

沖縄にて18(その6)

Point:ゴリラチョップ×3

2024年08月02日  気温33℃ 水温30℃ 透明度25~30m

 最終日は時折スコールが降るもののなんとか晴れてくれました。
 そんな今日は風が北向きということで名護の先にあるゴリラチョップへ。冬には何度もお世話になってるところだけど、夏に潜るのは初めてです。

 夏休みってことで海水浴やシュノーケル、体感ダイビングの観光客で大混雑のゴリラチョップ。でも手前側のサンゴ礁を抜けて沖の砂地まで行くととっても静かです。
 ふと足元の砂を見ると、何やら落ちてます。

 砂ごとすくいあげてみるとサカサクラゲさん(Cassiopea ornata)でした。初めて見たなぁ。
 まだ500円玉サイズのカワイイ子でしたね。

 コロナ後に完成した桟橋の下では、早くもイソバナなどが大きく成長しています。
 そのイソバナに付いていたのがイソバナガニさん(Xenocarcinus depressus)。普通種だけど、お目にかかったのはとっても久しぶりな気がします。

 砂地に点在する小さな根にナガサキスズメダイさん(Pomacentrus nagasakiensis)の幼稚園児サイズの子がいたのでパチリ。葉山あたりだと定番の季節来遊魚だけど、当然ながら沖縄では普通種です。

 砂地をモソモソ動いていた特大サイズリュウキュウカスミミノウミウシさん(Cerberilla affinis)。さっそく今川さんがゲージを取り出して体調測定したところ、軽く5cmを超えてましたね。
 1cmくらいなら「キレイ」って思うけど、このサイズだと正直キモイ。

 桟橋の下のガレ場でくねくねしてたクチナガイシヨウジさん(Corythoichthys schultzi)。ペアでいました。

 一見ヘビみたいだけど、マクロレンズで顔をシッカリ撮るとなかなかキレイなのだ。
 来年は巳年だけど、年賀状に使えるかなぁ?

 ガレ場でポヨポヨ漂ってたミナミハコフグさん(Ostracion cubicum)のパチ玉サイズ♪

 内地でこの子を見かけると「ナンパコ」か「単なるハコフグ」なのかとっても悩むんだけど、沖縄だとその悩みがない(ハコフグがいない。)からラクね。

 帰り道、シュノーケル客向けに数種類のイソギンチャクとクマノミが雑居している岩場でしばし撮影会。
 こちらはハマクマノミさん(Amphiprion frenatus)の幼稚園児サイズ。バックのイソギンチャクが白化してとってもキレイなんだけど、心配でもあります。早く台風が来てかき混ぜてもらわないとヤバい・・・

 小学生サイズのTheクマノミさん(Amphiprion clarkii)&シライトイソギンチャク添え。

 タイワンカマスさん(Scientific Name)の群れがやってきました。
 ゴリチョではよく見かける光景ですが、興奮しますねー。

 2本目も砂地へ。白い砂地にひらひらと生えている葉っぱをよく見ると、ウサギモウミウシさんが付いてました。
 写真を後で見返したら、左下にもう1匹いらっしゃいましたね。全然気が付かなかったー。ま、大きいほうでさえ2mmあるかないか、もう1匹は1mm足らず(←もはや肉眼ではゴミと区別がつかない。)ってサイズだから当然ですが。

 今年1月にようやく標準和名が付いたカザハナニジギンポさん(Petroscirtes xestus)。緑の瞳がとってもキレイなんだけど、なかなか巣穴から出てきてくれない・・・

 目の前をカスミアジさん(Caranx melampygus)たちがピュンッと通り過ぎていきました。カッコイイ!

