勝浦にて17

 今朝の北関東は晴れ。昨夕の激しい夕立で地面が冷えたのか、朝の気温は22℃を下回ってひんやりした朝となりました。

京葉線・外房線 特急わかしお1号
   東京
(07:15)→勝浦(08:45)
列車番号1051M E257系500番台電車 NB18編成

 そんな今日は久しぶりに勝浦へお出かけ。
 お盆休みの初日だけに東京駅は大混雑で早朝営業のNEWDAYSにも長蛇の列ができてますが、猛暑のディズニーランドはさすがに敬遠されるのか京葉線ホームに向かう通路は空いてます。
 朝食のおにぎりもホーム上のNEWDAYSで難なくgetして車内へ。

 列車は満席。秋から春にかけてはゴルフ客が大半でゴルフ場最寄り駅の茂原駅から先はガラガラになるのですが、今日は終点まで混雑してました。外国人の団体さんなんかも御宿駅まで乗っていたりして・・・「避暑地・勝浦」も有名になったものですねぇ。

 勝浦駅で接続する普通列車に乗り換えて、お隣の鵜原駅で下車。
 去年から工事していた郵便局一体型の新駅舎は完成していて、今は列車交換可能な1面2線だった駅を1面1線の棒線駅にする工事をしているみたいです。利用客にとっては、道路沿いの駅舎からえっちらおっちら跨線橋を渡らずに列車へたどり着けるのでありがたいですね。

 ガイドさんのお迎えの車で鵜原漁港のサービスへ。しばらくすると今日一緒に潜るゲスト2人も到着したので、準備をしてからボートへ向かいます。

Point:ベンテン(鵜原)

2025年08月09日  気温29℃ 水温18~22℃ 透視度8~10m

 1本目はボートでベンテンへ。このところ南風が吹き続けていたので、ダイビング船が出るのは15日ぶりだとか。「たぶん冷たい水が上がってきちゃってますよ。」というガイドの予言どおり、エントリーして深場に降りるとキレイだけど痛みを感じるほどの冷たい水になってました。
 寒さに震えるワタシの周りをイサキ&タカベの大群がぐるぐるしてます・・・

 じっとしていても寒いだけなので、根の周りをゆっくりとお散歩開始。
 根の上にはオキゴンベさん(Cirrhitichthys aureus)がじーっと動かずに鎮座してました。やっぱり、寒いのかしら。

 かつては猫マタギだったアオウミウシさん(Hypselodoris festiva)
 でも、温暖化で伊豆や相模湾では数を減らしてるとか・・・
 ってことは、彼にとってはこの冷たい水は大歓迎なんでしょうね。

 個人的に今日一番のヒットだったのはこの子。ちょこんと岩の上に佇んでいたのをガイドさんに教えてもらいました♪
 とっても可愛かったんだけど、写真を撮り終えて近くにいたゲストさんにパスしようとしたら逃げられちゃいましてねぇ~
 マダラフサカサゴの仲間だと思うんだけど、調べてもよく分からず。この子の仲間は今も未記載種がいくつかあるとのことでして・・・なのでマダラフサカサゴ属の一種(Sebastapistes sp)ってことにしときます。

 ベンテンで潜ったら、外せないのはこの子。チシオコケギンポさん(Neoclinus monogrammus)です♪
 伊豆ではレアなこの子も勝浦のベンテンでは普通種。やっぱり冷たい水が大好きな温帯種なんでしょうね。

 根の陰には真っ赤なハナタツさん(Hippocampus sindonis)が。
 シャイな子でそっぽを向いたままでした。こっちも寒さで振り向くのを待ってられなかったけど。

 いやーそれにしても3mmウェットスーツで水温18℃は痺れました。一緒に潜ったゲスト2人は5mmだったけど、それでも震えてましたもん。
 船に上がってからしばらく頭痛までしてきて、必死にお湯をかぶってました。

Point:志村ビーチ(鵜原)

2025年08月09日  気温29℃ 水温22℃ 透視度8m

 ようやく体温が戻ってきたところで、2本目は志村ビーチへ。
 夏休みシーズンだけに体験ダイバーがたくさん潜りに来ていて大混雑のビーチですが、ちょうどお昼時だったせいか我々が潜ったタイミングはガラガラ。ビギナーさんたちが砂泥を巻き上げてニゴニゴになっているのを覚悟してたのですが、拍子抜け。

 エントリーしてイケスを抜けると、手のひらサイズのアオリイカさん(Sepioteuthis lessoniana)の子供たちがお出迎え。

 水面近くにもイカさん。
 夏の日差しで温められたせいか、ビーチの水温は22℃とちょうどいい水温。癒されますねぇ~

 ちょっと沖に出ると、海草の茂みに隠れるようにハタンポ(Pempheridae sp)の赤ちゃんたちが群れてました。
 まだスケルトンの身体がなんともキレイです♪

 志村ビーチのヌシと言えば、マダイ(Pagrus major)のまーちゃん。
 志村ビーチの沖合に行くと人懐っこく後をつけてくるこの子。
 一時期姿を見せなくなり「釣られちゃった」かと心配していたのですが、無事に再会できて良かったです~

 岩の隙間を覗くと、トゲチョウチョウウオさん(Chaetodon auriga)の子供が隠れてました。
 かわいかった~

 帰り道、見慣れない子がいたのでパチリ。
 後でガイドさんにメイチダイさん(Gymnocranius griseus)の子供だと教えてもらいました。

 お片付けを済ませてからランチタイム。
 今日は午後にも体験ダイビングの予約があるとかで「ランチを持ってきてね。」と言われていてカップラーメンを用意してたところなのですが、勝浦タンタンメンを食べに行くという一緒に潜ったゲストさんたちに誘われて便乗させてもらうことになりました♪
 ところが港近くの勝浦タンタンメンのお店はどこも売り切れで入れず。さすが夏休みですねぇ~
 困り果ててガイドさんに「どこかランチ食べられるトコない?」って電話で泣きつき、紹介してもらったのが国道沿いのばんざいカフェでした。
 このお店、初めてワタシが勝浦で潜ったときにガイドをしてくれたななおさんご夫婦がやっているお店。いろいろあって今はガイドを引退しているようですが、久しぶりに元気な顔を見れて良かったです。
 なんとゲストさんの体調不良で体験ダイビングはドタキャンになったそうで、駆けつけてきてくれたガイドさんも交えて4人での楽しいランチタイムになりました♪
 名物の「勝タンパスタ」は売り切れでしたが、グリーンカレーもなかなか美味でしたよ。

外房線・京葉線 特急わかしお18号
   勝浦
(17:10)→東京(18:41)
列車番号1068M E257系500番台電車 NB02編成

 明日も休みなのでのんびりと鈍行で帰ろうかとも思ったのですが、鵜原から乗った2両編成の鈍行列車は満員で座れず。繁忙期でも増結してくれないんですねぇ・・・
 この鈍行列車は終点の上総一ノ宮駅で久里浜行きの快速列車に接続するので座れたらそのまま乗っていくつもりだったのですが、さすがに終点まで立っていくのはツライ。泣く泣く隣の勝浦駅で待ち合わせる特急列車のお世話になっちゃいました。
 こちらも繁忙期だけに残席は少なかったけど、何とか指定席券をget。今はスマホのチケットレスで簡単に指定席特急券を買えちゃうから便利です♪

カテゴリー: ダイビングPhoto, 旅行<東北・関東甲信越・東京離島>, 食べ物 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)