春から冬へ逆戻り

 今朝の北関東は晴れ。朝の気温は2℃。
 週末の最高気温20℃前後という「春」の暖かさがまだ残ってる感じです。

 昨夜からものすごい轟音を伴って吹き荒れた北風は、今日も一日中吹き続けました。もちろん、洗濯物は部屋干しで我慢です。
 その強風のせいで、最高気温は14℃に届かず。夕方、帰宅してから床屋へ行ったのですが、その行き帰りも寒かったですねー。
 この寒さは土曜日まで続くようで、明後日の昼間には雪予報。
 春本番が待ち遠しいです。

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JR乗りつぶし旅行~芸備線・福塩線~

 翌朝。ホテルから無料送迎バスに乗って空港に向かいます。
 ただね、このバス、ホテルから空港まで30分ほどかかりましてね。一方天空橋駅から羽田空港まで京急なら4分。まあ無料だし、ホテルから空港出発ロビーまで直接行けるので大荷物があるときなんかは便利だけど、そうでなければ¥180課金してでも電車を使うほうがいいですな。

 一昔前は決済をしたANAカードをかざせばダイレクトに保安検査場へ行けたのですが、今は最初に自動チェックイン機かスマホでチェックインをしないといけなくなりました。さらに、手荷物の中に爪切りがあったのを思い出して、自動手荷物預け機で手荷物を預けてから保安検査場へ。
 一般の保安検査場はどこも長蛇の列。プレミアムチェックインの保安検査場はそれより少しマシだったので、ありがたく特権を発動して保安検査を受けてから直通のANAラウンジへ向かいます。
 以前はプラチナ会員以上しか入れなかったラウンジですけど、今はプレミアムクラス利用者のほか有料で一般の方も利用可能となったので、ラウンジは常に混雑してます。この上にあるスイートラウンジならゆったり過ごせるんでしょうけど、そのために毎年DIA修行する気にはさすがになれません・・・
 窓際に空席を見つけてカフェラテで一息ついてから搭乗口へと向かいます。

ANA651便 東京/羽田(HND)(07:45)→岡山(OKJ)(09:05)
使用機材 ボーイング737-800(JA76AN)

 搭乗口に行くと、出発まで20分以上あるのに優先搭乗はとっくに終わって一般搭乗が始まってました。もっとも一般と優先の改札が分かれているので、ワタシは列に並ばずに改札を抜けられましたけどね。

 使用機材は3-3アブレストの小型機B737-800。広島あたりまでは新幹線と競合するので小型機で十分なんでしょうね。
 でも、この日は満席のようでした。

 定時に出発し、D滑走路RWY05から離陸。ぐるりと右旋回して上昇します。
 眼下にはたった今飛び立った桟橋滑走路が見えます。

 多摩川を逆流するようにヒコーキは西へ。
 甲府盆地の南端、笛吹川と釜無川との合流地点を通過します。

 南アルプスを超えて飯田市の上空へ。
 南駒ケ岳はまだ真っ白。

 関が原を超えて米原上空へ。琵琶湖が見えてきました。

 大阪を抜けて中国自動車道沿いに西へ向かいます。
 兵庫県多可町・・・って聞いたことないけど、酒米で有名な山田錦の発祥の地なんだとか。

 美味しいそうめんで有名な「揖保乃糸」のふるさと、揖保川が見えてきました。

 なにやら変わった形の建物が見えるなぁと思ったら、大型放射光施設「Spring-8」でした。
 で、放射光ってナニ?

 岡山桃太郎空港に到着。
 一応3,000mの滑走路を有していて大型機の発着も可能みたいですが、現在は大半がB737みたいですね。大型機が格安で着陸できる利点を活かして、たまーに貨物チャーター便が来るんだとか。

 桃太郎伝説発祥の地として文化庁の認証まで受けている岡山県。空港名も平成30年に「岡山桃太郎空港」という愛称を付けちゃいました。
 というわけで、手荷物引き取り場にも桃太郎が(笑)
 女性客が喜んで写真を撮ってましたから、観光には一役買ってるみたいです。

 岡山空港からは岡山駅と倉敷駅へリムジンバスが出ています。どちらも所要30分ほどで便数もそこそこあります。チケットはバス乗り場にある券売機で買うかバス内での清算となるのですが、どちらもSuicaが使えて便利。
 というわけで、ワタシは倉敷駅行きのバスに乗車。トイレはないけどリクライニングシート付きの大型バスでして、ほぼ満席になっていました。

