高齢者のコロナワクチン接種

 数日前から、毎日のように両親からメールが。

「毎日 ○○区へ予約の電話を何十回入れて入れているが話し中で全然通じない大変困っています。」

 今月からコロナワクチンの高齢者向け優先接種が開始するらしく、ウチの両親のところにも接種券が届いたらしいです。それで接種を受ける会場と日時を予約しないといけないらしいのですが、問題はその方法。
 原則とされているのは、なんと特設サイトからのインターネット予約。今回の接種対象は75歳以上の方なのですが、そんな高齢者に対してインターネット予約を原則としている時点で何かが狂ってます。実際、ウチの親もスマホで予約を試みたらしいのですが、あっさりと挫折したんだとか。
 一応、電話での予約も受け付けているらしいのですが、↑のとおり電話回線は常時パンクしてるみたいです。
 結局、ウチの両親については電話で接種券番号を聞き出して、ワタシのほうでネット予約をしておきました。サイトが混雑してるかと思いきや、サクサクとものの3分で2人×2回分の予約は完了。いかにこのサイトが使われてないかってことですね。

 就任当時まだ70歳にもなっていなかった前IT担当大臣ですら
「(USBメモリってのは)使う場合は穴に入れるらしいんですけど、細かいことは、私よく分かりません。」
とおっしゃるお国柄なのに、その大臣よりも年上の方々に対してインターネット予約ができるだけのデジタルリテラシーを求めるって・・・どこまで想像力がないのかしら。

 そもそも、ウチの親もそうだけど75歳以上の方で毎日仕事などの予定がある人なんて少ないんだから、一方的に会場と日時は役所で割り当てちゃった上で接種を希望しない方や日時場所を変更してほしい方だけ別途連絡してねってやれば良かったのに。その連絡方法もハガキなどのアナログなツールじゃないと高齢者じゃ対応できないでしょ。もちろんそのやり方だと無断で来ない人もでるだろうけど、その分はキャンセル待ちを受け付けるか医療関係者や救急隊員とかに割り当てれば済む話。まだ医療関係者ですら2回接種完了したのは全体の2割程度なんだからそういう待機組へ活用すればいいだけです。

 でも、高齢者優先接種が一段落して一般受付が始まると、こうはいかないんだろうなぁ。現役世代となると、なかなかワクチン接種のために休暇ってわけにもいかないから役所で一方的に日時場所を指定するわけにもいかないし、人数的にもインターネット予約を活用しないと処理しきれないでしょうからねぇ。でも、そうなるとこの特設サイトもサーバーダウンしそうな気が・・・

 こーゆー問題をナントカするのも、IT担当大臣のお仕事だと思うんだけど、ねぇ~

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