 その辺に転がっていた(笑)ウミシダに付いてるアンボンウミシダカクレエビさん(Periclimenes affinis)。ウミシダカクレエビさんにも種類があるって初めて知った。

 再び桟橋の下で遊びます。
 中層でほわほわしているヒトヅラハリセンボン(Diodon liturosus)さん。
 大きくてつぶらな瞳とタラコクチビルがとっても可愛らしいのだ。

 鉄骨の中にはオトヒメエビさん(Stenopus hispidus)が多数お住まい。普通は岩穴にいて上半身しか見られないんだけど、ここでは隠れるところがないから全身むき出し。襲われないのかしら?

 同じ鉄骨にはタテジマヘビギンポさん(Helcogramma striata)たちがゴチャッと群れてました。
 さすがにこれだけの集団となるとちょっとキモイ。

 3本目も砂地の奥の桟橋を目指します。
 その途中に遭遇したのがミズンさん(Herklotsichthys quadrimaculatus)の大群!
 時折カスミアジさんが突っ込んだりして迫力満点だったのですが、マクロレンズではこんな写真しか撮れず・・・このときばっかりは、ワイコン持ってくればよかったーと歯ぎしりしました。

 点在する岩場ではところどころでイトマンクロユリハゼさん(Ptereleotris microlepis)の群れがありました。まだ子供サイズですね。

 桟橋の脚に生えたショウガサンゴの隙間にいらっしゃるダルマハゼさん(Paragobiodon echinocephalus)の子供。1cmくらいだったかしら。

 小さくてフレームに入れづらい、サンゴのせいでストロボの光が届かない、そして小さい上にチョコマカ動く・・・とフォトダイバー泣かせのこの子。かなり粘ったけど最後までまともな写真は撮らせてくれなかったです・・・

 今日イチのヒットだったのがこのウミトサカにいたノコギリハギさん(Paraluteres prionurus)の子供♪
 背景もいいし、色もいいし、何よりカワイイ☆
 じっくり撮りたかったけど、この写真を撮った直後にどこかへ消えちゃいました・・・(涙)

 帰り道、シライトイソギンチャクとハナビラクマノミさん(Amphiprion perideraion)のコラボを撮影。

 ラストはエントリー口近くの岩陰で群れてたヘコアユさん(Aeoliscus strigatus)。どうしてこんな形で、しかも逆立ちして泳いでるんだか・・・意味不明な子です。

カテゴリー: ダイビングPhoto, 旅行<沖縄> | コメントする

沖縄にて18(その5)

Point:ドリームホール、なかゆくい、クロスライン(万座ボート)

2024年08月01日  気温33℃ 水温30℃ 透明度25~30m

 さて4日目。今日は再び瀬良垣漁港からの万座ボートダイビングです。
 「今日からは普通のダイビングにしましょう。」ってことで、カメラのセッティングも普段どおりの14-42mmズームレンズに戻しました。

 今日もとってもいい天気。そして万座の水も絶好調の透明度が続いてます♪

 1本目はサクッと-30mの深場へ。小学生サイズのマルスズメダイさん(Pycnochromis ovatiformis)は安定のかわいらしさ♪

 深場の岩場になぜかクマノミさん(Amphiprion clarkii)のBabyがいました。辺りにイソギンチャクは見当たらないけど・・・?

 あとで今川さんに尋ねたら、岩穴の中に小さなイソギンチャクがあるんだってさ。納得。

 万座の海は複雑な地形も楽しみのひとつ。ワイコン持ってきて正解でした♪

 サイズだけはほぼオトナ、でも体色は幼魚のままのキツネベラさん(Bodianus bilunulatus)。ピーターパンじゃないんだから・・・(笑)

 今川さんがキンチャクガニさん(Lybia tessellata)を見つけてくれました♪
 チアのボンボンみたいなイソギンチャクをフリフリする姿はとっても愛らしいです。向こうは必死なんだろうけど(汗)

 大人サイズのミヤケテグリさん(Neosynchiropus moyeri)。2cmに満たない子供はちらほら見かけるけど、5cmサイズのオトナを見たのは初めてかも。
 背びれを広げてもらおうとビミョーに圧をかけたけど、のんびりしてるのか全然広げてくれませんでした・・・(涙)

 2本目はナカユクイへ。最初はサクッと-30mの深場へ。
 そこにお住まいなのはホワイトソックスことシロボシアカモエビさん(Lysmata debelius)

 この子がいる根にはケラマハナダイさんやらナンパコさんやらがゴチャッと群れてるんだけど・・・エビを撮るには邪魔で仕方なかったです。なんて贅沢なんだ!