 ほぼ定刻に倉敷駅へ到着。
 倉敷市は岡山県内で岡山市に次ぐ規模をもつだけあって、かなり立派な駅ですね。

 倉敷と言えば、白壁の街並みを残す美観地区。駅から歩いて十数分という距離にあります。
 倉敷は何度も通過しているのに、降りたのは初めて。乗る予定の列車の時刻まで1時間以上あったので、寄ってみることにしました。

 倉敷は、高梁川を用いた水運の要衝であり江戸時代には天領だったという歴史を持ちます。もともと港町だったものが干拓により海岸線が遠ざかったため、高梁川から瀬戸内海まで船を通すために造られた運河が倉敷川。物資の集積地として倉敷川沿いには白壁なまこ壁の蔵が立ち並んでいたのですが、その景観を保存し観光資源として利用したのが現在の倉敷美観地区です。

 路地の風情は「小江戸」と呼ばれる川越などに似ていますね。

 倉敷川沿いには柳並木がいい雰囲気を醸し出しています。

 朝からかなりの人出で大賑わいですが、一歩小道に入り込むと静かで落ち着きます。

 この美観地区のはずれにあるのが、アイビースクエアです。赤レンガの建物を、その名の由来にもなっている蔦が覆っています。
 もともとは代官所跡地に建てられた倉敷紡績の工場建物。この蔦も工場だった頃に暑さ対策で植えられたものだそうです。

 このアイビースクエアにしろお隣の大原美術館にしろ、このあたりの大地主であり豪商だった大原家によるもの。大原財閥の規模の凄まじさを感じます。

 先ほどの入口はもともと工場の通用門でして、正面玄関はこちら。今もホテルとして営業しているらしいけど、泊まり心地はどうなのかしらん。

 有名な大原美術館にも寄ってみたかったのですが、さすがに時間切れ。そろそろ駅に戻りましょう。

伯備線 特急やくも9号
  倉敷
(11:24)→新見(12:15)

列車番号1009M 国鉄381系電車

 やってきたのは旧国鉄カラーの381系。来月からは新型車両273系が登場するため入れ替わりで順次引退予定のこの車両。そういう意味では、ある意味乗れてラッキーだったかも。
 ちなみに運用による組み替えが激しいため、編成番号が設けられていないようです。

 車内はほぼ満席。ワタシは予めe5489でチケットレス指定席券を購入してありました。チケットレスなら割引もあるしね。

 伯備線は高梁川・日野川沿いに中国地方を横断する路線。山陽地方と山陰地方を結ぶ陰陽連絡路線のうち事実上唯一の幹線です。
 もともとは芸備線や木次線と同じようなローカル線のひとつだったのですが、山陽新幹線が岡山駅まで開業したのを契機に高速化・電化工事が行われて山陰と山陽を結ぶメインルートとなりました。
 もっとも、川沿いに中国山地を分け入る路線である以上急カーブの連続は避けようもなく、それゆえに1982年にこの381系振り子式電車が投入されました。これにより本則プラス20km/hという高速化は実現したものの不自然な揺れや力が発生するため乗り物酔いが続出。「やくも」を文字って「はくも」などと揶揄されたとか。
 そんなわけで乗り物酔いにはめっぽう弱いワタシも内心怯えていたのですが、実際に乗った感じではそれほどでもなかったですね。この381系が登場した1973年当時は珍しかった振り子式ですが、今や東海道新幹線のN700系や東北新幹線のE5系、JR北海道の特急車両キハ283系(「おおぞら」など。)、JR九州の特急車両883系(「ソニック」など。)や885系(「リレーかもめ」など。)などあちこちで用いられていて慣れちゃったという事情があるのかも。周りでも酔っていそうなヒトはいませんでした。

