中禅寺金谷ホテル(その2)

 翌朝。
 冷え込んでますけど、外は良い天気みたいです。
 それにしても、つららが凄いですねー。

 お昼前までのんびりしてから、ごろごろだけじゃメタボが気になるのでお外へ。
 ホテルから国道までの道はところどころアイスバーンとなっていてけっこう危険です。
 国道はきちんと除雪されていて路面もほぼ乾いてるんですけど、除雪車の届かない歩道は雪道状態。なので、車道を歩きながら車が来たら避けるって感じです。連休にもかかわらず、マンボウゆえかあまり車は見かけませんでしたけどね。

 向かった先は、金谷ホテルから歩いて30分くらいのところにある竜頭の滝。
 茶屋から眺める滝は、予想どおり雪景色とのコラボが見事でした。

 滝の横には遊歩道があって滝沿いに登れるようになっているんですけど、遊歩道はご覧のとおり完全なゲレンデと化してましてね。ところどころ、階段の手すりにつかまりながら腕力で這い上がる感じでした。

 遊歩道を上がって滝の中腹へ。
 竜頭の滝の水はもともと温泉が混じる湯ノ湖から戦場ヶ原を経て流れてきているせいで、冬でも凍りません。標高的には袋田の滝のように結氷してもおかしくないんだけどね。

 さらにゲレンデを這い上がって滝の上の国道へ。
 滝の上にかかる国道の橋から湯川を眺めると、薄雲を通した太陽にハロがかかってました。

 革靴でゲレンデを直滑降するのはコワイので、帰りはおとなしく除雪された国道を歩いて帰ります。
 竜頭の滝は落差60mを全長210mで流れ下りますが、自動車はさすがにそれは無理なので迂回して下っていきます。その途中、海上保安庁の車とすれ違いました。なんでも、毎年今頃に湯ノ湖で寒冷地での救助訓練を実施しているんだとか。
 途中、林が途切れたところから中禅寺湖がきれいに眺められました。

 ホテル近くまで戻ると、湖の向こうに男体山がそびえています。
 これも冬枯れの今の時期ならではの眺めですね。

 ホテルに戻ったらちょうどお昼時。
 国道からホテルへ向かう脇道は、お昼前でもこんなゲレンデ状態の個所がちらほら。転ばないように慎重に戻りました。

 お昼ご飯もホテルのダイニングでいただきます。
 腹を膨らませるだけなら竜頭の滝の茶屋でおそばをいただいてもよかったのですが、どうしても金谷ホテル名物の「ニジマスのソテー」を食べたかったので「冬のスペシャルランチ」をいただきました。
 さすがに寒い外へ出かけるのは皆さん敬遠しているのか、ホテルのダイニングはけっこう混雑していましたね。
 サラダは「さつまいもとビタミン大根のサラダ 金谷ゆずサーモンのリエットと大谷の生ハム添え」。いきなりワインに合う前菜が出てきて、思わず真昼間から白ワインを注文しちゃいました。
 スープはさつまいものポタージュ。そしてパンが出てきます。
 メインは牛ほほ肉のプラム煮かニジマスのソテーを選べるのですが、もちろんソテーを選択。さすが、絶品でしたねー。
 デザートのアイスクリームとコーヒーが出てきて¥3,800ナリ。安くはないけど、もともとお高い金谷ホテルのレストランにしてはかなりお値打ち価格だと思いました。

 食後はお部屋でごろごろしたり、ラウンジでコーヒー片手に読書したりとのんびり過ごしました。
 昼下がりにお風呂へ行ったら、日帰り入浴らしき団体さんで大混雑していて引き返すなんて一幕も。戦場河原でトレッキングでもしていたのかしら。

 お昼をしっかりといただいたので、夕食は遅めの7時半からいただきました。

 連泊の楽しみのひとつが、2泊目のお食事。たいてい1泊目の料理はあらかじめホームページなどで紹介されているのですが、2泊目の料理は出てきてからのお楽しみ。今回も、昨夜のディナーでは印刷されたメニューを渡されたのですが、今夜はメニューはなく口頭での紹介でした。
 前菜は「和牛のテリーヌ マスタードとリンゴのソース生湯葉添え」。白ワインとの相性がぴったりの前菜にお酒が進みます♪
 スープは「白菜のポタージュ」。言われないと白菜って分からない感じでしたけど、かすかな白菜の甘みが感じられます。ウェイターさんも「評判いいんですよー」って言ってました。
 魚料理は「車海老と帆立のグリエ バルサミコのソースにキャベツのグラタン添え」。これまた白ワインにぴったりの料理でした。美味しかったー!
 レモンのソルベで口直ししたあと、メインは「とちぎ和牛匠のサーロインステーキ きのことシャンパンのソース温野菜添え」。めっちゃ豪勢にサシが入ったとろけるようなお肉は絶品でしたね。
 デザートは「安納芋のモンブランと抹茶のアイスクリーム フルーツ添え」にコーヒー。デザートでさつまいものモンブランはちょっと重かったかな。おいしかったけど。

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