勝浦にて16

京葉線・外房線 特急わかしお1号
   東京
(07:15)→勝浦(08:45)
列車番号1051M E257系500番台電車 NB02編成

 昨日ふと思い立って、今日は勝浦へ潜りに行くことにしました。
 というわけで、いつものように始発列車で東京駅へ。
 前回は東京駅南通路のNEWDAYSが大混雑だったのですが、今日はそれほどでもなかったのでアッサリと朝ごはんをお買い上げ。長~い連絡通路を抜けて京葉線1番ホームへ向かいます。ここ数日東京でも最低気温1ケタ台の寒さが続いてますし先週が3連休でしたから、今日はお家でゆっくりという方が多いんですかね。
 こりゃ特急もガラガラかなぁと油断していたら、今日のわかしお1号はほぼ満席。ワタシの隣席は東京駅発車の時点では空いていたようなのですが、指定席を取れなかった方が利用されてました。次の海浜幕張駅から指定席券を持った別の方がいらっしゃって立ち退きの憂き目に合ってましたけど。
 そんな大混雑の特急ですが、いつものようにゴルフ客の目的地である茂原駅で一気にガラガラになりました。

外房線 普通  勝浦(08:48)→鵜原(08:52)
列車番号2231M E131系0番台電車 R09編成

 外房線は上総一ノ宮駅まで線形が良くかなりのスピードで快走するのですが、今日はなぜかところどころで徐行してました。結局、終点の勝浦駅には約10分遅れで到着。待っていてくれた接続する安房鴨川行きの普通列車に乗り継いで、お隣の鵜原駅で下車。ガイドさんのクルマで鵜原漁港のダイビングセンターに向かいます。
 たまたま一緒になったお客さん(彼女はDM講習でしたが。)は勝浦まで先行するこの普通列車に乗っていたのですが、彼女の話によれば茂原駅で乗客が昏倒して救急搬送されるという出来事があったそうでして。どうやら列車の遅れはそのせいだったみたいです。搬送されるときは顔面蒼白で泡を吹いていたらしいけど、ご無事だったんですかねぇ?

Point:志村ビーチ(鵜原)

2024年11月09日  気温17℃ 水温21℃ 透視度10~15m

 前回は伸ばした腕の先すら朧なほど濁っていたビーチでしたが、今日は見え過ぎて怖いほど透き通った水でした♪前回の濁りで懲りたワタシはよりによってマクロレンズ仕様でしたが・・・
 ガイドさんが指をさした先の水面近くにはビゼンクラゲさん(Rhopilema esculenta)がふわふわ。このクラゲさん、本来は瀬戸内や有明海といった暖かいトコの種類のはずなんだけど・・・黒潮に流されたのかしら?

 「今日はマクロレンズです。」ってガイドさんに言っておいたためか、ガイドさんがナマコをひっくり返しまくってカニさんを見つけてくれました。
 そういえば、ナマコマルザガミさん(Lissocarcinus orbicularis)をまじまじと撮ったのは初めてかも。

 前回潜ったときにそこかしこでトゲチョウチョウウオさんの子供たちを見かけましたが、500円玉サイズから赤ちゃんの手のひらくらいのサイズに成長してました。
 でも、まだ可愛げはあるかな。

 志村ビーチ奥には広大なイソギンチャク畑がありますが、今の時期はミツボシクロスズメダイさん(Dascyllus trimaculatus)の子供たちで大賑わいです。

 小豆サイズからパチ玉サイズの子が多いですが、中にはポテチサイズまで育った子も。さすがに沖縄で見かけるような手のひらサイズの大人は見かけませんけど、ガイドさんによればポテチサイズでも産卵行動が見られたとか。
 でもまあ、これから水温が10℃前後まで下がれば一掃されちゃうんでしょうけど・・・南無。

 数ある季節来遊漁でもダントツの人気を誇るミナミハコフグ(Ostracion cubicus)の赤ちゃん。
 クネッとした尻尾がたまりません♪
 ちなみに、地元育ちのTheハコフグの子供もこの子とそっくりなんだけど、黒いポツポツが瞳より大きいから、たぶんこの子はナンパコで間違いないハズ・・・

 岩陰でラブラブ真っ最中のヒメギンポさん(Springerichthys bapturus)。上にいるオスは鮮やかな婚姻色に染まってます。
 実は、水中ではこの婚姻色バリバリのオスしか気付いてなくて、ログ付けのときにガイドさんから「これ、近くにメスもいるんじゃない?」って言われてようやく手前のメスに気付きました(笑)