 日本初の振り子式車両である381系ですが、もともとは名古屋と長野とを結ぶ特急「しなの」の高速化のために制作されたもの。その後「カーブだらけに強い」という特性を活かして紀勢本線の特急「くろしお」、そしてこの伯備線特急「やくも」に順次投入されたのですが、現在「しなの」「くろしお」はすべて後継車両に置き替えられていて、現役で運用されているのはこの「やくも」のみとなっています。逆に言えば、ここだけ新型車両への置き替えがされないまま放置されていたってことですけどね。
 その罪滅ぼしなのか、2021年に「リバイバル塗装企画」がスタート。ワタシが乗っている国鉄カラーのほか、こちらの「緑やくも」塗装、そして薄紫色ベースの「スーパーやくも」塗装が行われています。

 徐々に山深くなってきましたが、列車は何のためらいもなくカーブが連続する線路をひた走ります。さすが振り子式。

 新見駅に到着。乗ってきた「やくも」はさらに北の日本海を目指して走り去っていきました。
 新見は高梁川がその支流である熊谷川や神代川と分岐する地。そして高梁川沿いには伯備線が、熊谷川沿いには姫新線が、神代川沿いには芸備線が敷かれていることから、それらが集まる交通の要衝でもあります。

 今回の旅の最大の目的は、ここを起点とする芸備線に乗ること。
 広島駅とここ新見駅とを結ぶ芸備線ですが、三次駅以東は徐々に本数が減らされていて先日訪れた備後落合駅からこの新見駅までの本数は1日僅か6本(うち1本は平日のみ。)だけ。しかもうち2本(平日は3本)は途中の東城駅止まりという体たらく。備後庄原駅以東について廃止に向けた協議会も先日発足し、廃線となるのは時間の問題となっています。
 廃線と聞けばマニアである「葬式鉄」が集まるわけでして(ワタシもその1人なのでしょうが。)、ましてや今のように青春18きっぷの利用期間ともなれば大混雑は必至。なのであえて課金して先着する「やくも」を利用したのですが、芸備線が出発する1番線に行ってみると意外にも同志は数名いるだけでして拍子抜けでした。

伯備線・芸備線 普通 新見(12:58)→備後落合(14:24)
列車番号443D キハ120系気動車(120-334)

 今回乗車する備後落合行きの普通列車が入線してきました。もちろん、閑散路線向け小型気動車であるキハ120形の単行です。
 乗車した時点ではまだ空席がちらほら。でも、遅延していた倉敷からの普通列車が到着したらあっという間に満員御礼に。ある意味、予想通りです。
 同じボックスシートに乗り合わせた広島からのご夫婦も、青春18きっぷでの旅行なのですがこの混雑を予想して新見駅までは特急で先着したんだとか。ワタシと同じですねー(笑)

 芸備線の正式な起点は新見駅から2駅北にある備中神代駅。そこまでは伯備線を走ります。
 新見駅のお隣は布原駅。この駅は一応伯備線の駅なのですが、実は伯備線のすべての列車が通過し停まるのは芸備線の5本(土曜休日は4本。新見発備後落合行きの始発列車は通過。)のみという「変な」駅です。実際には、この布原駅で列車交換を行うために伯備線の列車も「運転停車」はするみたいですが、客扱いはしないとのことでして。それだけ、周りに人家がない「秘境駅」ってことですね。その分、駅周辺の秋の紅葉は素晴らしく鉄道写真の撮影名所ともなっているんだとか。今は枯れ木ばかりですけどね・・・

 高梁川と神代川の分岐点である備中神代駅を出ると、列車は西に進路を変えます。いよいよ、廃止寸前の区間へ。

 廃止が囁かれるほど利用者が少ない理由のひとつは、所要時間です。乗ってみると分かるのですが、とにかく遅い。業界では「必殺徐行」と呼ばれる25km/h制限がそこかしこにあります。保線作業の必要を減らすためだとか、落石倒木があったときにすぐ止まれるようにするためだとかいろいろ理由は推測されてますけどね。
 一方で、並行して走る国道や高速道路はもちろんそんな「必殺徐行区間」なんてありません。しかも道路のほうが新しい分トンネルや橋梁などにより線形がよくスピードを出せますから、そもそも勝負になりません。

 備後落合駅に到着。
 乗り継ぐ三次行きの列車もホームのお向かいに到着していました。

 そして構内踏切を渡った先には木次線の列車も。

 閑散路線の集合地点に3つの列車が揃っています。
 18きっぷシーズンで混雑することが予想されたせいか、名物駅長さんとは別に正規のJR駅員さんもいらっしゃいました。
 永橋さんにご挨拶したかったのですが、乗り継ぎ時間が僅かしかないため車内から手を振るのが精いっぱいでした。

