1789再び

 今朝の北関東は晴れ。朝の気温は13℃ちょっと。日差しはあるのですがそこそこ強めの北風が吹いていてどことなくひんやりした朝でした。
 日中は22℃弱。晴れていた日中は汗ばむほどの陽気でしたが、夕方から雨が降り出すと一気に気温が下がって肌寒さを感じました。

 そんな今日は休暇をとって東京へお出かけ。
 用事は昼からなのですが、たまたま早めにお家を出られたので待ち合わせ時間まで秋葉原のピアノスタジオでちょいと練習。平日なのでチコッとお安く借りられます。なのでゼイタクしてグランドピアノのお部屋をアサイン。秋葉原のスタジオはお安いアップライトが2部屋しかなくて埋まっていた、という事情もありますが。
 1時間ほど弾いた後は岩本町駅から都営新宿線に乗って2駅先の浜町へ。改札口で待ち合わせしていた相方と合流して向かった先はこちら。

 駅前にそびえる明治座です。
 ミュージカル好きの相方と1月に観劇した際に「4月に1789が上演されるんだけど。」とお誘いいただいた次第。今日は平日なのですが、職場のボスが早々とGWの谷間に仕事の予定を入れるのはやめようと決めてたこともあり、その場で快諾していました。

 この「1789」ですが、東京宝塚劇場で観たのは2年前の夏のこと。宝塚歌劇なので当然ながらキャストは全員女性だったのですが、今回のキャストは通常の(?)男女混合カンパニー。女性オンリーの宝塚版と見比べることができるというのもなかなか面白かったです。
 先に感想を言っちゃうと、同じ演出家ながら宝塚版より明らかにコメディー要素が強くなってました。宝塚版でも秘密警察3人組は「ギャグ担当」って感じでしたが、今回はヒロインが乃木坂48のメンバーであることをいじるようなアドリブの台詞まで登場してました。
 そして、男性が入ることで迫力が増したのが王族側の将校ペイロール。低い声とサディスティック全開の演技は男性ならではって感じでした。
 演出は宝塚版と同じ小池修一郎さんなのですが、同じ演出家のはずなのに宝塚版と変えている部分の随所にありました。観客側に事前知識が求められる三部会の説明では秘密警察3人組(←ギャグ担当(笑))による人形劇による説明をしてみたり、宝塚版ではなかった楽曲も追加されていたりしています。

 主人公とヒロインと子役はダブルキャストという構成。今回は主人公に手島章斗さん、ヒロインに奥田いろはさんという組み合わせでした。
 主人公とヒロインはどちらも若手。特にヒロインの奥田いろはさんは若干19歳の乃木坂アイドルということで抜擢を疑問視する声もあったそうなのですが、実際に観てみると「これはこれで。」。
 二人とも歌手出身ということで基礎的な歌唱力はそれなりにお持ちですし、セリフや歌声に青っぽさを感じる部分はあるのですが2人の役どころ自体が若者ですからその青さが役に合っているようにも感じられました。
 ヒロイン役の奥田さんですが、相方が事前にお買い上げしていたパンフレットには同じヒロインを演じる星風まどかさんやアントワネット役を演じる凪七瑠海さんとの対談が載ってまして、宝塚出身の2人(特に凪七さんは宝塚時代に1789にも出演(ただし男役)している。)にかわいがられながら教わっている様子が書かれていました。その「教育効果」はかなりのもののようで、今回が3回目の観劇(!)となる相方曰く「以前観たときよりも格段に上手くなっている。」だそう。さすが十代は成長が早いんですねぇ~
 そしてもっとも目を瞠ったのが、主人公の妹役を演じていた藤森蓮華さん。この方、以前観たMoulin Rouge!のときにもダンスの凄さに驚かされたのですが、今回はその歌唱力にも度肝を抜かれました。最初のソロの曲のときには音が割れていましたからねぇ。もちろんキレキレの見事なダンスも健在でして、相方は「もう『蓮華様』ですよ!」と絶賛してました(笑)
 あと子役の徳永みなちゃんの演技と歌唱も素晴らしかったですねぇ。まだ小学生でこの堂々とした振る舞い、将来が楽しみです。

 終演後は劇場近くのもつ焼き屋で感想会。翌日が休みなので時間を気にせず吞んでいたらあっという間に9時過ぎに。さすがに疲れたのでお帰りは新幹線のお世話になりました。

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