 そういえば、エントリー前に「この根にはヌシのでっかいウミガメがいるよ。」って言われたけどまったく気付かなくてですね。エキジット後に今川さんにそう言ったら「えーっ、ずっと後ろにいたじゃん!」って船長さんもろとも大爆笑されちゃいました。
 マクロの目になってるとデカ過ぎるものは目に入らない・・・ダイバーあるあるです(笑)

 深場に長居はできないので、浅場にある砂地の藻場へ。今川さんが何やら探している間、ワタシはタテヤマベラさん(Cymolutes torquatus)の子供と追いかけっこしてました。

 ここナカユクイはウチナーグチ(沖縄言葉)で「ひとやすみ」という意味。その名のとおり、激流ポイントが多い万座の中では珍しい内湾性の静かなポイントです。
 静かな水の中で、モモイロサルパさん(Pegea confoederata)がほわほわと漂ってました。

 アザミサンゴの中でくねくねしてるチンウヨウジウオさん(Bulbonaricus brauni)
 小さい上にアザミサンゴがストロボの光を遮るので、こんな写真が精一杯です。リングストロボがいるな。

 ランチタイム。
 瀬良垣には「なかむらそば」という行列ができるほどの有名店がありますが、今日は定休日。なので漁港のすぐそばにある「花村そば」に行ったところ、こちらも大盛況でギリギリ外のテーブルが1つだけ空いてました。
 ソーキそばのジューシーセットで¥750だったかしら。値上がりラッシュのご時世、このボリュームでこの値段とは格安ですね。もちろん、味も絶品だし♪
 我々が会計を済ませたころにまた客が来たのですが、麺が品切れとかで断られてました。まだ正午を回ったばかりなのに・・・商売っ気ゼロなお店ですね。

 3本目はクロスラインへ。こちらも内湾の静かなポイントです。
 船下はサンゴ礁が広がる棚なのですが、その先は一面の白い砂地という癒しのポイントです。

 ふと水面を見上げると、ツバメウオさん(Platax teira)たちが群れてました。ワイコン持ってきて正解だったー☆

 クロスライン以外ではなかなか見られないトウアカクマノミさん(Amphiprion polymnus)。相変わらずオスはとっても凶暴で、しきりにストロボへ体当たりしてました。

 ブイの根元で昼寝中の巨大なアオウミガメさん(Chelonia mydas)。そこそこ大きなコバンザメさん(Echeneis naucrates)が背中とお腹にくっついてます。
 ダイバーさんが次々とやってきて記念写真を撮りまくってるんだけど、全然逃げるそぶりはなく熟睡されてました・・・

 カメさんが寝付いてるロープをよく見ると、ニシキフウライウオさん(Solenostomus paradoxus)のペアがお住まいでした。でもビミョーに逃げちゃって2匹にピントを合わせて撮るのは無理でした。

 砂地に点在する根のひとつに、サビウツボさん(Gymnothorax thyrsoideus)とニセゴイシウツボさん(Gymnothorax isingteena)の幼魚が仲良くルームシェアしてました。
 サビウツボさんはともかく、ニセゴイシウツボさんはヒトの太ももくらいの太さまで成長する大型種。もうちょっと大きくなったらシェア解消だね。

 ラストはブイのフロートにお住まいのオオモンカエルアンコウさん(Antennarius commersoni)。付着物と見事に同化しててシルエットが分かりません~

カテゴリー: ダイビングPhoto, 旅行<沖縄>, 食べ物 | コメントする

沖縄にて18(その4)