芸備線 普通 備後落合(14:40)→三次(16:00)
列車番号359D キハ120系気動車(120-322)

 さて、再び芸備線の旅に戻ります。
 木次線に乗り継ぐ方も若干おられたようですが、三次行きの列車もなかなかの混雑。ワタシは到着と同時に席を抑えたので座れましたけどね。
 笑っちゃったのが、ワタシが座ったボックスシートの先客が列車を間違えてたらしくてすぐに出ていっちゃいましてね。その後にいらっしゃったのがこの駅まで一緒だったご夫婦でした。

 新見駅から三次駅まで同席したこのご夫婦もローカル線が大好きなようでして、近々津山線で桜を見に行く予定だとお話しされてました。
 楽しく歓談しているうちに、列車は馬洗川の鉄橋を渡って福塩線との合流地点である塩町駅に到着します。

 終点の三次駅に到着。ご夫婦は引き続き芸備線の快速列車に乗り込んで広島に向かわれました。
 ワタシは小腹もすいてきたので駅の外へ。徒歩数分のところにあるローソンで軽く腹ごしらえをします。

 駅ロータリーの片隅に小奇麗な施設がありました。
 せっかくなので、職場バラマキ用にお土産をお買い上げ。

 駅に戻って時刻表を眺めます。
 かつては芸備線、福塩線と三江線の三線が集まる交通の要衝だった三次ですが、今は寂しい限りですねー。広島方面はまだ1時間に1本程度ありますけど、備後落合方面の芸備線と福塩線は無残な本数となっています。
 当初は芸備線の快速列車で広島に出て帰る予定だったのですが、予定変更して福塩線に乗ってみることにしました。この本数じゃ、次に乗る機会がいつになるかわかりませんからね。

芸備線・福塩線 普通 三次(16:52)→府中(18:38)
列車番号1730D キハ120系気動車(120-320)

 駅に戻ると、ちょうど広島からの普通列車が到着したところでした。キハ120形2両編成ですが、このうち後ろの1両がこれから乗る府中行きになるみたいです。

 ところで今回使った乗車券は、倉敷駅から伯備線、芸備線、福塩線と乗り継いでの福山行きとなっています。そうなると、芸備線と福塩線の接続駅は塩町駅ですから、塩町駅からこの三次駅は乗車券の区間外となっちゃいます・・・

 当初はおとなしく塩町駅で乗り継ぐ予定だったのですが、乗り継ぎ時間が1時間以上となる上に、塩町駅の周辺にはコンビニすら見当たらなくてですね。三次駅のほうが何かと時間つぶしできそうだったので、倉敷駅で塩町駅から三次駅までの往復乗車券を買い足しました。
 ちなみに、このチケットを買うためだけにみどりの窓口に並ぶ羽目になりましてね。JR東日本の指定席券売機なら発着駅とも自由に選んで買えるのですが、JR西日本の指定席券売機はその駅からの乗車券しか買えないみたいです・・・

 塩町駅で芸備線と分かれ、列車は馬洗川を渡らずに西岸を南へ進みます。

 福塩線は今のところ廃止の動きはありませんけど、府中駅より北側は極端に本数が少なくなる閑散路線。かつての可部線のように、府中駅以北がいつ廃止になってもおかしくない状況です。
 実際、上下駅まではほとんど客がいませんでしたしねぇ。

 吉舎(きさ)駅を出ると馬洗川を離れ東に進み、備後安田駅のあたりで上下川河畔に出ます。馬洗川も上下川も、日本海にそそぐ大河である江の川の支流なんですけどね。

 やがて列車は上下駅に到着。山中の町だけに、このあたりで日が暮れました。
 上下は分水嶺の町。「峠」が地名の由来とも言われています。その名のとおり、福塩線はこの駅で江の川の支流と分かれ、今度は瀬戸内海に注ぐ芦田川の支流矢多田川沿いに南へ進みます。
 備後三川駅のあたりで矢多田川は本流の芦田川に合流するのですが、その南側にダムが建設されたため平成元年に全長6,123mの八田原トンネルが作られ線路が付け替えられました。さすがに長いトンネル内はそこそこの速度で走りますが、トンネルを出ると毎度おなじみ「必殺徐行」。そのままのろのろと終点の府中駅に到着します。

