Guamにて２　（その１）

　今年の夏休みは久しぶりに海外脱出することにしました。

　直接の動機はとっても美しいハゼ「ヘルフリッチ（シコンハタタテハゼ）」に会うこと！
　ヘルフリッチは日本でもいることはいるのですが、確実に会えるのは小笠原のみ。沖縄では「たまに」「とんでもない深さで」会えるだけ。小笠原はアクセスが週１便の船のみとめっちゃ不便で休暇の制約が多いサラリーマンにはハードルが高すぎるし、沖縄は確実性に欠けます。
　一方、海外に目を向けるとサイパンやグアム，パラオなどでコンスタントに会えるようです。どこも成田から直行便が出てますから、海外の方がよっぽど良さそうですねー。
　サイパンやパラオへの飛行機はデルタ航空が直行便を飛ばしていますが、あいにくデルタ航空は所属アライアンスがスカイチームなので旨みがありません。一方，グアムはデルタに加えてワタシが上級資格を持つスターアライアンス所属のユナイテッド航空が直行便を飛ばしています。それならこっちの方が良さそうですねー。

　というわけで出発日、ラウンジ巡り目当てで始発電車を乗り継いで成田空港にやってきたのは朝８時前。なのですが、ユナイテッドのカウンターは誰もいません･･･
　スタアラゴールド専用カウンターにも行ってみたのですが、UAのチェックインはできないとのこと。仕方なくUAカウンターの手前で並んでいたら，スタアラカウンターの受付GHさん（もちろんANAの方。）が「８時過ぎくらいには開くと思います。申し訳ありません～。」と声をかけに来てくれました。うーん、他社なのにわざわざ声をかけてくれるとはなんて親切なんでしょう！ANAの株がぐーんと上がりましたよ。

　結局、カウンターが開いたのは８時半前。UAの担当者は「お待たせしました。」の一言も無し。さすが「ドライ」と評判のアメリカ系です。
　今回予約したチケットはもちろんエコノミーのツアーチケットなのですが、スターアライアンスゴールドを持っていればビジネスクラスのプレミアチェックインを利用できます。今日のように夏休みでカウンターが大混雑しているときには非常に重宝しますね。

　チェックインと手荷物預託を済ませたら、これまた☆Ｇ用の優先セキュリティレーンを利用してイミグレへ。せっかくなので、ここで自動ゲート利用手続を済ませておきました。帰国する時も楽ですからね。

　出国したら、お待ちかねのラウンジへ！まずはANAラウンジで腹ごしらえです。
　上級会員になって初めての国際線ラウンジですが、さすがウワサ通りの豪華さです。国内線ラウンジとは比較にならないくらい充実したミールをあれこれ迷いながら皿に盛ってお食事タイム♪ちなみにビールはキリンの「一番搾り」でした。プレミアムモルツはファーストラウンジに持って行かれちゃったみたいですね。

　さて、せっかくなのでこれからお世話になるUAラウンジ「レッドカーペットクラブ」にも行ってみましょう。
　びっくりしたのは、こちらではあっさりとビジネスクラスラウンジでもプレミアムモルツを飲めたこと。すでにANAラウンジでお腹いっぱいだったのですが、ビンボー症のワタシはちゃっかりここでも飲んじゃいました♪
　ミールは一応パン系とおにぎり、サラダなどがありましたが、ANAラウンジの方が充実してましたね。ただ、こっちは思いっきり広くて空いているのでゆったりするにはこちらの方が良さそうです。

　そろそろ時間になりましたので搭乗口へ。
　UAは登場クラスやブッキングクラスにより乗客をグループに分けて搭乗させる方式をとっていますが、ワタシは☆Ｇのおかげでもちろん最優先の「Boarding Group 1」でした♪というわけで、長蛇の列を横目にさっさとヒコーキへ。

UA827便　東京／成田(NRT)(11:00)→グアム(GUM)(15:45)
使用機材　ボーイング777-200（N210UA）

　使用機材は大型のB777-200。それがこの日は家族連れを中心に超満員でした。
　残念ながら窓側席はとれず、ワタシは左側２列の通路側席。幸い、隣は軍人さんらしいスリムな紳士だったので快適なフライトを楽しめました。これがあちらの方にありがちな”BIG”な方とかウルサイ子供達だとサイアクですからねー。
　搭乗してびっくりしたのが、コックピットへの扉が全開だったこと！ドアクローズの直前まで開けっ放しで、機長とCAさんがドアで談笑している姿が丸見えでした。最近はテロ対策で、特にアメリカは神経を尖らせている･･･と思っていたのですがねぇ。日系じゃまず見られない光景です。