Point:ホーシュー北(ビーチ)×2

2024年07月31日  気温33℃ 水温30℃ 透明度30m over

 3日目。
 昨夜、大興奮の今帰仁から那覇のホテルへ帰ってきたのは日付が変わるちょっと前。なので、今日はのんびりとお昼前のピックアップとなりました。

 今日潜るのは昨日ボートで潜ったホーシューの北側。ただしボートではなくビーチからのエントリーです。
 以前はエントリー口近くの散策路にもクルマが入れた万座毛ですが、今は散策路の入口に車止めが設置されちゃったので駐車場からエントリー口までは台車でえっちらおっちらと器材を運ばなきゃいけなくなりました。

 狙いはここにしばしば登場するカマストガリザメさんだったのですが、結果的には逢えず。
 ワタクシ、サメ好きなのになぜかサメ運がないようでして、以前にも空振りしてるんですよねぇ~
 この日も、ひたすら中層で透き通った青い海と時折やってくるグルクンたちを眺めるだけでした。それはそれで、贅沢な時間なんですけどね。

 ひたすら「青」を満喫しての帰り道、サメさんの代わりにやってきたのはカメさん♪

 しかも、アオウミガメさんではなくタイマイさん(Eretmochelys imbricata)
 タイマイさんってレッドリストに載るくらいレアなはずなんだけど、ワタクシはなぜかよく出会ってるんですよね。亀なんてまずいないはずのレッドビーチでも、エントリー口近くで出会ったことがあるし。

 なかなかサービス精神旺盛な子で、私たちの周りをぐるぐると回って遊んでくれました♪

 さて、このホーシュー北ですが、海は素晴らしいものの出入りがとっても大変でしてね。
 エントリー口はご覧のとおりデコボコだらけの岩場。

 そして浜辺から万座毛の散策路まではこんなゴツゴツの岩場を上り下りすることになります。一歩間違えると血まみれのミンチ確定・・・ぶるぶる。

 岩場を上がりきったらこんな素晴らしい光景が広がってるんですけどね・・・

 海までの道はこんな危険な状態だし、海の中も時として潮がとんでもなく流れて水深も深いドロップオフなので事故が絶えないホーシュー北。自己責任とは言っていられず↑のような妨害(!)に出たんでしょうけど、こんな素晴らしい海にビーチエントリーできるポイント、ダイバーや釣り人を拒み切れるわけもなく。
 いっそのこと真栄田岬みたいに階段とかダイバー向けの設備を整えればいいのにって思っちゃうけど、そしたらダイビング船の客が減るからって漁師さんが反対してるのかなぁ。真栄田岬と前兼久漁港のダイビング船みたいな共存共栄ってここじゃ無理なのかしら。

カテゴリー: ダイビングPhoto, 旅行<沖縄> | コメントする

沖縄にて18(その3)

Point:ドリームホール、ホーシュー(万座ボート)、トレジャーパラダイス×2(今帰仁ボート)

2024年07月30日  気温32℃ 水温28~29℃ 透明度30m over(万座)、10~12m(今帰仁)

 2日目。今日はチョコっと遅めのスタートでまずは万座の瀬良垣漁港へ。
 今日もいい天気です。日差しが強烈で顔がヒリヒリします。

 まずは船下の根の縁にお住まいのカクレクマノミさん(Amphiprion ocellaris)にごあいさつ。

 マナベベラさん(Labropsis manabei)のBabyサイズ♪

 メガネゴンベさん(Paracirrhites arcatus)はいつも良いモデルになってくれます♪

 2本目はホーシューへ。今日は夜に備えてマクロレンズだし明日もホーシュー予定なので、サメ待ちはせずホーシュー岩の岩陰へ。
 潮通しの良い岩陰にはそーゆー環境を好むウィランイボウミウシさん(Phyllidia willani)が付いてました。

 ミゾレウミウシさん(Chromodoris willani)は夏の沖縄では安定の普通種。触角と二次鰓にちりばめられたラメ模様がとってもキレイ。
 そーいや↑のウィランイボウミウシさんもミゾレウミウシさんも種小名が”willani”。オーストラリアのウミウシ研究者であるウィラン博士への献名ですかね?