 府中駅に到着。
 「府中」とは本来国府所在地を示す言葉で、東京の府中市は武蔵国の国府所在地、ここ広島県府中市は備後国の国府所在地を意味します。ちなみに広島県は旧国名だと備後と安芸の2か国にまたがっていますが、もちろん安芸国にも広島市の東に府中町がありまして、そちらは安芸府中と呼ばれています。
 それはともかく、福塩線はこの府中駅より南側は電化されてましてこの府中駅を超えて運行される列車はありません。というわけで、ワタシも気動車から電車に乗り換えます。

福塩線 普通 府中(18:44)→福山(19:30)
列車番号266M 105系電車(F2+F7編成)

 福塩線の特徴のひとつに、府中駅を境に乗客数が大きく変わるということがあります。
 この府中駅以北はこれまで乗ってきた小型のキハ120形単行が一日数本走るだけなのに対し、府中駅以南は3両以上の電車が毎時1,2本運行されています。今回乗るのも105系2両編成を2本用いた4両編成ですしね。
 もっとも、今回乗った電車は終点までガラガラでした。夜の上り電車だからでしょうけど。

 府中駅から45分で終点の福山駅に到着。乗り換え時間があまりないので、大急ぎで新幹線改札口を抜けて改札脇のセブンイレブン(←JR東日本の駅ナカコンビニNEWDAYSのようなもの。)で駅弁と缶ビールをお買い上げして新幹線ホームに向かいます。

 福山市は古来から鞆の浦を抱えるなど瀬戸内の主要都市であり、今でもJFEスチールなど重工業都市として君臨しています。山陽新幹線ののぞみ停車駅ということでもその規模が分かりますよね。
 駅の北側にはライトアップされた福山城が見えます。徳川家康の従兄弟である水野勝成が城下町と共に整備し「福山」と名付けたことがこの街の始まりだそうでして。時間があればお城にも行ってみたかったところです。

山陽・東海道新幹線 のぞみ60号
   福山
(19:44)→東京(23:12)

列車番号60A N700系電車(F9編成)

 さて、あとは帰るだけ。
 それにしても広島県から3時間半で東京まで帰れちゃうってすごい世の中ですねぇ。

 やってきたのはJR西日本所属のN700系4000番台。当初から改良型として製造されたN700Aと呼ばれるものです。
 福山ではガラガラだったのですが、お隣の岡山駅で一気に混雑して新大阪駅で満席になりました。予約時点で2列窓側のE席がとれなかったので予想はしてましたけどね。ワタシの席の並びの通路側C席に岡山駅から乗ってきた客は名古屋駅で降りたのですが、すぐに別の方がいらっしゃるほどの混雑ぶり。東京駅着が23時を過ぎる列車がこんなに賑わうなんて・・・

 さて、席に着いたらまずは腹ごしらえ。福山駅でお買い上げしたのはこちら「倉敷小町」というお弁当です。
 もともとは倉敷駅で買って「やくも」車内で食べようと思っていたのですが、驚いたことに倉敷駅では駅弁の販売が見当たらなくてですね。泣く泣く昼食は倉敷駅構内のセブンイレブンでサラダ巻きを買う羽目になっちゃいました。倉敷駅ほどの規模でも、新幹線がないだけで駅弁販売はなくなっちゃうみたいです。

 中身はこんな感じ。たけのこご飯や鰆の醤油焼きが春を感じさせますし、ちゃんと倉敷名物のままかり酢漬けが入っているのがウレシイです。
 この「倉敷小町」、箱に「春」と書いてあるってことは季節ごとにメニューが変わるのかしら。

 東京駅からは終電での帰宅。明日は朝寝坊確定です。

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ホテルメトロポリタン羽田

 今朝の北関東は晴れ。昨日の暖かさの名残か、朝の気温は0℃をちょっと下回る程度でした。
 日中は19℃近くまで上がって、昨日に増して春本番の暖かさ。桜の開花ももうすぐかしらん。