　さて、定刻よりやや遅れてドアクローズしてテイクオフ。通路側席なのであまり機窓の風景は楽しめませんが，遠くから見た感じではすぐに房総半島を突き抜けてヒコーキはひたすら海上を南下しているようです。
　お昼時のフライトなので、しばらくすると機内食が配られ始めました。カレーとパスタのチョイスができたと記憶していますが、どちらもなぜかバターロール＆バター・ジャムが付いてまして･･･ラウンジでしこたま食べて呑んだばかりのワタシはきっちりパンを残しました。あ、味はまあまあでしたね。旨くはないけど、評判ほど不味くもなかったです。
　やがて、ヒコーキは定刻より30分早くグアム国際空港へ着陸しました。

　到着後、まずはイミグレで入国手続。日本人は90日以内の観光であればビザ無しでも入国できますが、予めインターネットでESTAの認証を得ていればイミグレがとってもスムーズに通過できます。アメリカ本土と異なりESTAが義務化はされていませんのでこの日もNO-ESTAの列は長蛇となっていましたが、ESTAの列はガラガラ。$14を特急料金と思えば美味しい制度だと思いました。しかも２年有効だしね。
　スムーズにイミグレを通過した後は、荷物をピックアップして税関を通過。空港のロビーで待っていると、ホテルへのバスのお迎えの声がかかりました。あちららしいデカイバスに乗って15分ほどでお目当てのホテルに到着。

　今回お世話になるのは「フィエスタ　グアム」です（写真は翌朝に撮影。）。チェックインを済ませてからカードキーを受け取りエレベーターへ。

　最近のホテルらしく、ちゃんとエレベーターはカードキーを挿入しないと客室階へ上がれない仕組みです。

　客室はこんな感じ。野郎の一人旅、しかもダイバーが寝に帰るだけのお宿としては豪華すぎます！

　えらくオサレな洗面台にバスタブ＆トイレ。水回りは大理石の床。さすが「リゾートホテル」です。ただね、このオサレなガラスの洗面台はかなり水はけが悪くて閉口したりもしたのですが･･･
　あと、トイレは普通の洋式便器。ウォシュレットは付いてませんでした。日本国内ならともかく、海外ではまだまだ超高級ホテルくらいしかウォシュレットは付いてないみたい。

　ベランダ。このホテルは海側の客室と山側のそれとではエライ格差があるようで、海側の客室はそもそもベランダ自体付いてません。なので、予約の際には（かなり値段は違うのですが）ちゃんと「オーシャンビュー」と指定して予約しないとエライコッチャになりますのでご注意を。
　ただ、まさかこんな上の方の「いいお部屋」にしてくれるとは思ってませんでした♪格安のツアー料金（ANAの旅作で往復のエア＋ホテル６泊（シングルユース）＋空港往復送迎付きで\186,190でした。）だったしねー。

　さてさて、部屋に荷物を置いて一休みしてから夕食を食べにお出かけ。ホテルの前のショッピングバスのバス停で待っていると･･･

　こんな「赤いショッピングバス」がやってきます。さっそく運転手さんから５日間乗り放題チケット($25ナリ)を買ってバスの中へ。
　前にGuamに来たときはそんなに混雑している印象は無かったのですが、今回はいつ乗っても大混雑でした。フィエスタはホテル街でも端の方なのでたいていは座れたのですが、高級ホテル（アウトリガーとか。）が並ぶあたりではまず座れない状況ですね。ＨＩＳが運航しているらしい「シエラバス」は見たところガラガラでしたので、次からはこっちを利用する方が良いかも。ただ、あっちはフツーのバスだけど「赤バス」は半分以上の席がオープンエアーだから気持ちよいんだよね･･･

　やってきたのは赤バスの終点「マイクロネシアモール」。巨大なショッピングセンターです。ファッションから土産物、映画館など一通りのモノは揃っていて、買い物好きの方なら一日潰せそうです。

　買い物にまったく縁のない一人旅の野郎ダイバーがなぜやってきたのかと言えば、お目当てはココ。フードコートです♪
　Guamは言うまでもなくリゾート地なので、街中のレストランはどこも高価。コンビニでも、おにぎりは日本の倍くらいのお値段がします。かと言ってパン嫌いのワタシが毎日コンビニの安いパンを食べ続けるのも悲しすぎます･･･
　そこで目を付けたのがココのフードコート。テイクアウト式のお店は中華が多いのですが、ご飯モノ＋おかず３点＋スープで通常\700くらい。しかし夕方18:00過ぎくらいから次第に値段が下がってきて19:00を回る頃には半額に☆
　味もそこそこ良いし、バラエティもけっこうあります。

　今晩の晩飯はこちら。美味しかったです♪