 ホーシュー岩の暗い岩陰にいらっしゃったホシゾラワラエビさん(Chirostylus stellaris)。沖縄では珍しくもない普通種ですが、マクロレンズのテストにはもってこいの被写体です♪
 まだマクロレンズの扱いに慣れないワタクシ。夜に向けてしっかり慣れないと。

 「麿」ことシテンヤッコさん(Apolemichthys trimaculatus)が近くを通りかかったのでパチリ。

 チコッと深場へ降りるとそこかしこにいらっしゃるセナキルリスズメダイさん(Chrysiptera starcki)。普通種でもマクロレンズでしっかり撮ると美しさが際立ちますねぇ~♪

 センテンイロウミウシさん(Hypselodoris decorata)も普通種ですが、バックがキレイだったので・・・

 準備運動(笑)のあとは、万座からさらに北へ移動します。

 向かった先は、名護の北側にある本部半島の北側にある今帰仁(なきじん)村。那覇からの距離は80km以上あり、バスの直行便はなくすべて名護での乗り継ぎとなるほどです。
 さすがにこれだけ遠いとなかなかダイビングでも来る機会はそうそうなく、ワタクシも今帰仁村へ足を踏み入れたのは古宇利島の北に沈んでいるエモンズへ潜りに行ったときくらい。ちなみに古宇利島も今帰仁村に属します。
 わざわざそんな遠くまで来ることにしたのは、ココでニシキテグリさんが生息するダイビングポイントが見つかったから。有名になったのは昨年あたりからなのですが、既に「知る人ぞ知るニシキテグリ観察ポイント」としてダイビング業界ではかなり有名になってます。
 見た目の美しさや愛らしさ、そして繁殖行動の面白さからダイバーに大人気のニシキテグリさん。彼らに逢うだけならば那覇空港近くのうみそら公園にもいるのですが、透明度が悪い上にそもそも枝サンゴの奥深くに潜んでいる彼らに出会うのは至難の業。ワタクシも彼らを撮ろうと試みて何度も失敗している因縁の相手でもあります。
 そんな中、今回のモグリを申し込んだ際にガイドの今川さんから「7月中ならニシキテグリの産卵ツアーもやってますけど、行きますか?」とお誘いを受けましてね。もちろんOKした次第です。

 今帰仁漁港に着いたのは午後3時過ぎ。夏の沖縄ではまだまだ日が高いですね。
 到着したらまずは1本チェックダイブに出かけます。
 どうやら今日のゲストはワタシだけみたい。一人のお客さんのために船を出してくれるなんて大感謝です♪

 ニシキテグリさんがお住まいなのは、ユビエダハマサンゴという枝サンゴのコロニーの中。そして産卵が行われるのは日没後。
 必然的に観察は真っ暗な中でのナイトダイビングとなるのですが、スキル不足の方だとボキボキサンゴを折ったり泥を巻き上げたりしてせっかくのポイントが台無しになっちゃいます。そんなわけで日中のチェックダイブが必須とされてます。

 ガイドの今川さんとワタシ、そして地元のガイドさんを乗せて船は出航。
 まずは本番の舞台へ。直径7mほどのユビエダハマサンゴのコロニーをぐるっと一周します。
 この辺に居そうだからとガイドさんに言われてしばらく見ていると、ニシキテグリさん(Synchiropus splendidus)がチラッと姿を見せてくれました。

