那須陽光ホテル

　今年のＧＷも、去年に引き続きステイホーム。あしかがフラワーパークやひたち海浜公園へは行ったけど、それだって日帰りだもんね。
　去年は「とにかく家にいなきゃ。」だったけど、今年は「近場で息抜きぐらいしたいよね。」という心境。なので、サイフの都合と宿の空き状況によっては泊りがけで近場の温泉でも行こうかと思ったのですが、じゃらんを覗くと軒並み「とんでもない値段」or「満室」でした。やっぱり、皆さん考えることは一緒なのね。
　いつものパターンだと、ＧＷや年末年始の直後の週末は意外と安く泊まれます。今年も例年と同じで８日から９日にかけての土日は意外と空いててお値段も手ごろでした。
　そんなわけで、ちょいと那須までお出かけすることにした次第です。

　泊まったのは、那須陽光ホテル。
　「那須」と名乗っていますが、場所は那須高原ではなく新幹線や東北本線より東側にある高久丘陵の山の中。といっても、やっぱり標高はそれなりにあるので東京よりはるかに涼しいです。この日、北関東でも夏日となったのですが、ホテル周辺は23℃程度と過ごしやすい気温でした。

　お部屋はいくつか種類があるようですが、ワタシが泊まったのは最上階の５階にある最も安いスペーリアルーム。それでもキングサイズのベッドとソファが置かれていても十分ゆとりがあるほど広々としたお部屋です。

　水回り。こちらもビジネスホテルやシティホテルのものより広々としてます。若干年季が入っている感じはしますけどね。それにここは温泉大浴場があるのでバスは使わずじまいでした。

　洗面台も広いです。アメニティは資生堂のものだったかな。

　最安値の部屋でもバルコニーがあるのが素晴らしいです。そしてお外はゴルフ場。
　ここ、もともと「那須温泉アイランドホテル＆リゾート」というゴルフ場併設のリゾートホテルだったものが、３年前にリブランドしたらしいです。で、現在でもゴルフ場とともに営業中。宿泊プランにもゴルフとセットのものがありました。

　さて、一休みした後で温泉へ。
　温泉大浴場は２階にあり、客室から部屋着のまま行くことができます。お風呂は内湯１つだけでワタシが大好きな露天風呂はなし。いわゆる温泉旅館などと比べるとこぢんまりした感じですが、もともと総客室数は２９室しかないですからこれで十分なのでしょう。滞在中３回お風呂を利用しましたが、１回は貸し切りでしたし残り２回も一緒になったお客さんは一人だけでした。
　嬉しかったのは、大浴場の脇にあるフィットネスルーム。ランニングマシンやバランスボールなどが置いてあって無料で利用できるのですが、その中にマッサージチェアもありました。温泉旅館だと有料なことが多いですが、ここは無料で使い放題でした。１台だけなのですが、そもそもフィットネスルームでほかのお客さんを見かけたこと自体なかったです。

　夕方。お腹もすいてきたのでレストランへ。
　大きなグラスウォールの向こうは夕焼けのゴルフ場。素敵な眺めです。

　冷えたソーヴィニヨンブランをいただきながら、のんびりと夕焼けの空を楽しむゼイタクなひととき。

　和風フレンチという触れ込みのフルコース。どんなものかと思っていたら、基本は洋食のフルコースでして味付けが和風ということみたいです。
　前菜は「産直いろいろ野菜バーニャカウダ風」。ディップがとっても美味しかったです。
　スープはカボチャの冷製ポタージュ、魚料理は白身魚のロールキャベツ。ロールキャベツをナイフとフォークで食べるのはちょっと一苦労でした。でも味はとっても美味しくて、白ワインをおかわりしちゃいました。
　メインは牛フィレのポワレ。ソースがふきのとうと味噌のソースで、これが絶品。ワインをピノノワールに変えたのですが、ソースの強さとぴったり合いました。
　普通はこれでデザートとなるのですが、ここでなぜかコロッケが登場。バターライスを詰めたライスコロッケです。全体的に軽めのコースなので「物足りない」なんていうクレームでもあったんでしょうかね？でも足りないならおかわり自由のパンを食べればいいのに。なんか、とっても浮いてる感じの一皿でした。
　気を取り直して(?)デザート。ゴマのブラマンジェにイチゴのアイスクリーム、そしてフロマージュケーキ（要するにチーズケーキ）。コーヒーとともに美味しくいただきました。

　さて、翌朝。レストランから見えるゴルフ場では、既にプレーを開始している方もいらっしゃいました。

　ここではドリンクのみセルフサービス。朝食はベーコンやポーチドエッグも載せたサラダトーストにフルーツヨーグルトでしたが、胡椒のきいたドレッシングが美味しかったなぁ～

　１泊２食でお値段は￥19,000＆ワイン代。お部屋の広さや料理からすれば十分納得のお値段かと。