 そんな今日は職場を2時間ほど早退して、先日予約したお宿に向かいます。

 予約したのが安いプランだったせいで、チェックインは8時から。というわけでまずは夕食をいただきに上野東京ラインで川崎へ向かいました。東海道線直通の上野東京ラインなら座ったまま乗り換えなしで行けますし、夕食後ホテルがある羽田へ向かうときも川崎からなら「上り」なので帰宅ラッシュに巻き込まれずに済むという計算です。
 川崎駅では駅前地下街にある「てんや」へ。
 「てんや」はレギュラーメニューのほかに季節限定メニューがあるのが楽しいのですが、今の季節限定は「桜海老天丼」。桜エビのかき揚げやタケノコの天ぷらが春らしさを感じさせます。付け合わせの新生姜もいい感じでした。

(上の写真は翌朝撮影)
 食後はJR川崎駅構内のNEWDAYSで翌朝の朝食をお買い上げしてから地下街直結の京急川崎駅へ。すぐに羽田空港行きの急行(昨年末までは「エアポート急行」って種別でしたね。)がやってきて、15分ほどで天空橋駅に到着しました。

 天空橋駅は、現在の空港第1ビルができる前の旧ターミナルビルがあった時代の「羽田駅」が前身。正確には京急・モノレールとも微妙に位置が違ってましたけどね。その後沖合に相次いで新ターミナルビルができて両線ともにそこまで延伸したため、当駅は単なる通過地点となっちゃいました。
 そんな利用者もほとんどいない「単なる通過地点」に昨年11月開業したのが「羽田イノベーションシティ」です。オフィスや研究施設などがある複合施設なのですが、今宵のお宿ホテルメトロポリタン羽田はその北端にあります。
 ちょっと分かりにくい入口からビルに入って、専用エレベーターでフロントがある5階へ。自動チェックイン機でのチェックインなのですが、チェックイン自体は機械に会員登録と紐づいたSuicaをかざせばOKなのに、お支払いは係員に声をかけて別の読み取り機にかざさないとダメという謎仕様でした(笑)

 フロントと客室を結ぶ別の専用エレベーターで客室へ。客室のある7階で降りると、なかなか面白いインテリア。

 廊下の床が滑走路みたいなデザインになってます。いかにも、羽田な雰囲気。
 調べてないけど、この廊下の向きがホントに真北から東へ40°だったらスゴイ。

 客室はこんな感じ。モダンかつシックな雰囲気でワタシは好きですが、お年寄りには落ち着かないかも。

 水回りは新しいホテルだけにとってもきれいで快適です。ただ、トイレットペーパーのホルダーが左斜め後ろなのでちょっと使いづらかったな。

 素泊まりなのですが、ミネラルウォーターのペットボトルが2本無料でした。あと備え付けのドリンクとしてドリップコーヒーのパックが2個とお茶パックなどもありましたよ。

 前にも書いたとおり素泊まりで¥14,000弱だったのですが、東横イン+¥2,000でコレに泊まれるなら大満足です♪

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Classic Editerいつまで?

 今朝の北関東も晴れ。雲がほとんどなく、その分朝の気温は-2℃を下回りました。横棒復活です・・・

 でもようやく寒気が抜けたようで、日中は16℃超えの暖かさ。春本番ですねー♪

 このBlogの執筆に愛用しているClassic Editer。CSSが基本となるWord PressをHTMLで記述できるありがたい存在なのですが、↑にあるとおりサポート期間は2024年までとされてます。
 もっとも、ワタシのような愛用者は現在でもかなりいるようでしてね。果たしていつまで使えるのかしらん。

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東横インですら

 今朝の北関東は晴れ。東の空には昨日の夕方に嵐をもたらした雨雲が朝日を遮っていましたが、真上は青空。
 思ったより天気の回復が遅れたせいか、路面は濡れていて朝の気温もプラス1℃。氷点下にはなりませんでした。

 日中はポカポカ陽気でぐんぐん気温は上昇して13℃弱。春らしさを感じましたねー。

 さて、昨日のBlogで急遽今週末のフライトを予約したって書きましたが、出発時刻は朝7時45分。
 ウチから始発列車で羽田空港に向かった場合、空港到着は7時16分となります。一応、羽田空港の保安検査場の通過は出発時刻の20分前までってなってますけど、ちょっとでも列車が遅れるとアウトです。

 そんなわけで羽田周辺での前泊しようとお宿探しをしてみたら、今ってどこも1万円越えなのね。あの東横インですら、川崎駅周辺で探しても諭吉超えでした。
 そんな中、天空橋に新しくできたホテルメトロポリタンが東横インとほとんど変わらないお値段だったのですかさずポチッ。ココならSuica払いできてあのキャンペーンの足しにもなりそうです♪