 ある意味ニシキテグリ観察専用ポイントといった風情のこのポイントですが、その周りには沈船があったり、スギノキエダミドリイシの大群生があったりします。もうちょっと透明度が良ければ見事な光景なのだそうですが・・・
 でもかわいいサイズのテングカワハギさん(Oxymonacanthus longirostris)に出会えましたよ♪

 チェックダイブの後は港に戻って日没を待ちます。
 ワタシは本番に向けてカメラの準備。

 普段はマクロもワイドも撮れるようにと14-42mmのズームレンズを使用しているワタクシですが、今日は45mmのマクロレンズ。そして暗い中での撮影となるのでフォーカスライトも取り付けました。
 だいぶ前に日中と同じセッティングのカメラで撮ろうとして奄美大島で撃沈したことがありましてね。ニシキテグリが姿を見せるのは一瞬なので、それからズームレンズを動かしたり暗くて動作が鈍いオートフォーカスを合わせていては間に合いません。これに懲りてマクロレンズとフォーカスライトを新調したのですが、その直後にコロナ禍になりお蔵入り。
 今回、ようやく日の目を見ることができました♪

 日も傾いてきたのでそろそろ本番。再びユビエダハマサンゴのコロニーへと向かいます。
 今川さんにおススメしてもらった位置に陣取ったら、あとはじっとニシキテグリさんが出てくるのを待つだけ。
 いよいよ辺りが夜に包まれて宵闇に染まりかけたころ、目の前のサンゴの上にひょっこりとオスのニシキテグリさんが登場しました。

 事前に行われた今川さんによる詳細なレクチャーによれば、ニシキテグリさんたちは1匹のオスと複数のメスによるハーレムを作っており、産卵前にはオスがテリトリー内のメスたちに挨拶して回ります。なので、まずはそのオスを見つけてひたすらその動きを追いかけるのが大事とのこと。
 稀にテリトリー内にほかのオスが入り込むと互いにヒレを広げて喧嘩が始まるとのことでしたが、実際に目の前でそんな喧嘩も始まっちゃいましてね。メッチャ興奮しました~

 辺りが完全に漆黒の闇に包まれたころ、オスがメスを胸鰭に乗せてふわりとサンゴの上に浮かび始めました。いよいよ産卵のはじまりです♪

 日中はサンゴの奥深くに隠れていてなかなか全身を撮らせてくれないニシキテグリさんですが、この産卵行動はサンゴの上に浮かぶので絶好のシャッターチャンスとなります。だいたいサンゴの上10~15cmくらいまで浮かぶのですが、どこまで上がるかは運次第。そのギリギリの高さの見極めがけっこう難しいです。
 当然ながらニシキテグリさんは光を嫌うので、撮影中はギリギリまでフォーカスライトの光量を落とし、さらに魚の目には見えにくい赤色のフィルターを使用しています。

 ある程度の高さまでランデブー浮上するとサッと分かれて一瞬のうちに再びサンゴの中に戻るのですが、その一瞬の間に産卵と放精が行われます。
 そのあとでオスは別のメスのところへ行き、再びランデブーを繰り返します。この夜は4回くらい飛んでくれたかな。
 夢中で見てたので時間は気にしてなかったけど、だいたい20分くらいでニシキテグリさんは姿を消しました。

 船に戻って聞いたところでは、今川さんは別のところで狙ったものの空振りだったそうでして。相手は生き物だから確実に見られるわけはありませんしね。ホント、ラッキーでした☆
 お膳立てしてくれた今川さんには大感謝です♪

カテゴリー: ダイビングPhoto, 旅行<沖縄> | コメントする

沖縄にて18(その2)

Point:牧港×3

2024年07月29日  気温33℃ 水温28℃ 透明度10~12m

 さて、今日から5日連続のダイビング。初日は5月以来のダイビングなので「のんびりビーチで」とリクエストしておいたところ、案内されたのは那覇市街地からクルマで20分ほどのところにある牧港。
 ココ、裏手にはドクターヘリの発着所なんかがある工業地区のフツーの海岸です。

