湯治へ（後編）

このホテル，ウリはすべての部屋にあるテラス温泉なのですが，それとは別に大(?)浴場もあります。敷地内にある「ほの香」という浴場がそれ。
　ホームページや部屋の案内には，一部時間を除いて宿泊者は「割引」になると書いてあったのですが，フロントで訊いてみると「すべて無料でいいですよ～」とのこと。
　というわけで，チェックイン直後の混み出す前に行ってみました。

　見た感じではバラックのような安普請っぽい建物ですが(笑)，中はそこそこキレイ。ただ，脱衣所も内湯・外湯とも，「大」浴場と呼ぶには少々気恥ずかしくなるような狭さ。内湯は洗い場が４人分。そして内湯の容量も４人が限界かな。外湯に至っては２人入ればギュウギュウになっちゃう。ワタシが入った夕方５時前＆翌朝6時過ぎはガラガラでしたので気持ちよく使えましたが，繁忙期の混雑しそうな時間帯（17時～21時）は避けた方が良さそうですね。

　さて，ひとっ風呂浴びたらお腹も空いてきました。ここの夕食＆朝食はフロント脇のダイニングでバイキング形式となっています。というわけで，大皿に盛りつけた１皿目はこんな感じ。

さすがにホテルのオードブル類は美味しい♪冷えた白ワインにとっても良く合います。

んでもって，２皿目はこれ。
　ここ，チャーハンとかエビチリ，餃子といった中華料理もかなりイケます。

ラストはこんな感じ。お腹もふくれてきたので，のんびり２杯目の白ワインとともにおつまみを楽しみました。

　ちなみに，夕食のウリとして「カニ食べ放題」ってのもあります。バイキングの中に，カニ腕がごろごろと転がってまして，好きなだけ食べることができます。ワタシは面倒くさがりなので食べませんでしたが…

食後は部屋の横にあった図書コーナーでのんびり。残念ながら，読書のお供のコーヒーは自販機の缶コーヒーになっちゃいましたけどね。
　この図書コーナー，「図書」と言っても並んでいるのはコミック類と観光案内が中心。なので，ワタシは自前の本を持って行きました。
　でも，窓辺のチェアで風に当たりながら本を読むのはなかなか気持ちよかったですよ。

翌朝。
　バイキングの朝食（辛子明太子食べ放題は嬉しかった♪）を平らげてひとっ風呂浴びてから（結局，５回も入浴しちゃいました☆）チェックアウト。

ちょうどいい時間にバスが無かったので，のんびり駅までは歩いていくことにしました。
　昨日の雨もあがって今朝はいい天気♪林の中のお散歩もなかなかいいものです。

歩くこと30分ほどでJR日光駅に到着。明治時代に開業したこの駅，日光線の「レトロ調」が何とも似合う駅舎ですね。

駅舎の中に入ると，ちょうど電車が出発した直後（涙）。仕方ないので，次の電車までちょいと駅の中を見てみましょう。
　改札口の横にあるのはみどりの窓口。きっぷだけじゃなくて，東武バスのクーポンも扱ってます。奥日光方面に行くなら，往復するだけでお得になるみたいですよ。

一般の待合室。何とも時代がかってます。
　このほかにも貴賓室や特別待合室（今はギャラリー）もあるようですが，そちらは残念ながら休業中で入れませんでした。

ホーム。
誰もいません…

２番線の向こうは東武日光線が走っています。
　ちょうど，６月から運行を始めた253系1000番台によるJR直通特急「日光」が発車するところでした。

待つこと30分でようやくお帰りの電車が到着。それじゃ，帰るとしますかね。