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コロナ特例終了

 今朝の北関東は曇り。その分朝の気温は高めで4℃と3日ぶりの横棒なしとなりました。

 ただお昼前から雨が降り出して午後には本降りに。日中は8℃に届かず肌寒い上に風も強まり、帰宅時間帯は嵐みたいな横殴りの雨。マイカー通勤のワタシはいいものの、電車通勤組は悲惨でしたね。最寄駅まで送ってあげました。

 長らく続いてきたコロナ特例によるマイル等の有効期限延長も、今月末ですべて終了。ワタシも期限切れとなっちゃうマイルがあったりします。
 というわけで、期限切れ前の駆け込みでヒコーキを予約。近々、ちょいとお出かけしてきまーす♪

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あれから13年

 今朝の北関東は晴れ。雲がほとんどないスッキリとした晴れ。その分、朝の気温は-2℃を下回り寒い朝です。
 でも日中はたっぷりの日差しで気温は13℃まで上昇。週末のような強風もないので春を感じさせる陽気でした。

 今日は「3・11」。あれからもう13年も経つんですねー。
 すっかり忘れちゃったつもりでいたけど、当時のBlogを読み返すと街灯も信号もない真っ暗な道を実家へ向かって車を走らせた当時の心境が蘇りますねぇ。あんまりうまく言葉にできないんだけど、ワタシの代わりに乃南アサさんの小説「いちばん長い夜」(新潮文庫「いちばん長い夜に」に収録)が素晴らしく適切に語られてます。ちなみにこの小説、あとがきによれば乃南アサさんご自身の体験ほぼそんまんまなんだとか。

 この震災のあとも次々とあちこちで大規模な自然災害が起きたけど、そのたびに、当時から進歩がないなぁって感じます。あれから13年も経って多くの経験や教訓を得たはずなのに、いったん災害が起きると数か月にわたって劣悪(特にトイレ)な避難所での生活を強いられる・・・
 もうちょっと、何とかならないものなんですかねぇ?

 昨日の夕方、近所の公園の桜を見に行ったらまだ5分咲きくらいでした。先週見たときと大して変わらない・・・
 先月は季節外れの暖かさが多かったけど、この1週間はずっと平年並みの寒い日が続いてますからね。今年の桜はけっこう長く楽しめそうです♪

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しもつかれは遠かった!

 今朝の北関東は晴れ。久しぶりに雨の心配がない週末なのでベッドマットを外干ししようとしたのですが、一日中6m/sオーバーの強風が吹き荒れましてね。2時間ほどで音を上げて取り込む羽目になりました。洗濯物も部屋干しでガマンです。

 そんな今日は東京へお出かけ。
 ところでウチの職場に栃木県の節分の郷土料理「しもつかれ」を作るのが得意な同僚がいましてね。今年の節分に作ってくれてタッパー1つ分いただいたのですが、これが激ウマでした。
 見た目は○○物そっくりなので食わず嫌いの方も多いのですが、酒のアテにピッタリですし、材料も大根と酒粕が中心ですからフツカ酔い予防にもなりますし。吞兵衛にはたまらない逸品です。

 ちょうど食べ終えた週末に鎌倉へお出かけする用事があったのでお礼に鎌倉小川軒のレーズンウィッチを差し上げたところ、大変喜ばれましてね。大喜びされた挙句、節分はとうに終わったのに「鮭の頭を売ってたから」とふたたびしもつかれを頂戴したのが先週のことでした。しかも、2パックも♪

 また話は飛びますが、ちょうど今、こんな↑キャンペーンをやってましてね。普段遣いだとさすがに1か月半で3万円にはちょっと届かないのですが、愛用しているユニクロの下着に穴があいてきたのでそろそろ買い換えようと思ってたタイミングでした。上野の駅ナカにあるユニクロならSuicaでお買い上げできますからね。
 ついでに調べたら、鎌倉小川軒の本家である「巴里小川軒」の店舗が新橋にあるっぽい。さすがに鎌倉まで再び行く気はしませんけど、新橋なら上野からちょっと足を延ばすだけです。

