沖縄にて18(その6)

Point:ゴリラチョップ×3

2024年08月02日  気温33℃ 水温30℃ 透明度25~30m

 最終日は時折スコールが降るもののなんとか晴れてくれました。
 そんな今日は風が北向きということで名護の先にあるゴリラチョップへ。冬には何度もお世話になってるところだけど、夏に潜るのは初めてです。

 夏休みってことで海水浴やシュノーケル、体感ダイビングの観光客で大混雑のゴリラチョップ。でも手前側のサンゴ礁を抜けて沖の砂地まで行くととっても静かです。
 ふと足元の砂を見ると、何やら落ちてます。

 砂ごとすくいあげてみるとサカサクラゲさん(Cassiopea ornata)でした。初めて見たなぁ。
 まだ500円玉サイズのカワイイ子でしたね。

 コロナ後に完成した桟橋の下では、早くもイソバナなどが大きく成長しています。
 そのイソバナに付いていたのがイソバナガニさん(Xenocarcinus depressus)。普通種だけど、お目にかかったのはとっても久しぶりな気がします。

 砂地に点在する小さな根にナガサキスズメダイさん(Pomacentrus nagasakiensis)の幼稚園児サイズの子がいたのでパチリ。葉山あたりだと定番の季節来遊魚だけど、当然ながら沖縄では普通種です。

 砂地をモソモソ動いていた特大サイズリュウキュウカスミミノウミウシさん(Cerberilla affinis)。さっそく今川さんがゲージを取り出して体調測定したところ、軽く5cmを超えてましたね。
 1cmくらいなら「キレイ」って思うけど、このサイズだと正直キモイ。

 桟橋の下のガレ場でくねくねしてたクチナガイシヨウジさん(Corythoichthys schultzi)。ペアでいました。

 一見ヘビみたいだけど、マクロレンズで顔をシッカリ撮るとなかなかキレイなのだ。
 来年は巳年だけど、年賀状に使えるかなぁ?

 ガレ場でポヨポヨ漂ってたミナミハコフグさん(Ostracion cubicum)のパチ玉サイズ♪

 内地でこの子を見かけると「ナンパコ」か「単なるハコフグ」なのかとっても悩むんだけど、沖縄だとその悩みがない(ハコフグがいない。)からラクね。

 帰り道、シュノーケル客向けに数種類のイソギンチャクとクマノミが雑居している岩場でしばし撮影会。
 こちらはハマクマノミさん(Amphiprion frenatus)の幼稚園児サイズ。バックのイソギンチャクが白化してとってもキレイなんだけど、心配でもあります。早く台風が来てかき混ぜてもらわないとヤバい・・・

 小学生サイズのTheクマノミさん(Amphiprion clarkii)&シライトイソギンチャク添え。

 タイワンカマスさん(Scientific Name)の群れがやってきました。
 ゴリチョではよく見かける光景ですが、興奮しますねー。

 2本目も砂地へ。白い砂地にひらひらと生えている葉っぱをよく見ると、ウサギモウミウシさんが付いてました。
 写真を後で見返したら、左下にもう1匹いらっしゃいましたね。全然気が付かなかったー。ま、大きいほうでさえ2mmあるかないか、もう1匹は1mm足らず(←もはや肉眼ではゴミと区別がつかない。)ってサイズだから当然ですが。

 今年1月にようやく標準和名が付いたカザハナニジギンポさん(Petroscirtes xestus)。緑の瞳がとってもキレイなんだけど、なかなか巣穴から出てきてくれない・・・

 目の前をカスミアジさん(Caranx melampygus)たちがピュンッと通り過ぎていきました。カッコイイ!

 その辺に転がっていた(笑)ウミシダに付いてるアンボンウミシダカクレエビさん(Periclimenes affinis)。ウミシダカクレエビさんにも種類があるって初めて知った。

 再び桟橋の下で遊びます。
 中層でほわほわしているヒトヅラハリセンボン(Diodon liturosus)さん。
 大きくてつぶらな瞳とタラコクチビルがとっても可愛らしいのだ。

 鉄骨の中にはオトヒメエビさん(Stenopus hispidus)が多数お住まい。普通は岩穴にいて上半身しか見られないんだけど、ここでは隠れるところがないから全身むき出し。襲われないのかしら?

 同じ鉄骨にはタテジマヘビギンポさん(Helcogramma striata)たちがゴチャッと群れてました。
 さすがにこれだけの集団となるとちょっとキモイ。

 3本目も砂地の奥の桟橋を目指します。
 その途中に遭遇したのがミズンさん(Herklotsichthys quadrimaculatus)の大群!
 時折カスミアジさんが突っ込んだりして迫力満点だったのですが、マクロレンズではこんな写真しか撮れず・・・このときばっかりは、ワイコン持ってくればよかったーと歯ぎしりしました。

 点在する岩場ではところどころでイトマンクロユリハゼさん(Ptereleotris microlepis)の群れがありました。まだ子供サイズですね。

 桟橋の脚に生えたショウガサンゴの隙間にいらっしゃるダルマハゼさん(Paragobiodon echinocephalus)の子供。1cmくらいだったかしら。

 小さくてフレームに入れづらい、サンゴのせいでストロボの光が届かない、そして小さい上にチョコマカ動く・・・とフォトダイバー泣かせのこの子。かなり粘ったけど最後までまともな写真は撮らせてくれなかったです・・・

 今日イチのヒットだったのがこのウミトサカにいたノコギリハギさん(Paraluteres prionurus)の子供♪
 背景もいいし、色もいいし、何よりカワイイ☆
 じっくり撮りたかったけど、この写真を撮った直後にどこかへ消えちゃいました・・・(涙)

 帰り道、シライトイソギンチャクとハナビラクマノミさん(Amphiprion perideraion)のコラボを撮影。

 ラストはエントリー口近くの岩陰で群れてたヘコアユさん(Aeoliscus strigatus)。どうしてこんな形で、しかも逆立ちして泳いでるんだか・・・意味不明な子です。

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