 ダイバー設備どころか近くにはトイレもない海岸なのですが、こういうところで潜れちゃうのが沖縄ダイバーの「普通」。まあトイレならでっかい水洗便所が目の前にありますしね(笑)
 内地だとダイビングポイント以外で潜ったりしたらあっという間に密漁を疑われて大騒ぎされちゃうところですが、沖縄では米軍統治時代にアウトドア大好きな米軍さんが好き勝手に潜ってた伝統(?)のおかげでこういうスタイルが定着したっぽいです。今でも基地勤務の米兵さんは基地でタンクを借りて、残波岬の何もない断崖から潜ったりしてますからねぇ~
 たまに遭難してるみたいですけど。
 でも、ファンダイバーに混じって正真正銘の密猟者もいましてね。銛で突いたばかりのブダイを片手に堂々と歩いているヒトもいました。こーゆー奴らのために潜れなくなっちゃうと困るんですけど・・・

 市街地の海だからと侮るなかれ。潜ってみると、透明度こそイマイチながらもマクロネタはごろごろ。明日に備えて未だなれないマクロレンズの練習をしたいワタクシにはもってこいです。
 ブイのロープには500円玉サイズのかわいいノコギリハギ(Paraluteres prionurus)さんの子供たちが群れてました。

 同じロープに付いていたニシキフウライウオ(Solenostomus paradoxus)さん。美しい・・・

 沖にはナカモトイロワケハゼ(Lubricogobius dinah)さんもいらっしゃいます。水深20m足らずとカラダに優しい水深なのでじっくり撮れました。

 ウミウシ好きのガイドさんが砂地のグロなウミウシさんを見つけました。
 アカクセニアウミウシさん(Phyllodesmium kabiranum)とおっしゃるそうですが、この見た目と大きさ(5cm近くありました。)はさすがにグロい・・・

 グロいと言えば、この子も。手のひらサイズのキッカミノウミウシさん(Phyllodesmium magnum)
 せめて数cmくらいの大きさならキレイなんだろうけど・・・

 岩陰の、さらにガンガゼの棘の間に隠れていたのはコノハガニさん(Huenia heraldica)。緑色の綺麗な子でした。

 以前葉山でも見かけたアカハチハゼさん(Valenciennea strigata)
 さすがに本場沖縄のアカハチハゼさんは大きくて15cmくらいありました。

 普通種だけどとっても可愛いニセネッタイスズメダイさん(Pomacentrus amboinensis)がいたので思わずパチリ♪
 1cmちょっとの幼稚園児サイズでした。

 そこかしこで見かけるイシガキカエルウオさん(Ecsenius yaeyamaensis)ですが、遊び相手としてはとってもいい被写体です。
 あえて絞りをやや解放気味にしてパチリ。

 エントリー口近くの浅場に群れてるダンダラスズメダイさん(Dischistodus prosopotaenia)
 大人はダイバーを見かけると体当たりしてくる獰猛な子ですが、子供は撮られるのを嫌がって激しく逃げ回る・・・どちらもダイバー泣かせですね。

 クロスズメダイさん(Neoglyphidodon melas)の小学生サイズ。
 水中で見られるあの神秘的な美しさは、なかなか写真じゃ表現できません。

 岩陰の小さなイソギンチャクには中学生サイズのハマクマノミさん(Amphiprion frenatus)がお住まいでした。

 岩のもしゃもしゃの上を這ってたクロスジアメフラシさん(Stylocheilus striatus)。たぶん、初見。

 最後はTheクマノミ(Amphiprion clarkii)さん。小学生サイズのかわいいサイズの子だったので撮ってあげました♪
 小学生だけに動きもやんちゃで手こずったけど(笑)

カテゴリー: ダイビングPhoto, 旅行<沖縄> | コメントする