 前置きがだいぶ長くなりましたけど、そんなわけで本日は上野と新橋へお買い物に出かけることになった次第です。

 湘南新宿ラインと上野東京ラインを乗り継いで、上野駅に着いたのが午後2時過ぎ。サクッと上野ecuteのユニクロでエアリズムをお買い上げしてから再び上野東京ラインで新橋へ。
 文字通り駅前にある「新橋駅前ビル1号館」の1階にある巴里小川軒新橋店に行ってみると、店頭には

「本日のレーズンウィッチは完売しました。」

という無情な看板が出てました。

 さて、レーズンウィッチの製造元である小川軒ですが、本家の「巴里小川軒」はここ新橋と目黒の2店舗、分家は鎌倉小川軒のほかに代官山と御茶ノ水にあります。
 新橋からの行きやすさでは御茶ノ水になるのでしょうが、この時間(午後2時半過ぎ。)だと完売している可能性がけっこうありそう。確実に入手できて新橋から行きやすいとなると・・・

 というわけで、ワタシが次に向かったのは大船でした。大船駅の南改札の目の前にある「大船LUMINE Wing」に鎌倉小川軒が出店してまして、前回午後4時過ぎにCIAL鎌倉で問題なく買えたことからも完売の危険はないだろうと。大船なら東海道線1本で行けますし、本日のお出かけに使用している「休日おでかけパス」のエリア内なので追加負担もゼロです。何よりJRの駅ビルなのでSuica払いができるのがありがたい♪

 すぐにやってきた東海道線に揺られること40分ほどで大船駅に到着。狙いどおりに鎌倉小川軒のレーズンウィッチをお買い上げできました♪
 まあできれば本家と分家とを食べ比べてみたかったけど、無いよりはマシでしょ。

 ほかに用はないので改札を逆戻りしてすぐにやってきた湘南新宿ラインに乗ったのですが、途中で乗り継いだ電車が凄まじい混雑で閉口しました。いくら土曜日でも、夕方の買い物帰りの客が多い時間帯に10両編成って反則ですよね・・・
 お家に着いたらヘトヘトでした。

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PD電源

 今朝の北関東は雪。南関東では歩道に雪が積もるほどの大雪になったようですが、北関東はそれほどでもなく。お家の前の路地もまったく積雪はなかったので、ノーマルタイヤのワタシでも躊躇なくクルマで出勤できる程度でした。

 朝の気温は0℃ちょっとでしたが、お昼前には日差しが出てきて今日も10℃オーバー。バルコニーに外干しした洗濯物もバッチリ乾いてました。

 昨年買い換えたノートパソコンですが、USB-PDに対応してましてね。PDとはPower Deliveryの略で、要するにスマホなどと同じようにUSB端子から電源を取ることができるということ。ノートパソコンのACアダプターはバカでかいので不便だなぁとは前々から思っていたのですが、スマホみたいに小さなアダプターでバッテリー残量を気にせず使えるようになれば、確かに便利です。
 なのですが、当然ですけどパソコンの消費電力はスマホとは桁違い。そんじょそこらのスマホ用のUSBチャージャーじゃもちろんダメ。ワタシのパソコンの場合、公式には100WのPD電源じゃなきゃ使えないと書いてあるのですが、ググってみたところ65Wのものでもいいみたい。最近は100WのPD電源でもだいぶ小型化されてはきましたけど、100Wと65Wとではまだまだ倍くらい大きさが違います。

 そんなわけで、さっそく65WのPD電源と給電ケーブルをAmazonでお買い上げ。お値段はケーブルとセットで¥6,000ほどでした。
 こないだ行った那須のホテルでさっそく試してみたのですが、バッチリ動きましたよ。電源ランプもオレンジ色になってたから、稼働だけじゃなくバッテリー充電もできるみたい。
 ↑の写真のとおり、従来の電源アダプターとPDとじゃ大きさがゼンゼン違うから、お出かけのときには大助かりです♪

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明日は雪?

 今朝の北関東は晴れ・・・なんだけど、なんとなく雲が多め。その分朝の気温は3℃ちょっとと高めで出勤もラクでした。

 日中も時折日差しがありつつ、でも雲も多いというどっちつかずな空模様。気温はかろうじて10℃オーバーでした。

 明日は明け方に雪予報。再び電車で出勤しなきゃかしらん。

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