鯵ヶ沢にて(後編)

 翌朝。窓の外の日本海は昨日よりちょっとマシかな?ってくらいに落ち着いてました。Yahoo運行情報によれば、五能線も始発から通常運転している様子で一安心。

 朝風呂を楽しんでから朝食。ブッフェのメニューには青森らしく帆立の貝味噌焼きやイカメンチなどもありました。

 鯵ヶ沢駅への送迎バスは10時発なので、食後はロビーラウンジで無料のコーヒーをいただきながらぼーっと過ごします。

 そうそう、ロビーラウンジの片隅にはこんなグランドピアノがありました。
「弾いてもいいんですか?」っておばちゃんに聞いたら「いいですけど・・・お弾きになるんですか?」だって。ピアノなんて似合わないおじさんって思われたみたい(爆)
 帰りのバスまで時間が余ってたので、名刺代わりの”Heaven’s song”(S.E.N.S.)に”To Zanarkand”(FF-X)、”Eternity~memory of lightwaves~”(FF-X2)を弾いちゃいました。

 やっぱり鯵ヶ沢まで来る観光客は皆さんマイカー利用のようで、9時を過ぎるとロビーはガラガラ。写真撮り放題です(笑)
 こちらでも「オールインクルーシブ」でビールやワインといったアルコール類からコーヒー、りんごジュースまですべて飲み放題なのがとっても嬉しいですね。ちょっとしたツマミもありましたよ。

 ホテルの送迎バスで鯵ヶ沢駅に到着。
 昨日の吹雪も落ち着いて、今日はそこそこ良い天気です。

 この駅の時刻表はこんな感じ。列車が来る時間のほうが少ないです・・・

 よっぽどの田舎でもなかなか見なくなった構内踏切がここでは健在。いちおう、跨線橋もあるんですけどね。
 1時間に1,2本程度の本数なら、跨線橋+エレベーターよりも構内踏切のほうがよっぽど安上がりで便利だと思うんだけど・・・

五能線  普通  鯵ヶ沢(10:31)→川部(11:33)
列車番号2529D GV-E400系気動車(T222編成)

 やってきたのはキハ40形の後継として導入されたGV-E400系気動車。キハ40形がすっかり見られなくなったのはちょっと寂しいけど、こちらのキレイな気動車もなかなかいいものです。

 車内はこんな感じ。首都圏を走るE233系と遜色ないですねー。
 長距離利用客向けに大きなトイレや2-1アブレストのボックスシートもちゃんとあって、なかなか快適でした。

 ゆらゆら揺られて岩木川を鉄橋で渡ると、もうすぐ五所川原駅です。

 ガラガラだった車内が、この駅で一気に賑やかになりました。天気の良い日曜日、弘前へ遊びに行く若者たちがけっこういるみたいです。

 この駅はストーブ列車で有名な津軽鉄道の始発駅。JRの駅とは跨線橋で結ばれています。
 津軽線のホーム上では津鉄汁の販売をしているようでした。一度食べてみたいなぁ~

 シートが埋まって立ち客が出るほど賑やかになった列車は岩木山の麓をひた走ります。

 このあたりは昔からのリンゴの産地。リンゴ畑と岩木山の組み合わせはこの地方ならでは。

 「ふじ」リンゴの故郷、藤崎駅を過ぎるともうすぐ終点です。

 奥羽本線の線路が見えてきました。

 終点の川部駅に到着。この駅も無人駅になっているようで、最寄りのドアが開かず一瞬とまどっちゃいました。先頭のドアしか開かないのね。

 乗ってきた列車は弘前行きなので、この駅で折り返して南に向かっていきました。

奥羽本線  普通  川部(11:47)→新青森(12:19)
列車番号649D GV-E400系気動車(GV-E400-10+18)

 てっきり701系がやってくるかと思ったら、来たのはGV-E400系の2両編成。それも両運転台の単行用を2両つないでの運用でした。五能線用車両の間合い運用なんでしょうかね。
 車内はかなりの混雑で座れるどころではなく。ずっとドア横に立ってました。

 五能線沿線はそれほど雪はなかったけど、こちらはけっこう雪が積もってますね。

 浪岡駅から津軽新城駅にかけては津軽山地の南端、大釈迦丘陵を超えていく区間。雪雲もここで堰き止められたのか、辺り一面の銀世界でした。

 ほぼ満員の列車に揺られること30分ほどで新青森駅に到着。

 新幹線ホームへの連絡通路を抜けて新幹線改札口を通過すると、ホーム下のコンコースにはコンビニNEWDAYSや土産物店、駅弁屋などが並んでいます。ちょうどお昼時なのでワタシも駅弁をお買い上げ。

東北新幹線  はやぶさ24号
  新青森
(12:39)→仙台(14:29)

列車番号3024B E5系電車(U22編成)

 ホームに上がると見慣れたE5系が停車中。でも、乗るのは見慣れない車両♪

 帰り道もJRE-BANK特典でグリーン車にしてありました♪
 往路と違って帰りは新幹線を乗り継ぐので、特急券と座席指定券が分けられてます。はやぶさ号は仙台を出ると北関東を素通りしちゃいますのでね・・・

 E5系の普通車は乗り慣れてるしグランクラスも乗ったことがあるけど、グリーン車は初めて。やっぱり乗り慣れた普通車よりゆったりしてて快適です♪

 アサインしたのは先頭の席。足元が広くていいですねー。

 シートに落ち着いたら、さっそく先ほどお買い上げした駅弁をいただきます。

 中身はこんな感じ。牡蛎にいくらにウニにカニ・・・ちょびっとずつではありますけど、贅沢ですねぇ~
 ごちそうさまでした♪

 新青森駅から仙台駅までの東北新幹線は大半がトンネル。なので車窓の景色を楽しむことはほぼできません。
 なので、ワタシは今回の旅行の写真を持参したPCに落としてBlog用に加工する作業に専念してました。

 2時間弱で仙台駅に到着。この駅ではやぶさ号からやまびこ号に乗り継ぎます。

東北新幹線  やまびこ144号
  仙台
(14:44)→●●(??:??)

列車番号144B E5系電車(U38編成)

 仙台駅までガラガラだった東北新幹線ですが、仙台駅から急に賑やかになりました。
 新幹線を乗り継ぐ場合は特急料金もグリーン料金も通算されるので当然乗り継いだやまびこ号もグリーン車にしたのですが、お家の駅で降りるときには満席になっててビックリでした。
 ちなみに、この列車に乗車中ちょっとしたトラブルがあったんですけど、その話はまた後日に。結果的には予定どおり帰れたので実害はなかったんですけどね。こういうハプニングも旅の醍醐味ですな。

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