MOULIN ROUGE!

 今朝の北関東は曇り。朝の気温は22℃ちょっとですが、雨が降ったりやんだりなので湿気がものすごいです。貴重な晴れ間となった昨日のうちにベッドマットを干しておいて大正解でした♪

 そんな今日は、東京へお出かけ。上野東京ラインに揺られて向かった先はこちら。

 日比谷の帝国劇場です。
 最近はミュージカルにハマっている東京勤務の後輩のお誘いでした。

 昨年行った宝塚ほどじゃないですけど、女性客が8割くらいのアウェーな空間。ロビーにはこんな看板があちこちにあって、その前には記念写真を撮る女性陣の姿が。

 このMOULIN ROUGE!は昨年の公演で大人気を博したらしく、今回はその再演なんだとか。

 題材はパリに実在する有名なキャバレー・・・といっても日本の酒場の「キャバレー」ではなく、800人以上が入れてディナーショーなどが行われるナイトクラブ(これがフランス語でいうホントの「キャバレー」)です。なんでも1889年創業の老舗で、「ジムノペディ」などの曲で有名なエリックサティが常連だったほか若き日のフランクシナトラも音楽提供をしていたとか。赤い風車(去年崩壊しちゃったらしい。)や庭に置かれた像のモニュメント(←1フランで中に入れたようで、中は阿片窟になってたとか。)が有名で、舞台の両脇にもそれが再現されています。
 そこを舞台にした2001年公開の同名のミュージカル映画が世界的大人気となり、2018年にミュージカルが制作されてボストンを皮切りにブロードウェイでも上演されてついに昨年日本でも公演が行われたという流れだそうです。
 相方が上演前に解説してくれたところによれば、このミュージカルの特色のひとつは演奏される楽曲の多くがオールディーズナンバーであるということ。確かにElton Johnの”Your Song”はもちろん、聞き覚えのあるメロディーが多かったです。もっとも日本公演では歌詞も日本語に直されているので、オリジナルを聴き慣れているとかえって分かりにくい感じもしましたが。
 そんな背景を見てくると、我々にとっては豪華絢爛で斬新な内容に見えても、欧米人にはまるで日本人が明治・大正期のドラマを見るときに感じるようなノスタルジックな内容なのかもしれませんね。

 ロビーには本日のキャストの立て看板も。ワタシは中入り休憩の合間にパチリと撮りましたが、公演前後には撮影希望の客が長蛇の列を作ってました(笑)
 主役とヒロインを始め中心的な役はほとんどがダブルキャストになっているのも特徴。1回観た後ももう一人のキャストだとどうなるのか見てみたい!と思われるカラクリでして、実際に相方はあと2回観る(今回の前にも数回観てる。)んだとか(笑)

 本日の公演は主役のクリスチャン役が甲斐翔真でヒロインのサティーン役が平原綾香というキャスト。相方からのお誘いのときに、平原さんの歌を聴いてみたいからとヒロイン役は平原さんの回でとお願いしてありました。
 まあ実際、平原さんの歌は素晴らしいの一言。前半に甲斐さんと二人でYour Songを歌う場面がありましたけど、完全に甲斐さんを圧倒しちゃってましたからね。決して甲斐さんがダメなわけじゃないし、後半に彼が独唱する場面では十分鑑賞に堪える歌唱力はあるんですけど、彼女の声が凄すぎるだけの話です。
 あとワタシが個人的に唸らされたのがロートレック役の上川一哉さん。低音域の歌声が素晴らしかったですねぇ。
 幕間に相方からニニ役の藤森蓮華さんの背筋がたまらないって言われて後半ちょっと気にしていたのですが、常人とは思えないようなダンスにビックリ。後でパンフを見てみたら国内外で活躍する本職のダンサーだそうで納得です。

 生で観て聴くことに意味があるミュージカルだけど、ダブルキャストの面白さを堪能するという意味ではぜひDVD化してもらってじっくりと比べてみたい気もしますねぇ。
 国際的な版権が絡むから難しいんだろうけど。

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