 帰り道、砂地でガイドさんが見つけたカミソリウオさん(Solenostomus cyanopterus)。なかなか珍しい爪楊枝サイズの子供でした♪

 ガイドさんはこの子の周りに石を並べてマーキングしてたけど、いつまで居てくれるかなぁ~
 マダイのマーちゃんが近くをうろうろしてたし・・・

 1本目のラストは浅場でうろうろしてたキヘリモンガラさん(Pseudobalistes flavimarginatus)の子供。
 沖縄では子供も大人も普通種だけど、さすがに寒流の影響を受ける勝浦ではもうすぐ動けなくなるんだろうなぁ~

 2本目はボート。水温はこちらのほうが高めで快適です。
 まずは「マクロ向け」にミチヨミノウミウシさん(Trinchesia sibogae)
 この子はどちらかと言えば冷たい水が好みのようで、勝浦では普通種だけど葉山ではあんまり見なかった気が。

 根回りのヒドラに大量発生したスミゾメミノウミウシさん(Protaeolidiella atra)
 勝浦では「サクラミノ」>「スミゾメミノ」>「ガーベラミノ」って順に多い気がしてたけど、ガイドさんによっては年によってスミゾメミノとサクラミノのどちらかが増えるんだとか。今年はスミゾメミノの当たり年ってトコですかねぇ。

 前回潜ったときにじっくりマクロレンズで撮りたいなーと思ってたチシオコケギンポさん(Neoclinus monogrammus)
 事前にガイドさんに「見つけたら刺さります。」と言っておいたので、チコッと放置してもらい心ゆくまで撮らせてもらいました。

 「そろそろこっちおいで~」とガイドさんに呼ばれて下に降りると、そこには前回より一回り大きくなったアカオビハナダイさん(Pseudanthias rubrizonatus)のオスが乱舞してました。

 エントリー前に「アカオビのメスもキレイだよねー」ってガイドさんが言ってたので、そちらもパチリ。
 オスはしょっちゅうヒレを広げて「撮って、撮って!」と言わんばかりのサービスぶりなのですが、メスはまったくやる気がなくて逃げまくり。こっちのほうが撮るのは大変でした。

 岩のもふもふに隠れる感じでコッチを見てたアカイソハゼ(Eviota masudai)さん。
 ひとやすみの被写体にはもってこいです♪

 根の下のオーバーハングした岩陰にいたのは、小学生サイズのモンガラカワハギさん(Balistoides conspicillum)
 本場の沖縄でもなかなかこのサイズの子は見かけないので大喜びでした☆

 ラストはムチカラマツに見事に溶け込んでいるムチカラマツエビさん(Pontonides sp.)
 ちっちゃなハサミ足がかわいらしいです~♪

 アフターダイブのランチは上総興津駅前の「ドルフィン」へ。勝浦イチ辛い「勝浦タンタンメン」を食べさせてくれるお店です。
 大昔には殺人的辛さのモノを食べたこともありますが、さすがにトシを考えて普通の辛さの黒タンタンメン(ひじきがたっぷり入ってます。)を注文。
 ま、「普通」でも周辺のお店よりはかなり辛いのですが・・・

 帰りはガイドさんのクルマで勝浦駅へ。エレベータを上がると、きっぷ売り場の横にはいつの間にかストリートピアノが設置されてました。
 帰りの特急まであまり時間がなかったのですが、せっかくなのでFF-Xの”To Zanarkand”をショートバージョンで弾き逃げしてホームへ。

外房線・京葉線 特急わかしお16号
   勝浦
(16:06)→東京(17:35)
列車番号1066M E257系500番台電車 NB18編成

 モグリの疲れが出たのか、シートに落ち着くとあっという間に夢の中。
 気持ちよく寝てたら、大声と激しい咳で起こされましてね。何かと思ったら、途中駅から乗ってきた4人組が前の席で宴会。そして2人組が後ろの席でゴホゴホ咳き込みながら大声で雑談・・・うんざりです。
 一昔前ならほかの席に逃げられたのですが、今は全席指定ですからねぇ。逃げようがありません。
 こういうことがあると、時間がかかっても普通列車のほうがいいのかな、と思いました。さすがに普通列車で酒盛りする方は(グリーン車でなければ)いないでしょうし・・・

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